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戦国時代 敗者の言い分  作者: 杉勝啓
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北条氏政

なぜだ?なぜだ?

なぜ、小田原城が落ちた。わしは何を見誤っていたのだ。


かって、軍神と謳われた上杉謙信に小田原城を囲まれたことがあった。あのとき、父、氏康はゆうゆうと城で碁などを打っていた。そして、あの謙信でさえ、小田原城は落とせなかったのだ。こたびもこの城は落ちるまいと思っていた。


わしと父の違いは何なのだ。

秀吉が謙信に劣るとは思わない。


現・当主の氏直は徳川家との関わりがあることから、この落城時は命は助けられたが、間もなく世を去るか。

わしはこの落城により、腹をきる。


そういえば、その昔、わしが湯漬け(茶漬けとも)を食べていた時、父は、一度に湯の量を決められぬわしをとがめたたが、そのときは、何を細かいことをと思ったが、だが、今日の北条家を示唆していたのか。


戦国の風雲児北条早雲の名をわしが汚してしまったのか。




注)小田原城は長い籠城の末、結果的には無血開城だったようです。


注) 謙信のほか、武田信玄も小田原城は落とせなかったとか。

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