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モフモフの魔導師  作者: 鶴源
331/706

331 今日は正装

 無事にクエストを終えたウイカとアニカ姉妹は家路を急ぐ。朝からクエストに出掛けたけれど、街は茜色に装いを変えてウイカの誕生日は夜を残すのみとなった。


「結構、手間取っちゃったね」

「魔物が予想以上に強かったけど、油断せず倒せてよかった!」


 初めて挑戦したクエストだったけど、慎重にこなせたと思う。


「一旦家に戻って、身支度してからウォルトさんのところに行こうか」

「賛成!かなり汗かいたからね!」


 ウォルトさんには行くことを伝えてない。今日が誕生日だって伝えたら驚いてくれるかな。


 うきうきしながら帰宅すると、オーレンの靴がない。私達の住居は、フクーベでは少数派の靴を脱いで生活するタイプ。


「まだ帰ってきてないみたいだね」

「打ち上げに行ってるかもね!マックさん達はお酒好きだから!ちょっと待って、帰ってこなかったら書き置きしていこう!」

「そうだね」


 2人で靴を脱いでいると、廊下の奥から歩み寄る人の気配を感じた。ふと向けた視線の先には…。


「お帰りなさいませ。お嬢様」

「「……えぇ~~っ!?」」


 アニカと一緒に盛大に驚く。視線の先には、漆黒のタキシードを着たウォルトさんが立っていた。胸に右手の掌を当てて深々とお辞儀してる。


「ウォ、ウォルトさん!?」

「そ、その格好はっ?!」


 顔を上げたウォルトさんは、状況が掴めない私達に微笑んだ。


「本日はウイカお嬢様の誕生日と伺ったモノですから、1日執事としてやって参りました。帰宅を心待ちにしておりました」

「い、1日執事っ?!」

「ど、どゆことですかっ?!」

 

 確かに誕生日だけど、なんで執事に?!混乱していると、いつもの口調に戻って教えてくれる。


「驚かせてゴメンね。ちょっと前にオーレンから聞いたんだ。最近フクーベで【執事喫茶】っていうのが流行ってて女性に人気があるって」


 来店すると女性客はお嬢様として接待されて、給仕は執事の格好をしている。そんなお店が流行ってるのは事実。


「ウイカもアニカも行きたがってたって聞いたんだ」

「行ってみたいね…ってアニカと話したことはあります」


 恥ずかしくて、なかなか足は向かないねって笑ってたんだけど…。


「本物の執事にはなれないけど、ちょっとでも楽しんでもらいたいと思って」


 久方ぶりの全開『照れるニャ~』の炸裂で疲れも吹き飛んだ。表情が可愛い過ぎる。ウォルトさんは、格好よさに可愛らしさも併せ持つ反則級の猫獣人だ。


「1日執事…ってことは、今日はずっと家にいてくれるんですか?」


 ウォルトさんは微笑んで頷いた。


「可能なら泊まらせて頂きたいのですが」

「「もちろん!」」


 もの凄く嬉しい!これだけで最高の誕生日!


「明日はアニカお嬢様の誕生日と伺っております。日を跨いでお祝いをさせて頂きたいのです」

「嬉しいです!こちらこそお願いします!」


 それも知ってくれてるなんて嬉しい。オーレンが教えたんだろうな。


「ありがとうございます。早速ですが、入浴と食事、どちらも準備ができておりますがどうなさいますか?」

「「まずはお風呂でっ!」」

「承知しました。お湯は沸いております。ごゆっくり」


 ウォルトさんは台所に向かって、私達は着替えを手にお風呂へと向かった。服を脱いで、魔法で明るさが保たれた洗い場に入ると、爽やかな花の香りが漂う。入浴剤として香油が湯船に混ぜられてるっぽい。


「凄くいい香り」

「できる執事だね~!」


 アニカと交互に身体を洗ってゆっくり湯船に浸かる。


「ふぁぁ…。適温だし凄く気持ちいい…」


 きっとお湯を『保存』してる。やることが憎いなぁ。普通の執事にはできっこない。


「しかもお湯が違うよね!癒やされるっていうか!」

「多分だけど、治癒魔法をほんの少しだけ付与してるっぽいね」

「確かに肌で感じる!有能な執事だね~!」

「お風呂だけでわかっちゃう」


 気遣いができすぎる猫執事だ。高給で雇ってもらえそう。


「しかも……凄く格好よかったよね!」

「背が高くて細身だから、タキシードが凄く似合ってた。真っ白の毛皮が黒に映えて」

「モノクルも合うよね!執事感がありまくり!」

「ただの田舎娘に『お嬢様』は凄い破壊力だよ。照れちゃう」

「非日常を味わうのが楽しいんだよ!店に通う女の人の気持ちがわかりすぎる!」

 

