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モフモフの魔導師  作者: 鶴源
401/707

401 兄弟子の訪問

 フクーベギルドのギルドマスター執務室。


 クウジを訪ねて来たのは老齢の魔導師。久しぶりに合う顔。


「お久しぶりです、ジグルさん」

「久しいなクウジ。何年ぶりかのぅ」

「師匠の葬儀以来なので、2ヶ月も経っていません。冗談が過ぎます」

「ほっほっ!爺の戯れよ」

「どうぞ、おかけ下さい」

「失礼する」


 ジグルさんは宮廷魔導師の現最高指導者で、ライアン師匠と共に現代のカネルラ魔法界を担ってきた魔導師。一時期は俺と同じくライアン師匠の指導を受けた兄弟子でもある。

 旧知の仲で若い頃は可愛がってもらった。宮廷魔導師でありながら、どんな魔導師も区別しない良識ある魔導師。

 

 お茶を淹れるよう職員に指示を出す。


「お前も偉くなったのう。もうお茶も自分で淹れんのか」

「部下の方が私より上手いので」

「かっかっ!言いよる!」


 ジグルさんはお茶好きだ。俺では舌を満足させられないからな。ギルドにある最高級のお茶を淹れるよう指示した。とりあえず、ジグルさんに投げかけてみる。


「急な用件でしょうか?」


 なんの前触れもなく突然の訪問。過去になかったことだ。


「急というワケではないが報告にな。儂は近日中に最高指導者の任を解かれる」


 笑顔で予想もしなかったことを口にする。…と、ドアがノックされた。


「入っていいぞ」

「失礼します。お茶をお持ちしました」

「ありがとう」


 動揺を見せぬよう礼を伝えて受け取り、ジグルさんに差し出す。


「解任の理由は?」


 確かに宮廷魔導師のみが着用を許されるカネルラの紋章が刻まれたローブを着ていないのは気になった。身軽に移動したかったからだろうと推測したが…。

 就任してまだ3年程度のはず。いくらなんでも早過ぎる。ジグルさんは問題を起こす類の魔導師ではない。


 答えを待っていると立派な顎髭を撫でながら口を開いた。


「口外せんと約束してくれるか?」

「口が裂けても」

「宮廷魔導師の育成方針について、国王様と意見を違えた。…正確には、儂の我が儘ゆえに国王様を悩ませてしまったのだ」

「と言いますと?」

「サバトのことは聞いているな?」

「もちろんです」


 おそらくサバトの件で訪ねて来たと思っていた。


「儂はサバトを超える宮廷魔導師を育てたい。じゃが、今の宮廷魔導師では難しい」

「どういう意味です?」

「お主は大魔導師ライアンの弟子ゆえに理解できるじゃろう。魔法の向上は己の限界を決めては成し得ん」

「当然です。限界を決める魔導師が上など目指しようもない」


 魔法の修練とは己の壁を越え続けることだ。俺は師匠からそう教わった。


「いかに限界を破るか。魔導師にとって一生の課題。恥ずかしい話だが、宮廷にはそんなことすらわからぬ者ばかり。儂は、ただ一点だけ意識改革を行いたいと上申した」

「それは…どんな方法で?」

「ライアン式に似た修練じゃ。毎日反吐を吐くほどの修練を課す。そして、己の未熟さをその身に叩き込んでもらう」

「耐えられますか?」


 ライアン師匠の課した修練は生易しいモノじゃなかった。いかに才能があろうと、新人であろうとなかろうと辛さに変わりないような修練。

 俺の同期と言える弟子達は、軒並み辞めていった。弟子入りを強く望んだ俺も何度諦めようと思ったか。


「問題はそこじゃ。裏返せばそこだけとも言える」

「意識を変えれば自然に育つと?」

「その後の修練も重要じゃが、まずはその一点。光らぬ石を絶え間なく布で磨き続けるような人生を送るにはな。己は輝きを放つと勘違いした愚か者が多い。そうでない者もおるが根っこは同じじゃ」

「なるほど…」


 ジグルさんの懸念が示すとおり、カネルラ王城で燦然と輝いていた宮廷魔導師という威光は、サバトやフレイの出現により地に墜ちた。

『奴らは魔法に長けたエルフだ!』と主張したところで国民には関係ない。変わらず最強の魔導師集団だと謳ったところで、武闘会に出場することもなく実力を見せない者の言うことなど誰が信じようか。

 根拠のない噂を信じるより、大多数が目にした衝撃は100倍勝る。現時点におけるカネルラ魔導師の頂点はサバト。既に格付けは済んだ。宮廷魔導師の信奉者でもない限り誰も疑わない。

