614 この出会いは、幸か不幸か
ある日のこと。
サラがウォルトの住み家を訪ねてきた。アニェーゼと共に来訪したとき以来で、さほど期間は空いてない。
カフィでもてなして話を聞く。
「ウォルトにお願いしたいことがあってきたの」
「なんでしょう?」
協力してほしいという内容を説明される。
「どうかしら?」
「全然構わないんですけど、ボクでいいんですか?他に適任がいると思います」
「ウォルトがいいのっ!私はそう思う!間違いないっ!」
「そ、そうですか。それなら…」
…というワケで、朝から久しぶりに遠出してやってきたのはウッドワイト。大魔導師アニェーゼさんが住む町だ。時間通りに辿り着いたら、町の入口にアニェーゼさんが立っていた。大魔導師自ら出迎えてくれるなんて。
「お久しぶりです」
「見事な変装ね。人間にしか見えないわ」
「わかりますか?」
魔法絡みの依頼で、素性がバレたくないだろうから変装してきてほしいと事前に要望された。若い頃のテムズさんの姿には、何度お世話になるかしれない。
「微かに魔力の揺らぎを感じるけれど、集中して目を凝らさないと気付かないし、言われなければ変装だと思わない」
「もっと完璧になるよう魔法を磨きます」
「ふふっ。頑張って頂戴。今日は遠路はるばるありがとう。感謝しかないわ」
「駆けるのは鍛錬になるので構いません。ただ、依頼をこなせるかが心配です」
「貴方なら大丈夫よ。行きましょう」
アニェーゼさんに付いて歩くと、どうやらウィッチ・イルに向かうのではなさそう。向かっているのは反対方向だ。
「ここよ。普段は嵐の時なんかの避難場所なのだけど、今日は貸し切りにさせてもらっているの」
「大きな建物ですね。しっかり『堅牢』や保護する魔法が付与されていて頑丈です」
「外から中を見られないようにできたりするかしら?」
「できます」
建物の外壁に沿うように、透過できない結界を一気に張る。窓の部分だけを残して消せば簡単で手間いらず。
「うふふ。さすがね」
「大袈裟です。誰でもできます」
「じゃあ、中に行こうかしら」
「はい」
揃って中に入ると、天井も高くて広々とした空間が広がっている。そして、多くの成人女性と女の子達がいた。この広い空間に男はボク1人。
「みんな、おはよう」
アニェーゼさんが優しく語りかける。
「遠いところから集まってくれてありがとう。一緒に魔法の修練をしましょうね」
「「「「はぁい!」」」」
元気一杯に返事をする子供達。
今日は、アニェーゼさんの手伝いをするために来た。集まっているのはカネルラ各地に散らばっているアニェーゼさんの弟子の皆さんと、孫弟子に当たる女の子達。
定期的に魔法教室を開いて指導しているらしく、今日はアニェーゼさんの補助をしつつ、子供達に魔法を教えてほしいとお願いされた。
子供は好きだから嬉しいけど、心配なのはボクが男であること。アニェーゼさんの弟子には男性を嫌っている人もいるはず。ただ、幼い子供達に『男はろくでもない』と思わせたくないのはサラさんを含めた弟子達の共通認識らしく、ボクなら信用できると言われた。ウイカやアニカを見ていればわかる。女性を差別しない公平な魔法使いだ…と。
実際差別してるつもりはないので引き受けることにし。アーツ以外に教えるのは初めてだけど、子供達が相手だったら魔法を教えることもできると思う。
「このお兄さんは私の友達で、今日の修練を手伝ってくれるの。テムズっていうのよ」
