俺の能力はチート
ウ~ン固まっちゃった。俺そんな変なこと言
ったか?
その時、
ガラガラ!!
脆くなった瓦礫が音無さんの上に落ちてきた!
遊「危ない!」
詩「えっ?」
俺と音無さんの距離は、約10メートル。
とっさに俺は能力を使った。
(一秒を十秒にする力!!)
周りの世界が遅くなるのを確認する前に、走
り出した。
そして、音無さんを素早く安全なところまで
運び能力を解いた。
これは、植〇の法則に出てくる個人的に好き
な能力だ。
遊「怪我ないか?」
詩「えっ、あ、うん…でも今私瓦礫の下にいた
のに、なんで?」
詩「今の伊勢君が助けてくれたの?」
音無さんが困惑した顔で聞いてくる。
可愛いなおい、そんな顔で見てこないで~(笑)
遊「…」
詩「でもどうやって…」
音無さんはさらに聞いてくる。そして何か気
づいた顔になった。
詩「もしかして伊勢君…超能力者?」
ギクッ!なんで能力者ってわかったんだ?
とにかく落ち着け俺!!平常心で返せ!!
遊「ナンノコト?」ダラダラ!!
やべー!片言になった!…しょうがない教え
るか…黙ってるように釘指しとけば良いし
遊「ハァ、ウン正解。俺は異能を使えるだ」
詩「えっ!?ウソ!冗談でいってみたのに!
どういうこと!?」
遊「なぁにーー!?」
俺は音無さんの冗談をまともに受けてボロだ
しちゃったのか!?
遊「ハァ、もういい、さっき俺が言ったこと
はホントだよ。俺の能力は~眼写~(めうつし)
という物だ」
そう俺の能力は眼写という。能力は眼で見た
異能力をそのまま使える何ともユニークな能
力だ。これまで見せた能力は漫画を読んでて
覚えた。
詩「凄い!」
音無さんは信じらんないという顔で言った。
遊「さて、そろそろ上に上がるか」
そう言って俺はこの前TVで見た能力を発動さ
せた。
フワッ
詩「っ!伊勢君が浮いた!」
この能力は、たしか自分以外の生きてるもの
は、浮かせられないんだっけ?
詩「あっ、これ知ってます!フワフワの実で
すか?」
遊「おっ、よくわかったな。」
詩「ふふ、私あの漫画好きで映画見に行った
んです。」
そう照れたように笑った。
………かわええー
それを見て鼻の下をのばしたのは言うまでも
ない