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序章

その言葉を聞き、僕は思考能力を奪われた。ただただ顔面に熱が集中していっていることのみが理解できた。何も考えられずにただただ立ち尽くし、その二文字を理解するのにかなりの時間がかかってしまった。その原因は僕の脳味噌の処理能力が低下したからなのか、それとも彼女に対する意識が一方通行でないことにたいする安堵感なのか…今となってもその結果が定かではないのだが、彼女にはそれが分かるのであろう、と思った。とにかく、今の僕に必要なのは、今の事態に釘を打つことである。僕は珍しく感情的になり、論理的な思考パターンを忘れ、次の一言で締めくくらせた。「僕も、きみのことが好きだ」

そして、二人でくちづけをした。僕達には、それ以上の言葉はいらなかった。

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