第7話 真の敵
3日後、俺はヘスティアの所へ向かった。なんで3日後なのかって?人体を無視する運動をしたからに決まってる。もう二度としたくない、、、
「ヘスティア、いるか?ちょっと話したいことがあるんだが。」
ヘスティアの部屋のドアを叩いた
「なんだナノハか、いいぞ。ほれ、とっとと入れ」
「では失礼します、と」
そこにはいつも通りの服を着たヘスティアがいた。私服と思っていたか!馬鹿め!………いや俺ですわ。楽しみにしてたのに…
「して、なんの用じゃこんな時間に。」
「いやな、ほかの魔王のことと人間の国について色々と知りたくてな」
「なるほどな。ちょうど仕事もひと段落着いたことじゃし、話してやるとするか」
ヘスティアはちと話は長くなるが構わんだろうと言って話し始めた
「まずは魔王について話そうかの。現時点で魔王はわしを含めて5人。これは前も言ったはずじゃ。共通の敵は人間の国とされとるが魔王同士の関わりなんざはそんなにないの。つまりどこかの魔国が滅びようと基本無関心じゃし、なんなら邪魔という理由で潰す国もあるからな。なかなか厳しいものじゃ。」
「ん?つまり滅びた国もあるということか?」
「そうじゃ。正確にはそこを統べる魔王が殺されたということじゃな。魔王がいない国など国ではないからの野生化するか他の国へ逃げるかじゃった。」
ヘスティアは一息ついて続けるぞといい
「魔王でも性格は様々じゃ。簡単に言うとわしこと第五階位魔王と第二階位魔王は基本的に無干渉平和主義、第三階位魔王は基本的に戦争を好み、第四階位魔王は人間を酷く嫌っておるな。ただ第一階位魔王だけはよく分からんのじゃ。」
「よく分からない?何が?」
「そうじゃな。あの国は簡単に言うと気まぐれなんじゃ。時には我らと同じように戦争に反対したり、時には第三階位魔王と協力して人間の国を滅ぼしたり、明確な目的が分からないんじゃ。」
「なるほど。そういえばなんとか階位やらなんやら言ってるけどそういうのはどうやって決めてるんだ?」
「正直なんでもいいが魔王の総意であるが複数いるとわかりにくいしの、呼びにくいし覚えにくいんじゃ。じゃから基本年齢を元にして決めておるの」まあ強さとしても年齢と比例する部分があるから、一概に強さ順と言っても変わらんがの。」
「次は人間の国について話そうかの。人間の国は7つじゃったかの。確か七皇と呼ばれるものが王となり土地を治めてたはずじゃ。ほとんどの国が魔国滅亡を目標としておるがために色々厄介なことが多いんじゃよ。」
まあ、人間の国は腹黒い奴らばっかりで嫌なんじゃよ
そう冗談じみたことを言っていた。するとヘスティアは、
「すまんなナノハよ。さっきほとんどの国が魔国滅亡を目標としておると言ったじゃろ?少なくとも3ヶ月後、遅くとも1年以内に戦争が起こるじゃろう。それも大規模なやつが、の。」
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