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闇空  作者: 闇の使徒インフェルノカイザー
第十章 ~渦巻く暗雲~
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ダークパワー・エナジードレイン

インフェルノカイザーがDDT襲撃の任を受けた日の翌日。

インフェルノカイザーは部屋で任務への準備をしていた。



コンコン


「バシリアでございます。少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか?」


「バシリアか。ああ、入ってくれ」


インフェルノカイザーは手を止めうけ答える。



「失礼いたします。DDT襲撃の件、お耳に入っております。なんでもあのファル氏の策だとか…」


「ああ、ファルの策だ。それがどうかしたのか?」


インフェルノカイザーはバシリアの言葉に疑問を抱く。



「…ファルと言う男…なにやら黒い噂が絶えない男でして…。王宮内に関わらず我々空挺部隊にも噂は流れております」


「俺も奴の話は聞いてる。だが俺は次期闇の世界の覇王になる男だ。そんな噂話なんかに縛られはしないさ」


インフェルノカイザーは手をパキポキと鳴らしながら答えた。



「フフ、私の杞憂でしたね。ですが気をつけることに越した事はありません。御武運、お祈りいたします」


そう言うとバシリアはインフェルノカイザーの前で手を組み一礼。

その後布が巻かれた棒を取り出した。



「なんだ?それは?」


「これは魔皇帝アンドレイ様が急遽宮廷の鍛冶職人に造らせた剣です。一晩でやってくれました。」


バシリアは布を取り、鞘に入った新品の剣をインフェルノカイザーに手渡した。



シャキン…


「これは…!」


インフェルノカイザーが剣を抜くとオーラに呼応し、刀身に赤いラインが入る。オシャレ。



「『黒刃絶剣ダークネストルジア』でございます。なんでも切っ先にダーク・ハザード・カブトが止まっただけで真っ二つになったとか…」


ダーク・ハザード・カブト…闇の世界の森林に生息するカブトムシ。

強靭な角と強固な装甲を持ち、個体によっては闇のオーラを操ると言う天然記念物だ。天然記念物に認定される前は闇のオークション(略して闇オク!)にて12000000000Gの値が付いた事もあった。




「バシリア、ありがとう!じゃあ入ってくるぜ!」


「いえいえ。礼には及びません。闇の加護があらん事を…」


インフェルノカイザーは剣を背負い、勢い良く駆け出した。



「…よし。あの塔の秘密…暴いて見せる!」


インフェルノカイザーは黒刃絶剣ダークネストルジアを装備し、そして心に帯を締め、DDT襲撃に向け準備をする事にした。

DDT襲撃はこれより3日後に行う予定だ。


「久しぶりに、あの【ワザ】を使ってみようかな…」


インフェルノカイザーは何やら試そうとしていた。

インフェルノカイザーは闇ジムへと足を運ぶ。


※闇ジムとは…魔界にいくつか存在するジムで、そこでは闇の技を試したり、練習したり色々闇オーラについて鍛えられるジムだ!

魔界にはジムが8つあってジムの頭である闇リーダーを8人倒すと魔界特製の闇Tシャツ(背中に大きく闇と書かれている。結構ださい)が貰えるが、インフェルノカイザーはそんなものには興味が無かった。


「闇ジム…久しぶりだ、このにおい…腕が鳴るぜ!」


インフェルノカイザーはそう呟くと闇ジムへと入った。

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