「テムズです。よろしくね」
「「「「よろしくおねがいしまぁ~す!」」」」
礼儀正しいなぁ。やっぱり師匠である女性達のボクに向ける視線は鋭い気もするけど…。
「じゃあ、まずは私の魔法を見てもらおうかしら。皆、近くに集まって」
アニェーゼさんは色々な魔法を見せて子供達を楽しませる。
「だいししょ~!すごい!」
「すっごくきれ~!!」
大師匠って呼ばれてるのは納得だ。
「楽しんでくれた?次は、みんなの魔法を見せてもらおうかしら」
子供達は精一杯の魔法をアニェーゼさんに見せる。まだ上手く発動できない子もいるけど、ちゃんと詠唱の形を覚えていて偉いなぁ。年齢は5歳から10歳くらいに見える。ホーマさんに教わっていた頃のアニカもこんな感じだったのかな。
1人1人と会話しながら優しく教えるアニェーゼさん。焦らせることなく、的確なアドバイスを送る優しい大師匠。子供達は教わったことを自分の師匠とともに復習してる。
「テムズ。私の孫弟子達はどうかしら?」
「皆、ボクより才能豊かで羨ましいです」
「ふふっ。女の子は、有名な魔導師に弟子入りすら許されなかったりするのよ」
「そうなんですか?」
「どう成長するかなんて誰にもわからないのに、門前払いは酷いでしょう?有名な魔導師には弟子が多すぎるという問題もあるけれど」
「そうだとしても、性別で弾くのは違います」
「もちろん皆がそうではないけれどね」
だからこそアニェーゼさんの弟子達が教えているという意味だと解釈する。子供達はしばらく修練を続けた。ボクは静かに見守る。
「そろそろ疲れたでしょう。休憩がてら、魔法戦を見てもらおうかしら。テムズ、お願いできるかしら?」
「はい」
アニェーゼさんと共に『魔法障壁』で被害が及ばないよう壁を作る。
「危ないから、その壁から入ってはダメよ」
「「「「はぁい!」」」」
「じゃあ、魔法戦を見せるわ」
アニェーゼさんはあらゆる魔法で攻撃してくる。障壁で受け止めながら、子供達に少しでも楽しんでもらいたいと思った。『念話』で断りを入れると、アニェーゼさんは微笑んで頷いてくれた。
「「「わぁぁぁっ!」」」
ただの障壁ではなく、泡のように膨らませたり、『切花』を防ぐときはカラフルな花の形の障壁で細かく受け止める。
魔法が衝突したら星や音符が飛び出すように仕掛けてみよう。これなら視覚で楽しんでもらえるはずだ。
「ふふっ!そんな障壁は想像もしなかった。とても楽しんでくれていそうね」
「笑ってくれて安心しました」
「もっと色々見せてあげて。任せるわ」
「わかりました」
次はアニェーゼさんの魔法に合わせて、全ての魔法を相殺する。わざと魔力の流れを読ませてくれるからやりやすい。
「すっご~い!」
「ほんとだね~!」
「やってみたい~!」
子供達は楽しんでくれてる風だけど、アニェーゼさんの弟子達は険しい表情。悪ふざけだと思われてたりして…。
「今のが魔法戦よ。普通とはちょっと違うけど、わかったかしら?」
「はぁい!」
「すごかった~!」
「だいししょう、かっこよかった!」
子供達には概ね好評で良かった…と思っていたら、ずんずんとボクの前に弟子達が集まってくる。
「ちょっと貴方!」
「な、なんでしょう…?」
怒ってる…?
「その若さでなんて魔法を操るの!?」
「凄すぎるわ!」
「誰に師事してるの?!師匠とはどういう関係?!」
一斉に話されて耳が痛い。大袈裟だし、そんなに気になることかな?
