目的の村、1歩手前で届かず
適当にサイト内で書いてみた感じのやつですどうもです( ˙-˙ )ウィッス
テスト投稿みたいな感じです
「眠い、すごく眠い。
え?お前誰だよって?
俺は俺さ。
ちょーぜついけめんでさいきょーな主人公、山神真樹だ。
俺は今、朝焼けが美しく燃えている広い湖畔にいr」
「ぬしよー、んなとこおったら危ないじゃろうがー」
「っせぇんだよ!今俺がこの綺麗な朝焼けの中カッコつけてたっつーのに!」
「…。あー、例のくだらん儀式か。夏夜ちゃん続きやろー続きー、たまはそっちに転がったから取っとくれー」
「えぇ、っと…う、うん!」
「…泣くぞコノヤロウ」
うなだれる俺を尻目にボール遊びを続行。
こいつら普通じゃないんだよ。こいつらが何かしら遊びと名のつく行為をするとそれは俺から見ると遊びには見えないんだよ。
某バトルアニメのようなそれは激しい遊びなのだ。
かく言う俺もこっちに飛ばされてからは色々強い能力を貰ったんだが、そのうち発現するよぉーとか言われてから放置で、今んとこただの凡人。
なんだこれ。
深夜アニメ見てたら感動シーンの最中に自称神とか名乗る女が扉開けて入ってきて、異世界で人助けをしてください!的なことを一方的に押し付けられた上に、手の甲になんか自分の分身的なよくわからんものを埋め込まれて、念仏みたいなもんをブツブツと唱えたかと思ったら異世界ですよ、異世界。
異世界ものってGA○Eとかそういうの好きだけどさ、異世界チート系とか主人公最強系とかはクソが多くて嫌いなんだよね。
話がズレたな、ともかく俺は異世界に飛ばされた。
枕元にソーラー充電器に繋いだスマホと首にかけたイヤホンがあって助かったわ。
文明の力が使えるんだから。
これさ、すごく嬉しかったのが電波通るんだよな、何故か知らねーけど。
通話もできた。もちろん家とか友達とか。
いやーこれでYou○ubeとか見れるしサバイバルの方法とかググれるしで初日の野宿はたいへん助かった。
んでまあ、数日たってど素人がサバイバル知識ゼロで魚とったりはきつくてさ、ぶっ倒れてたわけよ。
そしたらあの古河夏夜って女の子と榊美香っていうツンケンした奴がぶっ倒れてる俺を拾って村に運んでくれてさ、なんとか今生きてるってわけ。
この世界ほんとに仕組みがアニメとか漫画とかで見かけるようなのに近くてさ、魔王はさすがに居ないけど、それっぽい悪党とか山賊とかがいるんだってさ。建物とかは、なんか割と日本家屋っぽいのがそこかしこに建ってて、田舎にこういうのあるわぁとか思わせられるようなとこだった。
剣と魔法の世界みたいなそんな感じの仕組みな世界みたいで、妖術っつーの?を使うらしい。
和だなぁ、和なのか?
「そろそろ行動開始かな〜。おい夏夜!美香!そろそろ出発時だ!荷物まとめろ!」
「あいよ」
「はーい」
俺ら三人はささっと身支度を整えて岸沿いの古い山道に向かった。
「異世界で人助け、かぁ。」
「なんじゃ、何をボソボソと」
「いやべつに、みかは今日も可愛いなってな」
「儂はいつも可愛いに決まっとろうが」
嘘つけすげー上機嫌になってんだろ、おいそのわかりやすい足取りの軽さはなんだよ。
「私は?」
「あーうん可愛いよ」
「むぅ、てきとー」
はいはいと頭を撫でてやるとにんまりと顔が緩み、
「えへへぇ…」
と、顔を赤くしてデレデレした。
…なんで俺こいつらにモテてんだろ。
それから1時間山道を登ったり下ったり
中途半端にアップダウンあるなここ。
この山を道なりにあと二つ越えれば目的地である唐傘村につく。
何故唐傘かって?
俺も気になったから二人に聞いたら、まんま唐傘の集落だから唐傘村なんだとさ。
さらに三時間経ってやっと村が見えてきた頃には日が暮れかけてきた。
「夜中に村入りはちょっとなぁ…」
立ち止まって愚痴る。
「なんじゃ、何を言うとるか」
美香が呆れたように言う。
「なんか嫌だわ」
「そうかいそうかい」
「私もこのまま歩けば完全に日が暮れて危ないかなって」
夏夜ちゃん流石っす。
「よーしじゃあ今日はこの辺で野宿だー。道からそれたとこに軽くスペース作ってくれー」
「…儂ゃお主の下僕じゃないんじゃけど」
美香はむくれながら例の妖術で背の低い植物を払い飛ばして円形のスペースを作った。
「ほら、出来たから儂ゃとっとと寝床作って寝てしまうぞ」
「はいよ、お疲れ様。じゃあ夏夜ちゃん、俺と一緒に寝ようか」
「ふぇ!?は、はい…」
もろくそ顔が赤くなっとる。
そしてもそもそとテントの中に入ってきた。
それを恨めしそうに睨む美香。
おお、怖い。
まあ、そんなこんなで俺達は明日に備えて眠りにつくのだった。
適当に今後ともグダグダやると思うんでよければ