正義と言う名の暴力
「とりあえず休むと言っても、まだ夕方だ。時間もあるし、俺は買出しにでも出かける」
インフェルノカイザーはそれまで寝転がっていたベットからひょいと起きた。
「そうだな。ついでに連邦軍の情報も集めておきたいところだし、俺もついていく」
ダークウルフも立ち上がる。
「俺は此処にいるぜ、正直疲れたんでな」
「わかった。じゃあウルフ行こうか」
「おう…」
二人は宿屋を後にした。
「この近くに店ってあるか?」
「ここから300m先に【威怨】というショッピングセンターがあるらしい。そこにいこうと思う」
「ほう、ショッピングセンターなるものがあるとは…やはり都会だな」
クク、とウルフは不敵な笑みを浮かべた。
二人が威怨に向けて歩き出そうとしたら
「うわあああああっ!」
路地裏の方で断末魔が聞こえた。
「何が起きたんだ」
「行ってみよう」
二人は路地裏の方に行くことにした。
「ほんっと何もやってないんすよ!マジ勘弁!」
路地裏の方では男が壁にもたれこんだ状態で二人の男に必死に訴えていた。
しかし二人の男のうちの一人は
ドゴショォ!
男の腹に蹴りを入れる。
「うるせぇ、お前が闇の住民だって事はとっくに分かってんだ」
「光側になりすましたって無駄なんだよ、おまえ闇側のスパイなんだろ?分かったらさっさと吐けや」
もう一人の男が持っていた煙草を男の左手に擦りつける。根性焼きである
「インフェルノペイン!<地獄の業火の苦痛>」
「ぐあああ…」
「あ"あ"AAAAあェ!いいねェ!!!その叫びィ!!!!」
男は苦痛の叫びをあげ、それを男たちは楽しんでいる。
「さあ、吐いちまいなよぉ、楽になるよお?」
「ぐ…だから知らないと…」
「しらばっくれてんじゃねェよ!!!肋骨下突拳<MI ZO O CHI>」
グシャアアア!!
「あっ・・・!」
「なかなかしぶてぇ野郎だ。次は指行こう」
「へっへ!!薬指をもいでやるよ!!!」
「待て!」
その時、二人の男が現れる。
闇の覇王(仮)インフェルノカイザー。
そしてシュレッダーの化身、ダーク・ウルフである。