「あの…。えっと…」
「一斉に喋っても困らせるわよ」
「師匠!この人の魔法は見たこともない魔法です!」
「誰なんですか?!」
「誰にも話さないと約束するなら教えてあげるわ」
「…犯罪者なんですか?」
「ふふっ。もちろん違うわ。けれど、彼の素性を知りたいのなら約束してもらう。破ったら連帯責任で全員破門にする。子供達にも口止めが必要よ」
「「「「えぇっ!?」」」」
「私は本気よ。どうする?それでも聞く?」
コソコソと話し始める弟子達。
「いきなりごめんなさいね」
アニェーゼさんが耳打ちしてくる…けど、ボクの耳はそこじゃない。普通に聞こえるけどね。もしよければ、サバトとして子供達に魔法を見せてもらいたい…と。
「構いませんが」
「ありがとう」
「師匠!私達の意見が纏まりました!」
「どうするの?」
「絶対誰にも言わないので教えて下さい!」
「やっぱり気になります!子供達にも言っておきます!」
「わかったわ。では、テムズ。お願いできるかしら?」
「わかりました」
魔法で白猫面のサバトの姿に変化する。
「な、なに?!」
「初めまして。サバトと申します」
「…えっ?サバ…ト…?」
「サバトって……まさか、あの…?」
「「「「………えぇぇぇ~~っ!?」」」」
弟子の皆さんはポカーンと口を開けて固まってしまった。アニェーゼさんがパン!と手を1つ叩く。
「はい。呆けるのはそこまでよ。わかったかしら?彼の名前は知ってるわよね?」
コクコクと頷く一同。
「彼は私の友人なの。今日は子供達への指導をお願いしてわざわざ遠くまで来てもらった。約束を守れる?」
驚きながら深く頷く一同。
「じゃあ、サバト。子供達を魔法で楽しませてくれるかしら」
「わかりました」
子供達の前に立つと、下から見上げてくる。
「ほんとにさばとなの…?」
「そうだよ。ボクのことを知ってるの?」
「みんなが、すごいまどうしって…」
「そんなことないけど、もしよかったらボクの魔法を楽しんでほしいんだ。見てくれるかな?」
「「「「「みたい~~!」」」」」
この子達はカネルラの未来を担う魔導師の卵。ボクの魔法で少しでも楽しんでくれたら嬉しい。
★
「さばと、すっごぉ~い!」
「すごすぎる~!」
ウォルトの魔法を見つめる孫弟子達は予想通りの大熱狂。アニェーゼは目を細める。
うふふっ。子供達は目を輝かせてウォルトの魅せる魔法に釘付け。隣に立つ私の弟子達も。
「師匠…。この人、凄すぎます…」
「噂には聞いてましたけど、とんでもない魔導師です…」
「なにを詠唱してるのかすらわかりません…」
「魔法を見てるだけなのに…泣きそうになるのはなぜですか…?」
「ふふっ。私は子供達だけじゃなく、貴女達にも見てほしかったのよ」
それにしても見事な魔法ね。信じられない数の花を一瞬で咲かせたり、実体のある可愛い動物を発現させて子供達と遊ばせたり、夜空を映し出して星を降らせたりしている。巨大な魔法の手が発現して、子供達を掌に載せて宙を飛び回ったりと楽しそう。
道化師のように魔法の小道具を使った大道芸もお手のもので、カラフルで煌めく空間に魔法で軽やかな音楽を鳴らして手拍子を誘う。彼の魔法は見るだけでなく聴くことでも楽しませる。初見の魔法は彼の創作かエルフやドワーフ魔法の応用かしら。
