629 血の繋がり
ペイトンはサバトを前に思案する。
情報屋は内心を悟られることなく、いかに目立たず情報を集められるかが腕の見せ所。そう考えると、今の俺は情報屋として下の下。嫌な気配に身を躱した時点でサバトに勘付かれたろう。警戒が足りなかった。
「単刀直入に訊いていい?キミがサバトなんだろう?」
「違いますが」
観察してるけど心に揺れはない。そして、観察しているのは向こうも同じだ。向けてくる視線でわかる。
「街で聞いた話を総合するとキミしかいない。バレてないのは、巧妙な変装と獣人が魔法を使えない常識のおかげだね」
「そうですか」
「俺のこと、信用ならないって思ってない?そんなことないんだけど」
「どっちでもいいですね」
「会話にもすらならないかぁ。まぁ気持ちはわかるけど」
「水だけが目的なら即刻お引き取り願えますか?仕事が残ってるので」
「仕事はなにしてるの?」
「畑仕事です」
「手伝おうか?農家の出だから結構得意だよ」
「そんな綺麗な手で農家なんですか?」
冷静に話せているだけマシだけど、相手にしてくれない。どうしたもんかな。正体を少し明かして様子を見るか。
「よしっ!正直に言おう!俺の名前はロリンズ。アヴェステノウルから来たんだ」
「カネルラは暑いでしょう?ペイトンさん」
参ったな。どういう理屈か知らないけど、全てお見通しってことか。知ってて茶番に付き合うとは余裕綽綽だ。もしくは、見定めるのに時間がかかったか。嘘の上塗りで完全に信用を失ってる。
「キミには負けたよ。降参だ」
「勝負してませんが」
「素直に尋ねたら質問に答えてくれるかい?」
「信用できない人と話すのは疲れるので、お断りします」
「俺が困る。もう何者か知ってるんだろう?」
「さぁ」
「俺はアヴェスの情報屋さ。依頼を受けてキミを探してた。アヴェスの悪党の行方を追ってる」
「御自由に。よい旅を」
サバトは背を向けて歩き出す。俺が情報屋だから舐められてるんだろうけど、ちょっと気分が悪い。正体を見破ったくらいでやり込めたつもりかな?
森に暮らすエルフ風情が。腹立たしい。
「フクーベでキミに近しい人にも何人か会ったよ。そっちから攻めてみようか」
サバトはピタリと動きを止めた。振り返ると、顔から表情が消え失せている。
「どういう意味だ?」
「キミがこんな場所で暮らしてるのと同じで、俺にも事情がある。手ぶらで帰るのは無理ってことさ。聞き出すのはキミじゃなくても構わないんだ」
「必要があれば、知り合いに危害を加えてでも聞き出すと言う意味か?」
「キミ次第かな。手荒な真似は好まないけど、必要に応じて使い分ける必要はある。尋問ってそういうことだから」
サバトの纏う気配が変わる。この程度の挑発で感情が揺れるのは少しだけ意外。
「怖い顔しないでくれよ。キミが話さないから仕方ないだろう?」
サバトはスッと俺に手を翳した。
「有名な魔導師に会うのに、策もなしで来ると思うかい?俺に魔法は通用しないよ」
掌から放たれた炎が迫り、躱すことなく魔法を浴びる。
「あははっ。直ぐに試すなんてせっかちだ。魔道具って便利なんだよ。こんな仕事してると、いろいろ持ってないと危うくてね」
『魔法封じの腕輪』はあらゆる魔法を無効化するレアな魔装備。高価だけど効力は疑いようもない。高位の魔導師の魔法すら難なく消滅させる。
「面白いな」
「まだ疑ってるなら、もっと試してみる?」
「そうしよう」
サバトは連発で魔法を放つ。全てが掻き消された。けれど、無詠唱で驚異的な魔法を操る魔導師だ。魔道具がなければ間違いなく死んでいた。
「無駄なのがわかったかい?」
「素晴らしい魔道具だ」
「上手く世渡りしないと一瞬で死んじゃうからね。今だってそうさ。で、どうする?打つ手はある?」
「弓でも打つとするか」
「無理だよ。キミが取ってくる間に街に帰って、用件を済ませたらおさらばさ。それが嫌なら今すぐ素直に話すのをお勧めする。キミがいかに凄い魔導師でも、魔法なしじゃ俺に勝てない。こう見えてそこそこ強いんだよ。さすがに俺の力は見抜いてるよね?エルフは慧眼が自慢なんだからさぁ」
自衛手段なしでは裏の世界で生きていけない。情報屋とて、さすがにそこらのエルフに負けるような弱者じゃあない。
「…ククッ」
なにがおかしい…?