 ウォルトやフレイの魔法を目にした者は、納得しているかもしれない。だが、噂に聞くだけの者は決して認めないだろう。それが魔導師という人種。かく言う俺もそうだった。


「儂の提案に、国王様は難色を示された。段階的な育成はできぬのか?と」


 それは当然だ。


「御意志は理解できます。国王陛下は聡明な方です。王都から優秀な魔導師の流出を防ぎ、カネルラの防衛力の低下を防ぐ意味もあるでしょう」

「その通りじゃが、儂の意図も汲んで頂いてのぅ…。悩まれて両立を目指す妙案を模索されておった。儂が話す以前から、胸の内に芽生えておられたのやもしれん。宰相殿や王子殿下も交えた会議も幾度となく開かれ、真剣に議論された。儂は…心打たれたのよ…」

「素晴らしい御方ですね。真にカネルラを憂いていらっしゃいます」

「その通りじゃが、いかに国王様が手を尽くされようと両立は困難なのだ。驕りではなく、魔導師にしか理解できぬ」


 この問題には…最善な策などない。どう転ぶかはやってみなければわからない。


「両立できないのなら、切り捨てなければどちらも得られません」


 思い出すライアン師匠の言葉。


 都合よく考えるな。1人で背負える荷はさほど多くない。切り捨てながら進め。背負う荷に潰されるなど愚の骨頂。

 魔導師の人生において、戻れぬ過去を振り返るより、再び分岐点が現れることを願え。もし現れなければそれまでの人生。

 ただし、立ち止まれば永遠に現れることはない。僅かな可能性を追い求めるほうが遙かに意味がある。目を逸らさず今と向き合え。



 今になって金言のように思い出す。やはり、師匠は偉大な魔導師。


「ほっほっ。お主はライアンさんの意志を継ぐ弟子じゃな。ロベルトとは違うのぅ」

「先輩は師匠に歯向かう反骨心がありました。他の誰にもできなかったことです。師匠も認めていたと思います」


 ロベルトさんも俺の兄弟子。今は王都の冒険者ギルドで魔導師部門を統括しているはず。

 先輩は、若かりし頃しょっちゅう師匠に意見をぶつけて口論していた。俺達世代の兄貴的存在でいわば長男の役割。取っ組み合いもするし、まるで親子ゲンカのようで見ていてハラハラした。体力も筋力もない魔導師同士なので、大したケンカではなかったが。


『師匠の物言いや修練は落伍者を増やすだけ』

『あまりに石頭で罵詈雑言が過ぎる』

『底辺が頂点を支えていることを自覚するべき』


 …と、常日頃から神経を逆撫でするような発言をしていた先輩は、宮廷魔導師になれる素質がありながら袂を分かつように冒険者になった。その後はほぼ交流していなかったはず。

 世話焼きで後輩の面倒見もよく、確かな実力を備えライアン師匠の教えに背くように自己流のやり方で王都の魔導師を育ててきた功労者だ。


 けれど…葬儀の折は人目も憚らず涙を流していた。反抗しながらも心の内ではやはり師匠を慕っていたのだと胸を打った。本人に対しては山ほど意見していたが、陰で俺達に師匠の悪口を言ったことがない。

 それは師事することを辞めた後も変わらず、きっと師匠を貶めるようなことをしたくなかったのだ。今でも尊敬する大先輩。 

 師匠はいつもの調子で「彼奴は生意気だ」と文句を言っていた。それでも、ケンカ相手がいなくなって寂しそうにも見えた。


「ちと話が逸れたが、お主が言ったことが全て。儂は己の地位を切り捨てたのだ。そして、サバトを超える魔導師を育てる道を選んだ。国王様の慰留を振り切らねばならぬこと。その一点だけが心苦しい」

「そうでしたか…」

「サバトの背中を追うにはあまりに老いすぎた。であれば、残された時間で後継者を育てようとな」

「宮廷魔導師でなくても構わない…と仰るのですか?」

「カネルラ最高の魔導師は宮廷魔導師でなければならんが、現に違う。見込みのある魔導師をこの手で育て上げ……次の頂点に据えるだけよ」


 愉快そうに笑うジグルさんからは、選択に対する後悔を微塵も感じない。この人は…今代の宮廷魔導師を一掃するつもりか?


