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闇空  作者: 闇の使徒インフェルノカイザー
第一章 ~闇、それは早すぎた力(チカラ)~
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失われた同胞、その瞳は何を語る

「やぁ、エルリーク。今日も庭掃除かい」


此処はブーメランパーク。デスデザートよりも南方2kmの所にある小さな町だ。

此処の町は光と闇のどちらにも属さない中立国である。

その為さまざまな人種(闇の人物や光の戦士、異世界住民)がこの都市を行きかっていた。

エルリークはここブーメランパークの地元民でもあり、町一番の斧使いでもある。

そんなエルリークは今庭掃除中だ。


「ああ、庭の手入れは俺の生活の一部さ」

「ハハッワロ、まぁ庭掃除もほどほどにするんだな」


町の住民とたわいもない会話を交わし、エルリークは新しく新発売された斧「NOKO-世紀末斧-832」を購入しようとしていた。

町の外れにある「武器ショップ」にエルリークは足を運ぶ。


「おいおっちゃん斧ひとつ」


「やァエルリーク今日も元気だね」


店主は奥から斧を持ってきながら言った。


「5290Gです」

「ありがとう」


エルリークが斧を受け取ろうとしたその時!


ぴーボボボボボボボボボボン!!


レーザービームが店を粉々にした。


「!!!」


エルリークは炎に包まれた…!


「クッ!新風斧斬!」


エルリークの斧が疾風を作りだし炎をかき消す。


「一体何が起こったというんだ?」

「クックク…名乗る必要もない」


「なんなんだお前!どうしてこんなこと…」

「どうして?そんなこと決まっているだろ。この町は光の連邦軍のモノとなる。永遠にな!束縛の綱!」


何者かはエルリークを極太な綱で縛りあげる。


そう言い何者かはその光線銃で町全てを焼き払った。

24分後、町は跡形もなく無くなっていた。

エルリークは何もできなかった…。


「ク…っそおおおおおおおおおお!」


エルリークはどうして何も自分はできなかったんだと後悔し、ただただ声を上げることしかできなかった


「片付いたし『ザルコヴィッチ』様に報告だァ!ククッ!さよなら、ここは光連邦軍の拠点とさせていただくよォ!!」


コポォォォォ…


何者かはその言葉を残し姿を消した。


「許せない…」


エルリークの感情は怒りと憎しみによって支配された。


~~~~~~~~~~~~~~


「俺はコイツを倒すために此処まで来たんや…」

「なんだと?」


「ハハッ!確かお前、あの時の生き残りかァ!面白い。貴様もあの時のようにしてやるよ」

「…貴様に…何が分かるというんじゃああ!」


エルリークは勢いよく襲いかかる。


「よせ!エル…」


バシュウウウ!!

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