第二十一話 それでもテロ屋は狙ってた
また次の日曜日、三神さんの要請で隣町のショピングモールを周る。また無線を持たされてだ、またプロテクトを解いて無防備になり『センスマジック』で周りを探る。今のところ妙な魔術の動きは見られない一応『マジックプロテクト』を今着ている洋服に掛けてあるが頭を狙われたらそれだけでアウトである。そのまましばらく街をぶらぶらしていたら
『ディスペルマジック』を掛けられた、慌てて『センスエネミィ』を掛けると後ろに歩いていく人物が掛けたのがわかった。
『マーキング』(目印)
「こちら原井、今後ろに歩いて行った赤いTシャツの男にディスペルマジックをかけられました、『プロテクト』は解除しました、マーキングを掛けてあるので追跡をお願いします」
「了解、今確認した追跡を開始する」
どうやら地下鉄に向かうらしい地下鉄の駅に近づいてから『プロテクト』を掛けた。センスエネミィによれば駅の向かいのビルの屋上に敵がいることになる。すると『エンチャントウエポン』の呪文が掛かったのがわかった。
『スリープクラウド』を掛けてから三神さんに連絡を取る。
「こちら原井、駅ビルの屋上に敵がいたのでスリープを掛けておきましたこれから現場に向かいます」
「了解こちらも追跡班に任せてむかう」
「了解」
警備会社のビルから狙うとはいい度胸だ。ビルに入ろうとしたら入口で止められた、セキュリティーがしっかりしているようだ。仕方なくビルの横の路地に入り『レビテーション』を掛けてビルの屋上に登った。
すると屋上の扉が締まるところだった、屋上に人気はない。誰かが犯人を回収していったようだ。再び無線で三神さんに連絡を取る。
「こちら原井、犯人が見当たりません誰かが回収していったようです」
「わかったその警備会社に人員を貼り付ける、今日のところは帰ってもいいぞ」
「了解」
と短く返事をしてその日は家路に着いた。家に着くまでも何度かセンスエネミィに引っかかる者たちがいたその度に
『マーキング』(目印)を掛けていく。
今日だけでもう五人目だ三神さんにそれぞれの人物の特徴を伝えながら家に着いた。