「わかりました。ところで、なぜ解任を私に伝えてくださったのですか?」


 退任が魔導師に知れ渡るのは時間の問題だ。発信から数日の内だろう。黙っていても耳に入っていた。


「お主に頼みに来たのだ。宮廷魔導師の……次期最高指導者への就任を」

「……ご冗談を」


 世迷い言が過ぎる。


「冗談ではない。後任の人事について国王様から一任されておる。儂の最後のご奉仕。数日中に決定せねばならん」

「なぜ私なのですか?」


 カネルラには俺より優れた魔導師の指導者は何人もいる。それに、俺は師匠から『宮廷魔導師には届かない』と言われた魔導師。だから冒険者になり別方面で腕を磨いた。


「自分より上がおると言いたいんじゃろう?だが、儂も同じこと。国内最高の魔導師でなければならんのならサバト1択じゃ!ほっほっ!」

「それはそうですが…」


 冒険者出身の最高指導者など、過去に例がない。反発の大きさも容易に予想できる。


「正直に言うが、お主を選んだ理由は魔法の知識、技量は元より、大魔導師ライアンの意志を最も濃く受け継いでおるからだ」

「身に余る評価ですが、仰っている意味が理解できません」

「お主は、儂が知る魔導師の中で最もライアンさんに近い思想を持つ。儂も弟子のようなモノじゃが思想はロベルトに近い」

「そうでしょうか?自分ではわかりかねます」

「同じ方針での育成でサバトを超える魔導師は現れん。お主は、清濁併せ呑んだ冒険者出身の最高指導者として才能豊かな籠の鳥を育てる。逆に、儂は野に下り海のモノとも山のモノとも知れんような路傍の石を磨く」


 髭を触りながらニカッと笑った。


「要するに、カネルラ最高の魔導師の育成に協力してほしいという話じゃ。ひいては、恥ずかしながら大魔導師ライアンの力を借りたいということよ」


 お茶をすすりながら好々爺の表情を見せる。本当に愉快そうだな。自分で宮廷魔導師を育て上げることはできないが、見捨てることもしたくない。違う指導者による育成に期待する…という意味だろうか。


「非常に光栄なお話です。訪ねたのは私で何人目ですか?」

「お主が最初じゃ。了承をもらえば国王様に報告し儂の任期は終わる」


 本当か…?いや…。直接足を運んだのがなによりの証拠。


「少しだけ…時間を頂いてもよろしいですか?」

「構わんよ。カミさんとも話し合わんといかんじゃろう」

「よくおわかりで」

「ほっほっほ!」


 くっ…。いないと知っていながら…。だが、冗句を飛ばすほど平常心ということ。


「いい返事を期待しておる。儂もフクーベは久しぶりじゃ。今日は泊まって帰るとしよう」

「離任されるとして、どう動くのですか?」

「そうじゃのぅ。各地を回って魔導師を見る。才能に出会えば教えてみようか。道中でサバトにも遭遇するやもしれん。とにかく動け…じゃろう?」


 やはり…ライアン師匠の弟子だな。ジグルさんは、「見送りはいらんよ」と足取り軽く部屋を出ていく。せめて立って背中を見送る。ドアが閉まり、ゆっくりソファに腰を下ろした。


 まさかの要請だった…。 寝耳に水どころじゃない。まさに青天の霹靂。


 ただ…決して悪い話じゃない。宮廷魔導師の最高指導者への就任は、カネルラ魔法界で最高の栄誉と称えられる。歴代の最高指導者には、大魔導師と呼ばれる魔導師が就任してきた。ライアン、ジグル、カルロアッソ、サディオ。他にもカネルラ魔法界で知らぬ者はいない魔導師達が名を連ねる。


 それに比べ、俺は冒険者上がりの魔導師。魔法武闘会で名を挙げたこともなく、偉大な先達と肩を並べる立場にすらない。全盛期はカネルラで1、2を争う魔導師だと評価されていたらしいが、ただそれだけ。宮廷魔導師に関する知識も薄く話に聞く程度しか知らない。

 そもそも宮廷魔導師に対して嫌悪感を隠さない。そのことをジグルさんも知っているはず。知人もいるにはいるが、魔法に関する会話をした記憶がない。知り合った頃は興味があって質問してみたが、情報を抱え込んで外には流さない。自分達の利益ばかりを求める利己的な魔導師の集団という印象。

 さらに、自分達以外の魔導師を蔑んでいる空気を感じる。ウォルトに対して同様の行為を働いた俺も偉そうに言えないが。


 だが、技量で奴らに劣ると思ったことはない。口先ばかりで実力を見せない温室育ちの坊ちゃん共に、実戦で鍛え上げた魔法を浴びせてやりたいと企んだこともあった。

 正直理解できない思考の魔導師共。たった数十人の変わり映えしない顔触れだけで魔法の高みを目指そうとしている変人集団。研究にも熱を入れていると聞くが、過去に新たな魔法を編み出した数は、冒険者や熟練の生活魔導師の方が多い。


 俺は、師匠からも「お前は宮廷魔導師の器ではない」と断じられた。けれど、僻みではなく冒険者になったことを誇りに思っている。時に闘い、時に助け合いながら成長する魔導師で本当によかった。今の俺が在るのは、ライアン師匠の弟子であり冒険者だったからだ。過去に戻れたとしてももう一度冒険者の道を選ぶ。 


 俺には荷が重すぎる。傲慢な奴らを育てる必要性を感じない。だが……ジグルさんは大魔導師ライアンの力を借りたいと言った。俺を…ライアン師匠の遺志を受け継ぐ魔導師だと。


 師匠は奴らの現状を憂いていたのだろうか?師匠ならどうした?