あらゆる技法を駆使して、想像力豊かな魔法を次々に繰り出す。目を逸らしている暇なんてない。見ていて心躍るのに、気を抜くと泣いてしまいそうなほど美しい。
女性的な美しさなんて彼の魔法を目にした後では意味を成さない。魔法の美しさとは、造形や感性ではなく放つ魔導師の力量で磨きあげた輝きなのだと否が応でも感じる。そのことを弟子達に感じてほしい。
ともすれば「女性魔導師の魔法は男性とは違う」と言いがち。私もそう思っていたけれど、本当に重要なのは男女の別じゃない。言い訳せず魔法を磨き続けることが大切。
魔法を操るのに、種族も性別も関係ないことを真の意味で教えてくれたのは、稀有な獣人の魔導師。彼の魔法を見るだけで充分。
魔法披露を終えたウォルトは、そのまま子供達に魔法を教えてくれることになった。魔力もすんなり補充して、何度も繰り返しコツを覚えさせている。
「次はこうしたら詠唱しやすいと思うよ」
「……できたぁ!さばと!えいしょうできたよ!」
「凄いなぁ。ボクなんて詠唱するのに1ヶ月かかったんだ」
「あははっ!おそすぎ~!」
「君達の才能が羨ましいよ」
教えるのが上手いのは当然。彼は魔法の理解度が段違いの魔導師。他人の魔法を模倣するには知識が不可欠で、どうすればいいかを常に研究して探っているはず。
背中に手を添えて、さりげなく魔力操作を補助したりもしているわね。簡単にやっているけど大魔導師にもできないこと。あくまで子供達が自分で気付くよう言葉とほんの少しの魔法で手助けしているだけ。本当に優秀すぎる指導員。
「まほう、たのしい!」
「修練すればもっともっと上手くなるよ」
「うん!」
「さばと!わたしもおしえて!」
「わたしも!」
「ちょっと待ってね。ちゃんと皆に教えるから」
子供達にモテモテの白猫お面魔導師。表情はわからないけれど、きっと笑っているわね。
「めちゃくちゃ子供に優しい…。人間の魔法も簡単に操ってる…」
「わざわざ「教えてもいいですか?」って尋ねてくるし…」
「私、サバトのこと誤解してた…」
「絶対傲慢な魔導師だと思ってた…。親切だし、接し方も丁寧で信じられないよ…」
誤解されて当然。彼女達は傲慢な魔導師を数多く見てきた。優れた魔導師ほどその傾向が強い。信じられないのも無理はない。
「彼は私にとって大恩人なの。ひっそり生きているから内緒にしてもらいたい。彼のことを口外すると、二度と会えなくなって魔法を教わることも見ることもできなくなる。子供達にはそう言うといいわ。この場にいる者だけで共有するのはいいと思うけれど」
「わかりました。師匠の恩人は私達の恩人です。信用して下さい」
「子供達もまた魔法を見たいはずです」
「まだギュネ達にも会わせていないの。機会があれば会わせたいと思っているけれど」
正確には、会っているけど素性を明かしていない。今回は私と弟子達を信用してくれて、子供に教えるということで身分を明かしてくれた。この子達はカネルラ各地に散らばっていてなかなか会えない。ギュネ達はまた会う機会があると思うけれど。
「絶対に会わせたほうがいいです!」
「絶対です!間違いなく!」
「ふふっ。そうよね」
彼の魔法に触れたなら一生の財産になる。また見たい。彼の魔法について語り合いたい。皆が同じことを考えるから未だに存在が秘密にされていると思うけれど、どうなのかしら?
