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小田からの贈り物

キミを望んでいた

作者: 小田虹里

  この世に生まれてくること。


  それは、この世に「命」が望まれた証拠。


  命尽きるそのときまで、いろいろなものと触れ合う。



  不安になって、泣いて。


  嬉しくなって、泣いて。


  悲しくなって、泣いて。


  楽しくなって、泣いて。



  この世に存在する多様な生命と巡り、愛を育む。


  コミュニケーションをとって、こころを育む。



  ひとは、憎しみを哀に変える。


  哀を慈愛に変える。



  ひとは、怒ることを知る。


  怒りを許し、分かち合う。



 「パパとママは、女の子が欲しかったんだよ」

 「生まれる前から、女の子の名前しか考えていなかった」

 「キミが生まれてきてくれて、本当に嬉しかった」



  知らなかった「愛」を知る。


  涙は、感動の証。


  謝罪の気持ち。



  親への愛と、自分への愛を確かめるとき。


  ひとは、新たなる境地にて「絆」を見つけ、また、望む。



  次世代の「希望」を探し、望む。



 はっぴーばーすでぃ、小田虹里!


 と、いうわけで。今年も無事に迎えました、誕生日。またひとつ、年を取りました。いろいろ、揉めた8月が終わり、心機一転9月1日。見た目から変わろうと思って、小田は髪をばっさり切りにいきました。テーマは「チャラ男」です。いえ、「チャラ男」をなめているとか、バカにしている訳ではないですよ? ただ、堅物っぽい感じとか、ぼさぼさーって感じとか、普通すぎることはもう、要らないって思って。美容師さんに「チャラ男っぽくしてください」ってお願いして。ばっさりいきました。すごく似合うって言ってもらえたし、それを真に受けて受け取ることにしました。


 チャラチャラと、アクセサリーつけて重ねて、服装もラフにしていこうかなぁ、とか。変えていく一年にしたいなって。


 とても短くてもいいから、何か書き残すことを考えていました。はじめは、COMRADEとか、別シリーズとか、何かしらのキャラクターで対応しようと思っていたんですけど、今年はあえて、自分自身のことで書きまとめてみようと思いなおしました。


 パパは、小田を望んでくれていた。


 そのことを、しっかり思い出して、忘れないようにするために。


 小田の名前は、ママが考えたものです。パパとママが出会った場所を思い、つけてくれました。生まれてくる前から、その名前にすると決めていたとも、ママから聞いています。


 でも、パパの口から「虹里ちゃんが生まれてきてくれて、すごく嬉しかった」って、「パパとママは、女の子が欲しかったんだよ」と、直接聞けました。今年のいつだったかは、もう忘れましたが。


 だから、そのとき「嬉しい」と感じたその言葉、その思いをしっかりと残そうと思って。この詩に託しました。


 自分が、自分を見失いがちで、自棄になっていて。そんな中で迎える誕生日は、すごく憂鬱でした。でも、こうして気持ちを確かめてみたら、ちょっと、憂鬱感も薄らいだ気がします。


 また、明日から一年、大切にしながら生きていきます!  2016.9.1


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― 新着の感想 ―
[良い点] 生まれてきたことがどれだけ大切か、大切に思ってくれている人たちがいるか、それを考えさせてもらえた詩でした。アルバムを見てみると私の両親も小さいころの私を抱えてる表情は笑顔です。私は感謝と絆…
2016/12/11 17:23 退会済み
管理
[一言] 愛と絆と希望の詩、素敵です。 Happy Birthday!
[一言]  葵枝燕と申します。  『キミを望んでいた』、拝読しました。  誕生日――それは親に感謝し、その愛を再確認する日なのかもしれませんね。  生まれてきてくれてありがとう――親にそう言ってもらえ…
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