 ついつい話し込んで長湯をしてしまったけれど、のぼせる前に上がった。いそいそと着替えて居間へ向かうと、ウォルトさんから椅子に座るよう促されて丁寧に髪を乾かしてもらう。


「アニカお嬢様。いかがでしょうか」

「苦しゅうない!私は満足だぞ!」

「ふふっ。そんなお嬢様いないんじゃないかな」


 気分がのってきたアニカにツッコんじゃう。つい言いたくなる気持ちもわかるなぁ。至れり尽くせりは滅多にない経験。


 テーブルに移動すると、ウォルトさんが食事について説明してくれる。


「本日の夕食は、お嬢様達がいつ戻られてもいいよう準備しておりました。オーレン様に事前に理由を話して協力して頂いております」

「なるほど」

「オーレンもいいとこあるじゃん!」

「本日は誕生日ということで、コース料理を準備しております。前菜から次々にお持ちしますので、ゆっくり召し上がって下さい」

「「凄い!いただきます!」」

 

 聞いたことも食べたこともないけど、美味しいことだけは確定してる。


「ん~!美味しい!」

「実に最高よ~!どんどん持ってきてほしいわ~!」

「かしこまりました」


 アニカの変な言動で笑わないウォルトさんは凄いなぁ。私は笑ってしまいそうになってるのに。


 抜け目のないウォルトさんは、お酒も準備してくれていて、どこから調達してきたのかお洒落なグラスに果実酒を注いでくれる。

 瓶を片手にグラスに注ぐ姿も本物の執事のようで様になっている。わざわざ勉強してくれたのかなぁ。


「美味しくて飲みやすいね」

「しかも料理に合う!」

「若干酒精は強めでございます。少しずつお召し上がり下さい」


 やることなすこと完璧な白猫執事は、笑顔で台所に向かった。

 

「今日は最高の誕生日だよ」

「だね!幸せすぎる!ところで、オーレンは帰ってこないのかな?」

「気を使って遅く帰って来る気かも」

「そうかもね!バカ兄貴分もいいとこある!」


 猫執事の忠告などどこ吹く風で調子よくお酒を飲み干してしまう。爽やかな甘さでまるでお酒じゃないみたい。


 次の料理を運んできたウォルトさんに、いい感じに酔ってるアニカがお願いした。


「ウォルト!モフらせて頂戴!」


 モフることについては許可をもらってるけど、やっぱりお願いしづらい。でも、今日は気兼ねなくお願いできる。呼び捨ても普段はできないし、したくない。今日だけはお嬢様の特権ということで許してもらおう。


