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戦国時代 敗者の言い分  作者: 杉勝啓


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大谷吉継

かって、太閤殿下はわしに100万の兵を与えていくさをさせてみたいと言った。

太閤殿下にそのように言ってくれたのは単純に嬉しい。

 

だが、その太閤殿下が亡くなり、世はまた、混沌とした様相を見せ始めた。中でも石田三成は徳川家康を警戒しはしめた。太閤殿下の遺児秀頼様をさしおいて、天下を我が物に、するのではないかと危惧したのだ。


そして、関ヶ原。

わしは止めたのだ。どうあがいても三成は家康の敵ではない。だが三成には三成の大義があった。わしも他の諸将のように家康につくべきだったのだ。いや、そうしようと思っていた。


あれはいつの事だったか。ある茶会でわしの回した茶碗を飲むのものはいなかった。無理もない。何の因果か、わしは身体が、ただれる病に犯されていたのだ。それを三成だけはためらわずに飲み干した。


太閤殿下のもと、思えば三成に友と言えるものはわしだけだった。


この命、三成にくれてやろう。


結果、関ヶ原での敗戦。


この病みただれたこの身体、誰にも見られることのないよう、家臣の一人に命じてわしは腹をきった。

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