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そして、アドレーヌは眠る。  作者: 緋島礼桜
第一篇   銀弾でも貫かれない父娘の狼
56/359

54話








*****






ディレイツ事件について




 <ディレイツ事件の全貌>

 首都より南西に位置するカラメル街道(旧スラム街道)近辺においての放火、爆破、兵器使用による破壊工作。

 死傷者の報告は無い。

 罪名は『兵器所持法違反』による『兵器所持罪』『器物損壊罪』



 <ディレイツの実態について>

 複数人に及ぶ武装集団と推測されていたが、実態は元闇ギルドの中核とされたグレイ・バスティン(通名・ジャスミン)という女性一人の存在とされる。



 <犯行動機について> 

 自身の過去への清算だったと推測される。



 <アーサガ・トルト氏(通名・漆黒の弾丸)との関連性>

 アーサガ・トルト氏との関係は皆無とされる。

 尚、ディレイツはトルト氏に襲撃の際、

目撃されたため執拗に狙っていたものと断定。

 格たる証拠は無いものの、トルト氏の証言より確定。



 <ディレイツの行方について>

 事件収束に伴い、消息不明となっており現在追跡調査中。



 <備考>

 今回の事件においてアーサガ・トルト氏とディレイツは無関係とされる。

 二度に渡る基地脱走についても、ディレイツによる脅迫を受け、アーサガ・トルト氏が独断で行ったものとされるため、彼の罪は情状酌量の余地があると思われる。

 尚、目撃者の証言の下、犯人との接触を試みたトイラ・ハイリ第11部隊副隊長の独断行動の処分は、半年間の減給及び口頭による厳重注意とする。

 


今回の事件において、決定・処分等の権限は全て私こと、第11部隊隊長ダムシン・ブムカイが受け持つとする。



            

アドレーヌ王国平和維持軍クレストリカ地区東方基地第11部隊隊長 ダムシン・ブムカイ  






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