覚醒が覚醒で覚醒になる
「ダークスピア!!!」
シャシャァ!!
「ドラゴン拳!斬斧龍波斬!!!」
ズァアア!!!
ダークウルフとエルリークの猛攻が始まった。
二人の攻撃は以前よりもスピードとパワーが格段にアッパー補正がかかり、修正パッチはよと言わんばかりである。
『ぐぉおおおおおおあああ!!!』
「すげぇぜ!あのじいさん神だわ!!!」
「闇じいさん神的にいい人だから!!」
二人は掌を反したかのように『永久の闇』をベタ誉めしつつもインセクト・エンペラーへと猛撃を浴びせる。
「決めるぜ!ハゲ!」
「おお!ドラゴン拳・・・!!」
エルリークは全身に龍のオーラを右腕滾らせ、一気に開放!!!1
「破壊竜神波!!!!」
ズドゴオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!1
『ぬわあああああああああ』
圧倒的な龍のオーラがインセクト・エンペラーを飲み込み、滅ぼさんとする。
「俺も忘れんなよ!!漆風迅!!」
瞬間、ダークウルフの姿が消え去る。そしてつ日の瞬間にはインセクト・エンペラーのうなじへと"翔"んでいた。
そしてダークウルフがナイフをひと振り。
ゾバァ!!
-Critical hit-
『がは・・・ァ・・・』
ダークウルフの一撃により地に堕ちるインセクト・エンペラー。
「今の俺なら・・・ヤミノマ行けるわこれ!!」
「おう!やったれウルフ!!」
そう言うとダークウルフは自身のオーラを集中させ、放つ!
「ヤミノマァアアア!!!!!!!」
ゾォオオオオオオオオオウ!!!
インフェルノカイザーとはまた、見た目の違うヤミノマがダークウルフの両手から発せられた。
インフェルノカイザーのヤミノマがショットガン・・・レミントン・・・M870ロングバレルのような散弾型とすれば、
ダークウルフのヤミノマは竜巻を打ち出すかのような形状であった。
漆黒の竜巻-ヤミノマ-はインセクト・エンペラーを飲み込み、闇に飲んだ・・・。
「グ・・・さすがにこの量の闇パワーはまだ俺にはキツいぜ・・・」
「やるじゃねぇかウルフ。グッジョブb」
ヤミノマを放ち、膝を付くダークウルフへと手を差し伸べるエルリーク。
その手は大きく、力強く、そして若干汗ばんでいた。臭い。
「うっは!俺たちメッチャ強くなってるジャン!?」
「ああ!今ならたぶん連邦潰せるぜオイ!!」
二人ははしゃぎ、勝利を喜ぶ。
だが、次の瞬間、二人は何かを感じ取った。
ゾ ァ ァ ・ ・ ・
ダークウルフとエルリークは今まで感じたことも内容な気配・・・否、殺気とでも言うべきだろうか。
その殺気を感じた二人は瞬時にバックステプッで倒れているインセクト・エンペラーから距離を置く。
そしてその刹那―
ゾゴン!!!!!!
先ほどまで二人が立っていた場所がえぐり飛ばされていたッ!!
「・・・!コイツ・・・!?」
「なんだ・・・この力は・・・!??」
二人がインセクト・エンペラーの方を見ると今まで見たこともないオーラを放った巨大生物・・・そう、インセクト・エンペラーがいた。
『コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス』
「何言ってんだコイツ・・・頭おかしい・・・」
「冗談言ってる場合じゃねぇぞウルフェ・・・。この前のクリスなんとかの比じゃねぇ・・・。アカンでぇ・・・」
二人が怯んでいるとインセクト・エンペラーは第二撃を繰り出そうと巨剣を振りかぶった。




