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戦国時代 敗者の言い分  作者: 杉勝啓
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浅井長政

わが浅井家はかって六角氏の傘下にあった。私をはじめ浅井の者はそれを潔しとしなかった。だから、私は戦った。戦ってようやく、六角氏の傘下から抜け出した。


その後、織田信長と同盟を結んだ。同盟の担保として織田信長の妹・市姫が私に嫁いできた。市姫は美しく私は夢中になった。


だが、気がつけば、私は織田信長の傘下のような境遇になっていた。これでは、六角が織田に変わっただけではないか。それにもまして、私を落胆させてたのは、織田信長が私を京極高吉殿の下に見ていることだった。たしかに京極家は浅井家の主筋の家だが、今、江北の支配は浅井家だ。今さら、力のない京極家に出てきてもらっても困る。


織田信長が朝倉家を攻めたとき、私は織田殿に半期を翻した。


我が浅井家は織田信長の家来ではないということを証明するために。


そして、負けた。負けたからには潔く腹を切ろう。


こんな私の生き様を笑うものは笑うが良い。

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