「不適な笑い方するじゃないか」
「打って変わって本音を語ると思ってな。情報屋は自慢好きか」
「まぁね。小間使いのように扱われてると勘違いされやすいけど、自慢できることもあるんだよ。下らない自慢を聞きたくなければ、そろそろ話してくれる?」
「何度言えばわかる。お断りだ」
「強情だなぁ。仕方ない。じゃ、機会があればまた会おう」
これ以上は互いに無駄な時間。
「なっ…!?」
気付くとサバトが眼前にいた。一瞬の出来事に驚いて素早く後方に身を躱す。
「……ぐぅっ!」
左手に鋭い痛みが走り、目をやると左手首が切断されて血が滴っていた。絞るように腕を強く握って止血する。
「いつの間にっ…!?」
エルフのくせになんて速さで間合いをつめてくるんだっ…。身体強化魔法か。サバトは無表情のまま佇む。
「もう一度だけ訊く。知人に危害を加えるつもりか?」
「…君とこれ以上話すのは、時間の無駄だっ…!」
「奇遇だが、同感だ」
スゥッ…とサバトの右手に握られた剣が現れる。魔法で隠蔽していた剣で切り裂かれたということ。
「物理攻撃は通用するとして、腕自慢がこの程度も躱せないのは意外だった」
ゆっくり近寄ってくる。不本意でも片腕では分が悪い。この場は逃走するのが最善。
「この借りはっ…必ず返すっ!」
「必要ない」
サバトは俺に向かって手を翳す。
「魔法は通用しないと言ったはず。自惚れがすぎるエルフだよ!キミは!」
「道具に頼る輩は些細なことで窮地に陥る」
なんだと…?
……しまった!俺の左手首に装着されていた腕輪は、手首とともに地面に落ちている。サバトは気付いていて切り飛ばしたのか。
「あるのなら、奥の手を見せてもらおうか」
「くっ…!」
「お前の目的は知らないが、街に行かせはしない」
素早く腰袋から魔石を取り出す。
「必ず復讐するっ…。忘れるなっ!」
希少な魔石を割って空間魔法を発動させた。
「忘れ物だ」
瞬間、サバトはなにかを放り投げ俺の身体は光に包まれた。
「切断面が綺麗だったから上手く復元できたが、感覚まで元通りにはならない。それと、激しい動きは禁物だ。安静にしてしばらく通ってくれたら今より回復する可能性はある」
「ありがとう。急に来たのに助かったよ」
多額の治療費を払ってフクーベの治癒院を後にする。
宿に残しておいた転移用の魔導巻物の元へ移動して正解だった。転移寸前にサバトが投げたのは俺の左手首で治癒院で繋げてもらった。
数人がかりでの治療になったが、微かに感覚もあるし、どうにか動かせる。見た目の違和感もなくてほぼ痛みもない。腕のいい治癒師だったようで運がよかった。
貴重な緊急退避用の魔道具と所持金を減らし、高価な魔装備まで失ったけれど命があるだけで充分。アヴェスの金貨何百枚分という痛手も命には替えられない。
サバトは…絶対に許さない。思い知らせてやろうにも、狡猾で一筋縄ではいかない相手。復讐するには対策を練る必要がある。魔法封じの腕輪も必須でまた入手しなければ。
なにもできず、尻尾を巻いて逃げ出した悔しさに奥歯を食いしばる。……落ち着け。こんな時こそ冷静に。
まずは仕事を達成するのが優先。知人を守るために奴が追って来る可能性が高い。時間との勝負になる。もたもたしている暇はない。裏社会の権力者からの依頼をこなさなければ、帰国してから憂き目に遭う。「小悪党なバカ息子の行方など知るか」と言い放ちたくても、軋轢を生むのは愚策。仕事が立ち行かなくなるばかりか粛清の対象にされる。
