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闇空  作者: 闇の使徒インフェルノカイザー
第十章 ~渦巻く暗雲~
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本気(ガチ)

「意外と軽いんだなァ!幹部の力ってヤツも!」


インフェルノカイザーの右腕からは先程までとは比べ物にならないほどのオーラが放出されていた。



「…今までの攻撃はすべて此方の出方を伺うための陽動だったと言う事か」


「その通りだ!もうお前の力は見切った!こっからはガチでお前をデストロイ!!」


そう言うとカイザーは地を蹴り勢いよくカプリコへと突っ込む。

カプリコもオーラを集中させ迎撃体勢を取る。


「【フォーカスアロウ】」


「ヤミノマァ!!」


光と闇のオーラが交じり合い、辺りに衝撃波が飛ぶ。そして混ざり合った技は爆発を起こし辺りに煙が立ち込める。



「ガントレットォ!!」


煙の奥からカイザーの攻撃がカプリコを襲う。カプリコはオーラを手に集中させ受け流すように防御した。



「まだまだァ"!!!」


ボッボッボッボボ!!!


「グ…速い…!」


カイザーの右腕が休む暇なくカプリコを襲う。その勢いに飲まれたカプリコは徐々に攻撃を食らい始めていた。



「うおおおお!ガントレット・グレネイドォオオ!!!!!」


秒速120発…と言ったところか。インフェルノカイザーの右腕がカプリコの身体へと怒涛の如く襲い掛かる!!



「グゥッ…ハァアアアアアアアアアア!!!!」



カプリコはなすすべも無く、カイザーの無数の鉄拳に飲み込まれた。もはや跡形も無くカプリコの身体は吹き飛んでいた。




「…やったぜ…!」









「と、思うじゃん?」



そこには牡羊座の幹部、カプリコが居た。そう今倒したハズの…



「ッな…!?」


「今のは分身だ。『そちらの出方を伺う為の』な」



カイザー、驚愕。

実はカプリコはカイザーのオーラで吹き飛ばされた際、咄嗟に分身を召喚して入れ替わっていたのだ。




「さぁ…ショータイムだ…」


カプリコは全身からより膨大な光のオーラを出しながらそう言う・・・。


ガチピンチ!!



----------------------------------------------



「闇魔法!ダークストーム!!」


「闇魔法…ダークネスブレス!」



ギュオオオオ!!!



ダークウルフ、ファルの魔法攻撃がぶつかり合う。

周りに闇のオーラが充満し、衝撃が起こる。



フファ…



しかし魔法同士は相殺し、消えてしまう。



「ッチ!やっぱ闇属性同士じゃジリ貧か」


「攻撃なら任せろー!!」


バリバリ


ここぞとばかりにエルリークが龍のオーラを弾けさせる!



「ドラゴン拳!爆竜パンチッ!!」


ッシュ!


しかしエルリークの攻撃は避けられる。



「クソ、すばしっこい野郎だぜ」




「本来貴様等に構っている暇は無い。ここで死ね…」


そう言うとファルの両手に闇のオーラが集まる


「闇魔法!ヘルファイア!!」


ファルの手より煉獄の炎がウルフとエルリークへ向け放出される。その温度、摂し600℃…



「ドラゴン拳!ドラゴンブレス!!」


エルリークも龍のオーラを放射し、ファルの攻撃とぶつかり合う!

闇と龍のオーラが交わり辺りにブリステェンエネルギーが拡散!



ドゴオオオオム!!



そして大爆発





「ゲッホゲッホ…意外とやるじゃねぇか…」


「闇同士じゃジリ貧…ハゲのドラゴンの力とは互角…。めんどくせぇな」


煙の中でウルフは打開策を練っていた。さっさとファルを片付け、一刻も早くインフェルノカイザーの援護に付きたかったのだ。



「"あれ"やってみっか…!」


そう言うとウルフは煙の中から脱し、ファルへと走り出した。


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