表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/45

●いぬうと様 ベイビーアサルト~撃墜王の僕と、女医見習いの君と、戦艦の医務室。僕ら中学2年生16人が、その夏休み40日間になしとげた人類史に刻む偉業。を読んで性癖認定しちゃいました。後編

挿絵(By みてみん)

文学フリマ等の即売会で販売している同人小説版の表紙絵です。

作品をイメージしやすいように参考までに掲載します。

デジタル総作画は町田様、原画は当サークルのSanmAです。

◎今回の読書会作品

 いぬうと 様

 ベイビーアサルト~撃墜王の僕と、女医見習いの君と、戦艦の医務室。僕ら中学2年生16人が、その夏休み40日間になしとげた人類史に刻む偉業。「救国の英雄 ラポルト16」の軌跡~

 (小説家になろう)


◎今回の読書会参加者

・加納友美 

 動物と話しが出来る大学一年生。

 どんな状況や作品にも、なりきりスキル発動により対応可能。

・カメの亀頭カメッチ(メス)

 友美さんの家で暮らしていた下ネタ好きのカメ。教育係でもあった。解説役。

・タヌキのポコッチ。

 野生のタヌキ。次々と死んでいってしまった赤ちゃんタヌキの最後の一匹を、人間の男の子に託した、ちょっと天然タヌキ。



 後編です。


 「友美が赤ちゃんプレイとか性癖の話ばかりしてるから、改めてこの作品を紹介して、ポコチさん。」


 「…………」


 カメッチは散々語っていたにも関わらず、全責任を私に転嫁。そして口の周りにヨーグルトをたくさん付けながら、ポコッチにあらすじを言う様に促しました。


 「わかったわ、亀頭さん。この作品は近未来、女性ばかりが産まれて、男性の出生率が低いウィルスに見舞われた国を舞台にした、SF作品ね。そして選ばれし一人の男子と十五人の女子が戦艦に乗船する……ちなみに全員中学二年生ね。その子達による、戦闘あり、ラブコメありの青春物語よ。そしてこの作品は作者様のベイビーアサルトシリーズと言う、世界観を共有する全五部構成の物語の一部なのよ」


 「すごいよね!」


 「そうね。この作品は世界観の設定、作品内の特殊能力や医療、機械工学的な設定が細かいのよ。だから一言では説明出来ないわ。て言うか序盤の主人公が動けなくなって哺乳瓶で栄養を飲ませ様とするコメディタッチの掛け合いのシーン。そして戦いや設定語りとも言えるエピソード……中途半端な事がない、メリハリがきっちり区分けされている作品だと思ったわ。私はこう言う作品内の設定を把握するのが好きだから、たまらないわ!」


 「亀頭さん!友美ちゃん!私、今思ったんだけど、性癖認定禁止とか、おふざけ的なシーン、設定語りだから逃げろ!とか、凄く私達読者の先手を撃ってくれて、それがすごく楽しいわ!」

 

 「ポコチさん。それは作者様も感想の返信で仰っていたけど、好きにやってるって。だから、この作品を読んでる奴ら!俺についてこい!みたいな作者様の心意気を感じるわ。それがすごく楽しいの。そしてその期待に答えて、設定に矛盾がないから、私はこの作品は安心して読めるの!友美はどう思うかしら?」


 「カメッチの言ってる事わかるよ!女の子がたくさん出てくるからハーレム物?とか思ったけど違うしね!所々が多くの作品と違うから、不思議な作品でもあるよね!」


 「土台となるしっかりした文章力がある。設定も練り込まれて、作品にきっちり落とし込まれている。オリジナリティも高い。ほんとに奥深い作品で、噛めば噛むほど、色々な味が出るスルメの様な作品だわ……そして私がこの作品一番の神回と思ったのは、幕間の【6組の鳴沢さんⅡ】よ」


 「作者様も一番好きって書いてあったよね!」


 「このエピソードはほんとに良かったわ。女の子の揺れる心境の変化と女性視点での語り口調がウルウルきちゃったわ。この回だけ、本格的恋愛小説みたいな印象よ」


 「私も思いました……。私が預けた子供にも謝りたいわ……グスン……」


 ポコッチは、野生で暮らしている時に10匹の子を産みました。しかし、旦那さんが直後にいなくなり、食料不足で母乳も出なくなり、次々と目の前で子供が死んでいってしまいました。

 そして最後に生き残った子供を、昔優しくしてくれた人間の男の子に託したい……。その相談を受け、実現させたのが私との出会いでした。


 「ポコッチ泣かないで!!大丈夫だよ!子供は多分元気に暮らしてるよ!」


 「ありがとう。友美ちゃん……」


 「チン……じゃなかった、ポコチさん、大丈夫よ。友美の言う通り元気に暮らしてると思うわよ」


 「ウウッ……亀頭さんも、ありがとう」


 「…………」

 (カメッチ……このタイミングで、その言い間違えは……チンのあと言ったら、大クレームでポコッチが本当に読書会出禁になるよ?)


 「じゃあ改めて、友美、ポコッチンさん……ごめんなさい、いい間違えたわ……ポコッチさん。続き読みましょ」


 (…………ギリギリアウトだよ……カメッチ、あなた全然反省してないね……それどころかポコッチの事、馬鹿にしてるでしょ?)


 私達はその後、朝までこの作品を読みワイワイと語り明かしていました。



作者 いぬうと 様

今回はありがとうございました!


今回の作品へはこちらからどうぞ!

https://ncode.syosetu.com/n0157hn/


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点]  この度は拙著をご紹介いただき、ありがとうございます。  自作品のキャラが作品語りをする、というのが新鮮ですね。しかも回ごとに登場キャラが違う――拙著ベイビーアサルトにカメッチとポコ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