ただ、心配するくらいなら手綱をしっかり握っておくべき。我が子が悪党になるのを喜ぶ親なんて阿呆としか言いようがない。
宿に戻り、バッグから取り出した『偏光同化巻物』を使って変装する。まず見破られることはないレアな魔道具を惜しみなく使う。犯罪人多く使われるアヴェスでも指折りの魔道具職人の作。怖いのは、魔道具に付与された魔力を無効化されることだけだ。
目的を終えたら即帰国すると決め、帰り支度を整えて街に繰り出す。『闇夜の鵺』は、フクーベで幾つか揉め事を起こしていた。その後にサバトを探すため森に向かったのち消息が途絶えたのは調査してわかってる。
ほぼ間違いなくサバトに絡んで葬られているけれど、証拠の1つもなければ依頼主は納得しない。「この役立たずがっ!」と一喝され責められるのが目に見えてる。理不尽極まりない未来だ。
説得力を生むためには、犯人の首を差し出す必要がある。サバトへの報復を兼ねて、奴の知り合いから選定させてもらうとするかな。
武闘会で奴と組んでいたという冒険者。知り合いに違いない。ソイツの首を…。
「まだ故郷に逃げ帰っていなかったか」
歩きながら背後から聞こえた声。立ち止まって振り向くとサバトが立っている。なぜ見抜かれた…?発見されるのが早すぎる。今は動揺を悟られてはいけない。
「どちら様です?」
「変装するなら声ぐらい変えろ。お粗末過ぎて笑えない」
「…ははっ。よくわかったね」
「目立ちすぎる印に気付かない方がおかしい」
サバトの視線は俺の左手に向く。
「なにっ?」
さっきまで見えなかったのに、手の甲に薄ら魔法陣が浮かび上がった。魔法で居場所を感知して追跡したってことか…。わざわざ腕を俺に返したのは、治療して繋げると予想して居場所を特定するため。とことんずる賢い奴だ。
「キミって存外しつこいんだねぇ。畑仕事はどうしたのさ」
「作物は気長に水を待つ」
「この人混みの中で俺とまたやり合う気?」
「やり合う?おかしなことを言う。逃げること以外にお前がなにかした記憶はない」
頭に血が上りそうになるのをどうにか抑える。冷静でなければこの場を乗り切れない。
「街中で騒動を起こすと目立ってしまうよ。こんな風に…」
大きな声を上げる。
「サバトじゃないか!こんな場所に現れるなんて!」
ザワつく通行人達。
「サバトだって?!」
「どこにいるのっ?!」
さぁ、注目を浴びてカネルラの大魔導師はどう出る?隙を見せたら逃走1択。
「…んだよ。目立ちたい奴の冗談か」
「なぁんだ。ガッカリ!」
「こういうのも飽きたよなぁ。でも見てしまうんだけどさぁ」
なにっ?!立ち止まって注目した通行人は、何事もなかったように歩き出した。
「なにをしたんだ…?」
「ククッ。街中で騒ぐ男の狂言に興味を示すほど市民は暇じゃないだろう」
周囲からはサバトの姿が見えてない…っていうのか。いや…。この感じだと俺の姿もか…。間違いなくこの男の魔法だ。見当もつかないが。
「参ったよ。尻尾を巻いてアヴェスに帰る…って言ったら追うのをやめてくれる?」
「好きにしろ。狂犬も情報屋も代わり映えしない輩ばかりの国に帰れるのならな」
狂犬…?まさか、キーチのことか?
