立ち向かうレジスタンス
「そこでやってんのは拷問って奴か?光の連邦軍は随分手荒な事をやっているんだな?」
ダーク・ウルフは男達に言い放つ。
男はこちらに体を向け
「あぁ?これは拷問じゃない、正義だ」
「正義…?」
「あぁ、コイツは闇のスパイなんだ。そして我が光の連邦軍の拠点の一つになっているこの街に潜入し、情報を闇側に流してんのさ」
(何ッ…!?光側の街だったのか、ここは)
それで道行く人々がこちらに視線を向けるのも納得がいく、インフェルノカイザーは光側の勢力がどんどん大きくなっていくことを間近に感じた。
「正義…?よくその口が言えたもんだ。お前は光でもなんでもない、ただの外道だ」
「あぁ?光の連邦軍に口出しするたぁ、お前も随分命知らずな奴だ。教えてやるよ」
二人の男が光のオーラを出しつつ言った。
「貴様等が命知らずだ。今ここで貴様等の骸を叩きつけてやる」
ダーク・ウルフが闇のオーラを出しながら言う。
その途端、二人の男の顔つきが変わった。
「貴様…闇の住民か!!!」
「それでコイツを庇ったという訳か。なるほどな…」
「あぁ?いちいちうるせぇな。暗黒波動拳ブラックアウトショット!!」
ダークウルフが拳からショットガンのように闇のオーラを放つ。
「ライトニングイレイズ!!<光はその輝きを持って己の闇を討払う>」
「無駄だ。闇は全てを飲み込むんだよ」
男が光のオーラでダークウルフのオーラをかき消そうとするが、ウルフのオーラの方が勝っていた。
男はいともたやすく闇に飲まれる。
「フェード・アウト…」
男は全身が闇に飲まれ、消え去る。
「クッ…貴様…許さん!」
もう一人の男が光剣を両手に構え、ダークウルフに向かって突っ込む。
「馬鹿がもう一人死にに来たか!」
ダークウルフの両足が闇のオーラで充満していく。
「疾闇二脚!ダブルフットターニング!」
「光剣よ、唸れ!!闇討斬!!」
ガキィィイ!
ウルフの右足の裏が光剣の刃を受け止める。
「足で…!?止めただと…!?」
「正しくはオーラで止めた。ハァッ!!」
ウルフが右足を強く押し出し、光剣は宙を舞い、男の後ろに突き刺さる。
そして、左足―
ドゴオオオオッ!
もう一人の男の、腹部にクリーンヒット。
男は白目を向いてバタリ、と倒れた。
「ケッ、雑魚が」
「流石ウルフ…強い」
「まぁな…(ドヤッ」
続




