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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

"はながさいたよ"

掲載日:2026/03/09

今日で一ヶ月続いたこの薬も、もうおしまいだよ

何故なら、もう躰が変容したろうからね



せっかくだから話してあげるけど、そもそもこの施設の研究内容は『不死』だったんだ


………と言っても、君が不死になった訳では無いから安心してね

この実験は不死の前段階の研究で、君はこの一ヶ月で投薬の結果、無限に血液の生成が行われる躰に変化して居たのさ



あと少しすると、血の過剰生成で狂いそうな程の苦痛に襲われて、君は全身を掻きむしりたくなる


…………でも、安心してね

今もうナイフで刺しちゃうから!!!


どう!かな!!


痛い!?

でも、死なないよ?

………そう刺したからね


君はこれから永遠にここで、自分の血だけを食料にして生きていくんだ

残念だけど、医学の礎になってね?

ほら、さーん…にーい……いーち………


………………え?

えっ、何?何何?

僕の躰から血が溢れて……



………そうか


いいよ

言わなくても解る


飲んだふりをして、毎日僕に飲ませてたんだね



でも、無駄だと思うよ

僕は帰れば、適切な医療を受けられる

君はまた『教育』されて、同じように薬を飲まされる


………ほら、職員が来た

僕の勝ちだね


おいお前、あいつを捕まえて……

ぐうっ!?


はあ…はあ……

どうして…………?


『薬を飲んでいない以上、被検体は刺された事により死亡する可能性がある』だって?


………そうか

被検体を再び探すのは、手間もコストも莫大だからな

だが、こいつを捕らえないと、実験躰なんてもう何処にも………



………まさか


い、嫌だ……

何でもする、そんな事だけは……


お前達はつまり、偶然、薬と適合を視せた僕を、新しい実験躰にするつもりなんだな?


嫌だ!!

僕は当分野に関し、代わる者の居ない研究員で!


痛い!

……やめて!


やめて……下さい

痛い痛い痛い痛い!

……お願いします、やめて下さい



はあっ、はあっ………


扉が閉じる……

みんな、ここから出て行く…………




誰かたすけて


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