暗部に処刑されたと聞いていたが、この男も絡んでいるのか。いよいよこの場を凌がなければならない。
「俺をどうする気だい?」
「情報屋らしく聞き出したらどうだ?」
「はぁ。返しに芸がなさすぎるね。会話には賢さが必要だし、もっと長く楽しむべきだよ。キミの挑発は単調過ぎるんだ」
「そうか。お前の話芸と持っている魔道具が秀逸だったことは認める。見事な苦言にも拍手を送らせてもらおう」
拍手…?サバトが掌を合わせた瞬間、意識が薄れていく。言葉を発することなく、つまらないモノを見るような目を向ける白猫。
魔法を避けきれなかった…。意識が…薄れる…。減らず口で…他人を揶揄うばかりじゃダメか…。
生きていたら……今度こそ覚えていろ…!
★
グレゴリーの家を1人の男が訪ねてきた。
ソフィアには部屋で大人しくしておくよう伝えて、家から離れた場所で話をする。
「久しぶりだな、グレゴリー」
コイツは古い知り合いで、何度も仕事を依頼された表社会の人物。アヴェスの政を牛耳る組織の一員でもある。
「先に言っておく。仕事は受けない」
「ふん。まず話を聞け。最近…ペイトンに会ったか?」
「少し前に来て、カネルラに仕事に行くと言っていた」
「やはりか…。奴はカネルラで保護された」
「他国で保護…だと?拘束の間違いか」
「保護だ。一切の記憶を失くし、街中で子供のように泣きじゃくっているところを衛兵に保護され、身元調査でペイトンであることが確認された」
「記憶を喪失…」
「衛兵の捜査の過程で、魔導師サバトのことを探っていたことが判明した。今は言葉すら話せぬらしい。言動がまるで幼児のようだと」
「何者かに精神を破壊されたか」
ほぼ間違いなくサバトの仕業。理由も予想はつく。ペイトンは無意味に挑発を繰り返して人の神経を逆撫でする男。大した腕もないのに、口と逃げ足だけで評価される情報屋。
輩と違って殺されなかったのは、口ばかりで手を出してないから。計算高いから実力で敵わないのはわかっていただろう。
サバトに真正面から挑んで生きているはずがない。アイツは間違いなく化け物で、実力の底が見えない魔導師。
「近い内にアヴェスに送還されることが決まった。以後、奴がどうなるかわかるな?」
「依頼を失敗して、今が幼児だというなら孤児院行きだな」
「つまらん冗談を…!行くのは裏社会の処刑台だっ!」
情報屋が裏から依頼された任務を失敗したのだから当然。しかも、善悪の区別すらつかない状態なら余計なことを知る男の口封じなど軽くやってのける。
「だからなんだ?」
「ペイトンの護衛を頼みたい。奴らに捕まる前に儂の所に連れてくるんだ」
「断る。仕事は受けないと言ったはずだ。腕のいい奴を探せ」
「娘のことが気掛かりなら儂に任せろ。あの子の足は必ず治してやる。腕のいい治癒師や薬師を探し、治療費も一切必要ない。お前の目もどうにかすると約束しよう」
「……ふははっ」
「なにがおかしい…?」
「どの口がほざく。一度でも俺を援助したことがあるか?なぜ今まで放っておいた?報酬が先払いなら考えてやってもいい。今すぐ治せ」
「グレゴリー…。孤児上がりの半人前に飯を食わせ、仕事を恵んでやったのは誰だっ!?逆らう気なら後悔させてやるぞっ!」
「恵む…?あまり笑わせるな」
