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酸素残量、あと三〇分

作者:妙原奇天
 地底シェルターの制御室で酸素残量は「あと三〇分」。流量ログは“誰か一人が吸いすぎている”と示す。三人は互いの呼吸だけを手がかりに、嘘、罪、告白を吐き出していく。残り時間とともに理性は剥がれ、最後に残るのは一つの選択――誰の息を止めるか、あるいは自分の息か。

主な登場人物:
 ・相沢 灯(あいざわ ともる)— 設備保全担当。冷静に見えるが、実は過換気症候群の既往。耳が良く、音で機械の異常を聞き分ける。
 ・三嶋 沙耶(みしま さや)— 医療オペレータ兼バイタル監視。かつて外で娘を失った過去を隠す。小型の酸素濃縮パックをポケットに忍ばせている。
 ・鴫原 迅(しぎはら じん)— 代行管制官。規範第一だが、非常時訓練での判断ミスを抱える。規律のためなら切断も辞さないタイプ。

舞台設定:
 海底由来の断層帯に設けられた第12地下シェルター。制御室は6畳ほどの密室。個人吸入ライン×3、共用循環×1、CO₂スクラバーは片肺。酸素残量の数値表示と残分カウントダウン。地上との通信は断。
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