「ごはんおいしい~!」
「おかしも!」
「さばとはてんさいっ!!」
「お代わりはあるから沢山食べてね」
避難所には炊き出しができるよう厨房もある。食材は事前に準備していて、ウォルトに調理をお願いした。
「美味しすぎる…」
「サバト、恐るべし…」
「魔法だけじゃなく、料理で胃袋まで掴んでくるなんて…」
「うふふっ。驚かされてばかりでしょう?」
こんな魔導師がいるのだと知るだけで、女性魔導師の未来は明るくなる。そんな気がするの。
その後も交流を続けて、いよいよウォルトが帰る時間を迎えた。可愛い黒猫の世話もあるから、どうしても帰らなくてはならない。
「うわぁ~ん!!」
「かえっちゃだめっ!!」
足にしがみつかれて動けない。お面で見えないけれど困った顔をしてるんでしょうね。
「我が儘を言ってはいけないわ。また会えるのだから」
「ほんと…?」
「そうよ。サバトには滅多に会えないけれど、皆がもっと凄い魔導師に成長したら会ってくれるわよね?」
「もちろんです。それまで元気でね」
ウォルトは子供達の頭を優しく撫でる。名残惜しいのは彼も同じでしょう。
「ねぇ、さばと…。おんなのまどうしは…すごくなれないの…?」
「なんでそう思うんだい?」
「おとこのこにいわれた…。おんなのまほうは、たいしたことないって…」
「気にしなくていい。ボクが知ってる女性には凄い魔法使いが沢山いる」
「そうなの…?」
「本当だよ。君達の大師匠アニェーゼさんは、男のボクより遙かに凄い大魔導師で尊敬しかない。エルフにも魔法武闘会で優勝できる女性の大魔導師がいる。魔法に性別は関係ないんだ。そんなことを言う男の子がいたら、凄い魔法を操って見返してやればいい」
「…そうする!」
「もちろん仲良く修練するのが1番だけどね。君達の師匠も凄い魔導師ばかりだ。言うことをよく聞いて頑張って」
「「「「うん!」」」」
弟子達を見ると目が潤んでいる。
「いいこと言うじゃないっ…!」
「サバトが言うと説得力がありすぎるっ…!」
「子供達が惚れてまうやろっ…!」
それにしても、天然発言すぎるウォルトには困ったもの。私は化け物お婆さんになってしまうわ。
「アニェーゼさん。今日はありがとうございました。とても楽しかったです」
「こちらこそ。遠くまで来てくれて、長い時間ありがとう」
ウォルトは弟子達に向き直る。
「皆さんの魔法を是非拝見したかったです」
「そ、そんなっ!」
「私達の魔法なんて大したことないから!」
「子供達の魔法を見れば、皆さんの魔法と指導の素晴らしさがわかります。私が言うのはおこがましいのですが、今後とも彼女達のことをお願いします」
子供達全員に見事な魔法の花束を贈ったウォルトは、手を振りながら去っていく。
「さばと~!またあおうねぇ~!」
「またねぇ~!やくそく~!」
「しゅうれんするからねぇ~!」
子供達も笑顔で大きく手を振り返し、私の隣で弟子達も控え目に手を振る。
「私、サバトのファンになっちゃった…」
「私も…。嫌いなタイプだと思ってたのに…」
「やることなすこと凄い魔導師っぽくないよね…」
ウォルトは気にも留めないかもしれないけれど、少なからず『サバトは傲慢な魔導師』だと誤解を受けているのが皆の反応からもわかる。
そんな誤解も解いておきたい。実際に魔法を目にした弟子達は、たとえ口にしなくてもサバトについての悪評を振り払ってくれる。
それは置いておいて、皆は大事なことを忘れていそう。
「貴女達はこれからが大変よ。この子達はサバトのような魔導師を目指すのだから」
「「「「あっ…!」」」」
「サバトに凄い魔導師だと言われてしまった。弟子を立派な魔導師に育てなくちゃいけない。怠慢は許されないわよ。ふふっ」
「…気合いを入れて修練します!」
「私達も…負けません!弟子にも…サバトにも!」
彼に出会った魔導師は、誰だってこうなってしまう。
稀有な魔法を目にして払う代償は、自分の魔法を磨き続けること。理屈じゃなく、追いつきたい、超えたいと思わせる魔導師。そんな存在に出会えることは、限りなく幸運なことだけれど、人によっては不幸でもある。
一生をかけても彼には追いつけない可能性が高い。彼の魔法は、おそらく尋常ではない修練の賜物。詳しく尋ねたことはないけれど、並の精神力で達するレベルじゃないと断言できる。
サバトの魔法なんて見なければよかった…と後悔して、魔法を捨てる時が来ても不思議じゃない。それでも、彼の背中を追うことで男性に負けない魔導師に成長してくれると私は信じたい。




