双子座陥落
インフェルノカイザーはエルリークに闇の瞑想を送る。使い古しのボロ雑巾みたいなエルリークは、新品の雑巾くらいにはなった。しかしまだ雑巾である。
「それにしても…インフェルノカイザー、どうやってあいつの肩にガントレットをぶちこめたんだ?」
「え?あぁ…あれはな」
--------------------------
「クッ…ダークグラビティじゃ槍を避けきれないし…このままじゃ槍に当たるし…」
インフェルノカイザーは吹っ飛ばされながら考え続けていた。
しかし槍は待つ時間を与えてはくれない。秒速3m程で距離を詰め、カイザーの身体を貫かんとばかりにしていた。
「このままじゃァ乙だよ!乙…落ちる…ハッ!」
カイザーは右腕に闇のオーラを溜める
「グラビティス!」
ズウン…
突如、カイザーの身体が鉛のように重くなる。するとどうだろう
ドスウン!!
槍がカイザーに当たる瞬間、カイザーは地面に凄まじい速度で叩きつけられる。
カイザーの背中には通常ならばエターナルな痛みが生じ、背骨はぶち折れ所だがダークウルフの闇オーラ+自身の覚醒オーラによって少量の痛みで済んだ。
地面にたたきつけられた直後、槍はインフェルノカイザーの真上を通りすぎ、地面に激突する。まるでジェット機が着陸するかのように。
凄まじい砂煙が上がり、カイザーは砂煙に飲まれてしまった。
「チッ…黒転移」
シュンッ
カイザーがワープしたその先は、ダークウルフのその背後。
【ここで死ぬが良い】
クリスチャンは槍を振りかざそうとする。
その目つきは、チャンの残虐さ。そして手つきはクリスの的確さ。
しかし、彼等はダークウルフだけを見ていた。インフェルノカイザーは素早く闇のオーラを溜め、全力で地を蹴り、ガントレットを肩に炸裂させた。
---------------------------------------
「まぁ、こういう訳だよ。でもエルリークが肩にダメージ与えて光オーラを弱めてなきゃアイツはまだ死ななかったと思うな」
インフェルノカイザーは瞑想でエルリークの傷を癒しながらそう言った。
「マジか…。どれほど固かったんだあいつは…」
「幹部でこの実力だ…。光の連邦軍…相当な力を持っているだろう…。俺達も今以上に頑張らなきゃな!」
「あぁ」
インフェルノカイザーはダークウルフと改めて闇のモチベーションを上げた。
しかし、彼らの戦いはまだ始まったばかりである…。