 …違う。「お前はどう考えてる?」と怒鳴られる。「失敗したら儂のせいか?」と。こうも言われるだろう。


「言い訳ばかりしおって!育てる必要性を感じないだと!?お前は1人でも魔導師を育てたことがあるか?!育ててから言え!」と。


 俺には弟子と呼べる魔導師はいない。冒険者は完全自営業。情報を交換することは多いが、弟子入りするという感覚もない。情報や知識を共有しながら成長する感覚。弟子ではなく仲間だ。

 ライアン師匠は、亡くなってから頻繁に俺の頭に姿を現す。幻想なのか若しくは…とり憑かれているのか?そうだとしたら、ウォルトの魔法を見たいのだろう。


 師匠への冥土の土産に、自慢話を持って行くか。「ウォルトを超える魔導師を育てました」と。己がウォルトに勝ちたくて修練しているが、育てた魔導師が倒したのなら同等の価値がある。

 師匠の系譜を継ぐ者がカネルラ最高の魔導師を育て上げ、稀代の魔導師を倒して頂点に立つ。教えは正しかったのだと証明し、これ以上ない恩返しになる。


 奴らが箸にも棒にも掛からない魔導師であれば、俺の修練相手にちょうどいい。それくらいのことはできるだろう。宮廷魔導師の魔法とやらを学ばせてもらい、ウォルトを追うための踏み台になってもらえばいい。貴重な国防力ゆえに、我が儘ばかり通用しないだろうが、やれる範囲でやらせてもらう。


『それがお前の選択ならばよかろう。とにかく負けるのは許さんぞ』


 …といったところですか?それは、ウォルトにも…宮廷魔導師にもでしょうね。言われなくとも負けるのは御免です。俺は魔導師なので。


 あとは、国王陛下のお考え1つ。



 


 それから数日後。正式にジグルの退任が発表され、新たに冒険者出身であるクウジが就任したことがカネルラ中に知れ渡る。前代未聞の人事にカネルラ中の魔導師は様々な反応を見せた。


「元冒険者の最高指導者などあり得ないだろう。魔法のレベルが違うのだから」

「長年の悪習を浄化し、弱体化を防ぐテコ入れだ。納得できる選択」

「カネルラ魔法界は地に堕ちた。他国に差をつけられる一方となるだろう」

「冒険者も宮廷魔導師も関係なく手を取り合うべき。将来を見据えた英断と言える」


 賛否両論だが、どちらかといえば反対意見が多い風潮。そんな中、滞りなく就任式を終えた。



「クウジ。宮廷魔導師を頼むぞ」

「御意」


 ナイデル国王陛下から激励を受け、謁見の間を後にした。カネルラの紋章が刺繍された漆黒のローブに身を包み修練場へと向かう。


 どうやら、既に数名は「元冒険者の指導など受けられない」とローブを脱いで、王城を後にしたと聞いた。実に面白く下らない連中だ。


 同じ魔導師として嘆かわしい。一度くらい俺の魔法を見て出ていけばいいものを。まぁ一向に構わない。そんな魔導師では、100年経ってもカネルラの頂点に立てない。性根も宮廷魔導師に相応しくない。


 ウォルトなら目を輝かせるだろうに。サラやマルソーの魔法を子供のような顔で見ると聞いた。現に俺の時もそうだった。

 理由は、純粋に知らない魔法を覚えたいからだという。「見たこともない魔法を操る魔導師は本当に凄いです」と屈託なく笑う。嫌味もまったく感じない。

 既に常識外れの技量を備えながら、名声などに一切興味はなくただ魔法を愛しひたすら腕を磨き続けている。そんな男に、邪念しかない魔導師が太刀打ちできるはずもない。


 考えながら歩き続け、修練場の入口に到着する。


 どんな才能が集まっているか楽しみだ。おそらく、磨き甲斐のある宝石だらけだろう。若しくはゴミ溜めか。

 選んで頂いた国王陛下とジグルさんの顔に泥を塗るつもりはない。そして、元冒険者の魔導師代表として恥じない働きをする。それだけは誇りに賭けて守ってみせる。


 最低やるべき仕事は、精強な魔導師集団を作ること。無論俺のやり方で。少しだけ師匠の知恵を借りよう。


 ここにきて、楽しみ過ぎて手が震える。震えを抑えるように、グッと拳を握りしめる。


 さぁ、行こう。新たな魔法の世界へ。

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