光側の救世主(メシア)、闇側の抵抗者(レジスタンス)
「ハッハァ!お困りのようだねェェ!チミ達!」
光の連邦軍の格好をした軽快な男が、警戒してるダークウルフとインフェルノカイザーに陽気に話しかける。
「貴様…ッ!光の…」
「おい待てょ俺はそこら辺の正義気どりの義賊とは違うぜ???」
「おまえ何なんだマジでよぉ!!!!」
ダークウルフが大きな声を上げる。
その声がまずかった
表にいた連邦軍がその声をききつけたのだ。
「何者だ!??」
「やべぇ!やっちまた><」
「どうするんだ、ダークウルフ!」
「もうやるしかねェだろ!」
ダークウルフがシュレッダガーを取り出そうとする。
しかし先ほどの軽快な男が呪文を唱える。
「光よ、我等をその寛大な心で覆い、正しき道に導きたまえ。<ライトニング・ワープ>!!」
するとテロテロテロリン♪
三人は瞬く間に光に覆われ、次の瞬間にはその姿は消えていた。
そのすぐ後、光の連邦軍がかけつけるがそこには皆無である。
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「ふゥゥ間一髪だったねェェ!ひやひやしちゃったよ」
「ひやひやじゃねぇよ…ここどこだよ!」
「ここは俺の家…お前等、危なかったな」
どうやらインフェルノカイザー達はこの軽快な男の家の中にワープしたようだった。
「どうしてこんな所にいるんだィ、此処は光側の街。闇の住人は入っちゃァ駄目だ」
「あぁ、気付かなかった…俺等、光の連邦軍を倒そうとな…」
「いやそんなことどうでもいい!お前何者だよ」
ダークウルフが男を指さす。
男は座ってたソファから立ち上がる。
「俺の名前はタケシ!異世界の住民さ」
「異世界…?」
「あぁ、お前等は知らないのか。この世界は光と闇の二極化だと思ってるみてーだがそうでもない。この世界にはいろいろな世界があってな…それらを総称して異世界ってゆーんだょ。俺は光の連邦軍のふりをして此処であいつらの情報を集めてたんだ」
「ほお…。で、なんで俺等を助けた?」
「ククッ…実はあんたらの国の方から、伝言を頼まれてな…」
タケシが机の中から手紙を取り出す。
「ほら読みねィ」
「ああ…」
インフェルノカイザーは折りたたまれていた手紙を広げた。




