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闇空  作者: 闇の使徒インフェルノカイザー
第七章外伝 ~伝説の山菜と龍の秘奥義~
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飛翔する禿

翌日。


鳥のモンスターの群れを一掃したダークウルフ、エルリークの二人は偶然見つけた洞穴で休息を取っていた。


「洞穴があって助かったな。幸い食料も木に生ってる木の実でなんとかなった」

「ああ。そんじゃあ、山菜集めでもしますか」


エルリークは焚き火を脚で踏み消し、自身の斧を担いだ。

洞窟から出ると既に日は登っていた。時計は無いが日の位置からして10時過ぎくらいだろう。


「昨日は西の方を探索してたから今日は東の方へ行こう」


二人は東の方角へと進んだ・・・。











3時間後…





「なかなか集まんねぇな」

「採取クエストはクソ」


二人は愚痴を吐きつつも山菜集めに没頭していた。

籠には徐々に山菜が溜まっているものの、それに合わせて重くなる籠が腰に来る。


と、その時



ズ ゴ ゴ ゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ



「うおお!?」

「昨日よりでかい地震だな」


謎の地震が再度大地を揺るがす。

作られた空間での謎の地震。いったい原因は何なのか、ダークウルフは考えていた。


「ウールフ!!あぶねぇ!!!」

「・・・っは!」



ドゴォ!


地震の影響であろうか。突如木がダークウルフめがけて倒れてきた。

そして颯爽と救援するエルリーク。


「すまん!助かったぜ!」


「ボサっとすんなよ」



二人は周りを警戒する。同時に二人は何か嫌な予感を感じ取っていた。




ガッサガサ!


その瞬間、草むらの奥から猪のようなモンスターが飛び出してきた!!


「モンスター!?でかいな・・・」

「どうやらコイツ一匹みてぇだな・・・。片付けちまおうぜ!ウルフ!!」


ゆうに4メートルはあろう体格の猪。そしてその猪へと戦闘を仕掛ける一人のハゲ。



「オラァ!!」


エルリークの斧が薙ぐように猪を強襲!


だが・・・



「ぶもおおお!!」


「こいつ!早い!!」



バゴッスウウウウウ!


エルリークの攻撃より速く、猪はエルリークへと体当たりを繰り出す。

攻撃を受けたエルリークはたまらず吹き飛ばされる。


「エルリーク!!くそ!!闇魔法・・・」


「ブモオオオオォ!!!」


ダークウルフが攻撃しようとすると今度はダークウルフへ向け猪が猛進する!

だがダークウルフは瞬時に詠唱を中断し、飛びのき回避する。



「コイツ・・・巨体のわりになんて俊敏さだ・・・」


「ぶおおお!!!」


体勢を立て直した猪は再びダークウルフへと突進を開始した。



「だが・・・」


シュン!



ズバァアアア!!


「速さなら俺のほうが上だァ!!!!!」


ダークウルフは瞬時に横へとステップ。そして猪の横腹へと斬撃をくりだした!

横腹に攻撃を食らい、怯んだ猪はバランスを崩し転倒する。


「今だ!闇魔法!ダークネス・ストーム!!!」


漆黒の竜巻が猪を飲み込んだ・・・!

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