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サ終済みソシャゲアイドルたちは、もうライブなんてしたくない!  作者: 空清水紗織
第01章:もうライブなんてしたくない!
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プロローグ:本当に彼女たちは幸せでした

 最後の曲が終わり、会場は熱気と歓声、そして悲鳴にも似た感謝の叫び声でいっぱいでした。

 MC用にライトアップされたステージに、アイドルたちが列を成して並び立ちます。それぞれがメンバーカラーの衣装を着ていたり、フリルが多めにあしらわれていたりしたので、その光景はさながら花の楽園のようでした。

全員が隣の子たちと手を繋ぎ終えたのを確認したあと、センターの子が一歩前に出て、マイクなしで声を張り上げます。

 

「私たち、イルミネイトガールズがファイナルライブを終えることができたのは、皆さんがいてくれたからです!」


 スピーカーを通さない生の声は、しかしはっきりと私がいる一番後ろの席まで届きました。ここにいる全ての観客が、その声を一言たりとも聴き逃さまいと、鬼気迫る表情で彼女たちを見つめています。

 そしてスコールのような紙吹雪の中、最後の挨拶が会場に響き渡りました。


「15年という長い長い月日の間、応援いただき本当に……!」

「「「「「ありがとうございましたー!!!」」」」」


こうして、アイドル育成ADVソーシャルゲーム『きらめき!イルミネイトガールズ』は、15年の運営に幕を下ろしたのでした。


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