始末屋に成り立ての頃、依頼を何度か失敗したが、その度に過酷な制裁という代償を払っている。ゴミ箱の残飯を食わせ、明らかに死ぬ前提で捨て駒として扱われた仕事を与えられたな。恨みこそあれ、恩を着せられる謂れはない。
「親心を見せるなら自分で動いてみろ。それ以前に、なぜ情報屋になるのを容認した?」
「儂が存在を知ったときには情報屋だった!妾腹とはいえ…儂の子だと知れたら常に狙われる!お前も親なら、子を守る気持ちはわかるだろう!」
グッと鼻が触れるくらいまで顔を近づけた。
「保身のことを親心と呼ぶのか?息子が裏で暗躍する情報屋だとバレて、失脚するのを恐れた表社会の大物……いや小心者」
「殺し屋風情がぁっ…生意気な口を利くなっ!ろくに目も見えぬ役立たずの分際でっ…!若造がっ!」
しわがれた額に血管が浮くほど怒りを露わにする。
「妾が子供を生んだことを数年前まで知りもしなかった。挙げ句の果てに親心?種馬が子の行く末など気にするか」
「死にたいのか貴様はっ!誰に向かってモノを言っているかわかっておるのだろうなっ!」
「面白い。俺を殺せるというならやってみろ。盲目と老人、どちらが死ぬか今この場で試すか?」
「ちぃっ…」
コイツの傍には護衛すらいない。いたとしても関係ないが、知らぬ間に相当落ちぶれ追い込まれている。命が燃え尽きる寸前に足掻く醜い老人。アヴェスに星の数ほどいる老害の1人。
「どうしても依頼したいなら、地面に額を擦りつけて嘆願しろ。「どうか息子を救ってくれ」と。考えてやらんでもない」
「貴様ぁ…!まだ愚弄しよるかっ…!」
睨みつけようと恐怖など微塵も感じない。サバトが治療してくれた俺の目はコイツの動揺を捉えている。
「お前の立場なら、圧力をかけペイトンをカネルラから出国できなくすることなど容易いはず。なぜやらない?」
「できるならとうにやっておるわ!本当に厄介な国ぞっ!」
お人好しでクソ真面目な奴に謀略は通用しない。『このままでは忍びない。故郷に帰してやれ』ということだろう。確かに厄介だが当然それだけじゃない。カネルラは結末を知りながら故郷に送り返そうとしている。決してお人好しなだけの国ではない。
「親だと主張するなら、手を尽くし温かく迎え入れてやれ。そして、真っ当な息子に育て直せばいい。跡継ぎでもなんでもな」
「ぐっ…」
「違うのなら見捨てろ。今まで多くの国民を切り捨ててきただろう?」
アヴェステノウルは、先進国であろうとするために謀略渦巻く国家。俺のような始末屋が生きているのも利用価値があるからだが、権力者が落ちぶれるのは早い。次々に新たな勢力が生まれ油断すれば勢いに飲み込まれる。
この国で暮らすことは、困難と共に生きるということ。俺もソフィアもペイトンも、当然コイツもだ。誰1人として例外はいない。
「もう話は終わりか。老体に寒さは堪えるだろう。熱を出す前にさっさと帰れ」
「儂は…必ず復権してみせる…。今日のことを忘れるなっ…!その時はペイトンを陥れた者も含めてお前や娘も後悔させてやるっ!首を洗って待っていろ!」
「楽しみにしておく」
どこまでも親子。啖呵をきる姿はペイトンに重なる。血の繋がりか、口にしてはならないことを簡単に口に出すところも。ならば…顛末まで似せてやるべきか。
精神を破壊するのは、魔法でなければできないワケじゃない。仮にそんな時が来れば恩とやらを仇で返してやろう。
それまでコイツら親子が生きている可能性は限りなく低いと元始末屋の勘が告げているがな。




