プロローグ:本当に彼女たちは幸せでした
最後の曲が終わり、会場は熱気と歓声、そして悲鳴にも似た感謝の叫び声でいっぱいでした。
MC用にライトアップされたステージに、アイドルたちが列を成して並び立ちます。それぞれがメンバーカラーの衣装を着ていたり、フリルが多めにあしらわれていたりしたので、その光景はさながら花の楽園のようでした。
全員が隣の子たちと手を繋ぎ終えたのを確認したあと、センターの子が一歩前に出て、マイクなしで声を張り上げます。
「私たち、イルミネイトガールズがファイナルライブを終えることができたのは、皆さんがいてくれたからです!」
スピーカーを通さない生の声は、しかしはっきりと私がいる一番後ろの席まで届きました。ここにいる全ての観客が、その声を一言たりとも聴き逃さまいと、鬼気迫る表情で彼女たちを見つめています。
そしてスコールのような紙吹雪の中、最後の挨拶が会場に響き渡りました。
「15年という長い長い月日の間、応援いただき本当に……!」
「「「「「ありがとうございましたー!!!」」」」」
こうして、アイドル育成ADVソーシャルゲーム『きらめき!イルミネイトガールズ』は、15年の運営に幕を下ろしたのでした。




