bot戦
カイザーは闇ジムで受け付けをしていると、ジムに居るいろんな人がカイザーをジロジロと見ていた。
(うわぁ!カイザー様だぜ…ヒソヒソ)
(光を征伐しに行ったんじゃなかったっけなぁ?どうしてこんな所にいるんだ…ヒソ)
(やっぱあの髪型…カニみたい)
「一時間ポッキリコースでお願いします」
「はい」
インフェルノカイザーは内部の練習場へと入って行く。
練習場には何名かが闇のオーラを放ち、特訓に励んでいた。
「はっ!ダークウェーブ!」
「闇の炎!ダークネスインフェルノウ」
「皆やってるなぁ!よし、俺も…ハァッ!!!真闇!」
ドッバアアアアアアアアアアアアアアアアアア
インフェルノカイザーが火山の噴火の如くオーラを放つ。周囲は勿論驚きを隠せない。
(ええーーっ!?なんだあのオーラ量!!?)
(圧倒的すぎる…!?まるで此処にいる奴のオーラがチリみたいだ…)
「ハアアアアッ!!ヤミノマァ!!!」
カイザーは的にヤミノマを放つ。
ヤミノマは的ごと飲みこんで、ジムの壁に穴を開けた!
(すげええええっ!)
「2割程度でも壁が壊れるのか…。まぁいい。次は覚醒―バースト―だ!」
カイザーの指輪が光り出す。
ドオオオオン!!!!!
更に闇のオーラがもうなんというか理科室の水道の勢いくらい出てきた。
(なんて凄いオーラ…!!良く見るとあのひと…)
(インフェルノカイザー様!?どうしてこのような場所に)
「燃えてきたぜ?!黒刃絶剣ダークネストルジア!!行くぞ!」
シャキイン!!!
「ハァッ!!!」
カイザーが闇のオーラを放ちながら剣を的に大きく振るった!
しかし、的には何ら変化は無かった。
「…フッ」
カイザーが剣を下ろす。
他の人は不思議に思い的に触れた。
その瞬間―
ボロリンちょ
「あっ!」
的が粉々になって崩れた…。
「!?!」
「どういうことだよってば…」
「…これは推測だが…奴はあの間に的を斬りまくったのではないだろうが…。しかも…光の如く速さで」
「えっ!?」
「すげぇ…まさに神レベルだ…。流石インフェルノカイザー様」
周りから驚嘆の声が上がる。それもそうだ、インフェルノカイザーは先の冒険で覚醒につぐ覚醒を繰り返してきた。
もはや強さは魔界でも上位。この伸びでは魔界最強も時間の問題である。
(久しぶりに運動して身体がイイ感じになれた…。闇オーラも調子がいいし、今の調子なら行けるぞ)
インフェルノカイザーは闇オーラを閉じ、ジムを去ろうとした。
すると…
「流石ですなぁ!インフェルノカイザー様」
「???」