「かしこまりました。どうぞ」


 ウォルトさんは笑顔で椅子の隣に片膝をつく。アニカは首に抱きついて頬擦りした。


「気持ちいい~…。ふわふわ~…」

「左様ですか。アニカお嬢様…」

「なに?」

「1日早いのですが、お誕生日おめでとうございます。本当にお綺麗になられました。いつも明るく元気で魅力的ですが、立派な淑女になられて感無量でございます」

「ウォルトは…嬉しいこと言ってくれるね…」


 よかったね、アニカ。嬉しいね。しばらく離さなかったアニカの次に、私もお願いしてみた。


「ウォルト、私もモフらせて」

「かしこまりました」


 私も同じようにギュッと抱きつく。毛皮が凄く気持ちいい…。


「ウイカお嬢様」

「なに?」

「お誕生日おめでとうございます。一段と美しさが増してらっしゃいます。落ち着いた中に、純粋で強い心を秘めたお嬢様は、益々魅力的に成長されるものと存じます」

「ありがとう、ウォルト。嬉しい…」


 なんて嬉しいことを言ってくれるんだろう…。大好きだ…。



 その後も食事を続けて、大食いの自覚がある私達も遂に満腹を迎える。


「もう無理かも…」

「私もさすがにもう無理~!」

「最後に軽い甘味を用意しておりますが」

「「食べる!」」


 胃袋の許容量を完璧に把握している白猫執事はニッコリ笑った。






「2人とも、大丈夫?」

「はい…。かなりよくなってます」

「ちょっとふわふわしてますけど…」


 嬉しさが爆発してつい飲み過ぎた私達は、泥酔の1歩手前まで突き進んでしまった。でも、デキる白猫執事は酔い覚ましのお茶でフォローしてくれる。


 冷静さを取り戻したところで、お互いいつもの調子に戻った。


「ゴメンね。楽しそうだったから止められなかった」

「完全な自業自得です。ウォルトさんは最高の執事です。気にしないで下さい」

「実際楽しいので!ただ、ウォルトさんの甘い言葉に舞い上がり過ぎました!」

「甘い言葉?」

「褒めてくれましたよね。お世話でも嬉しかったです」


 ウォルトさんはそこら辺のチャラ男と違って私達の容姿を褒めたりしない。誰に対してもそうだ。だから、もの凄く嬉しい。


「思ってることを執事っぽい感じで言っただけだよ。ボクはお世辞は言わない。噓と同じで言っても直ぐバレるから」


『ニャに言ってるんだ?』って顔してる。


「それは…」

「ありがとうございます…」


 頬が熱い…。アニカも頬を赤らめてる。破壊力が違うよね。


「ボクから2人にプレゼントがあるんだ」

「えっ!?」

「まだなにかあるんですか?!」

「気に入ってもらえるといいんだけど…」


 ゴソゴソと布袋から取り出して、それぞれに手渡してくれる。


「私のは…可愛いフードです」


 手渡されたのは、綺麗な刺繍が施された白い薄手の頭巾(フード)。装飾のレースも可愛い。ウォルトさんの手作りだとしたら凄い。

 首に巻いてみると、前は胸が隠れるくらいの長さでボタンで止めるタイプ。ふんわり軽くて女性的なデザイン。

 

「ウイカのは、【慈愛のフード】っていう魔道具なんだ」

「えぇっ!?コレがですか?!」


 私は慈愛のフードを知っている。前々から欲しいと思っていた魔装備だから。身に着けると、治癒魔法全般の魔力を節約できたり、効果を向上させることができる凄い装備…なんだけど。


「こんなデザインの慈愛のフードは初めて見ます…」


 慈愛のフードは街の魔道具工房でも高値で売りに出されてる。その全てが「頭巾ですよ!」というシンプルなデザイン。『貴方の首を守ります!』という売り文句が付いてそうなくらい分厚くて重い。

 要するに、一言で表現するならもの凄くダサい。だから女性の治癒師には不人気な装備。それでも入手したくてお金を貯めていた。


「ウイカをイメージしてボクが作ったんだ。効果は実証済みだから問題ないよ。『堅牢』を何重にも掛けてるから冒険しても簡単には破れたり汚れたりもしないはず」

「凄く嬉しいです…。大事に使います」


 嬉しすぎて本当に涙が出そう。実物を知ってる人でも、慈愛のフードだって判別できる人はいないんじゃないかな。


「あの、私のブローチは?」


 アニカの掌には赤い宝石がはめ込まれた小さなブローチが載っている。模様を彫られた銀で縁取られて、光沢がとても綺麗。


「アニカのは【累加のブローチ】だよ。少し扱いが難しいけど、魔法に関するいろんなことができて消費魔力も抑えられる。アニカに似合うと思って赤の宝石で作ってみたんだ」

「ありがとうございます!嬉しいです!」

  

 ウォルトさんは優しく微笑んだ。


「もしよかったら冒険で使ってほしい」

「はい」

「必ず使いこなします!」

「ところで、オーレンは帰ってこないね」

「ウォルトさんはなにも聞いてないんですか?」

「夜には戻るって言ってたんだけど、どうしたんだろう?少し心配だね」



 ★



 その頃、オーレンはというと。


 クエスト終わりの打ち上げで、酔っ払った【南瓜の馬車】のメンバーに詰め寄られていた。


「なんで会いに行っちゃいけないんだ?!誕生日なんて絶好のアピールチャンスなのに!」

「そうだそうだ!プレゼントも買ったんだぞ!」


 リーダーのマックさんは妻帯者だけど、残りの男性メンバーであるモスさんとドミスさんは独身でウイカ達に気がある。事情を知っているだけに苦笑いしかできない。そして、俺はウイカ達に会いに行きたがってる2人を引き止めていた。


「気持ちはわかるんですけど、今日会いに行っちゃうと嫌われる可能性大です。それでもいいですか?覚悟があるなら止められないですけど。忠告はしましたよ」


 モスさんとドミスさんは頭を捻る。


「むぅ~…。それは嫌だな」

「嫌われたくはない…」

「マジギレされて魔法で燃やされる可能性もあります。冗談抜きで」


 大袈裟じゃない。今日だけはアイツらを刺激するべきじゃないんだ。今頃いい気分で盛り上がってるはず。水を差したら冷たい態度をとられても仕方ない。


「オーレンがそこまで言うなら、今日行くのは諦めるしかないか…。その代わり最後まで付き合ってくれよ」

「喜んで付き合います。あと、家に泊めて下さい」

「当然だ!俺達は明日行くぞ!」

「おぉ!」

「明後日にしましょうか」


 明日はアニカの誕生日。まだやめといたほうがいい。盛り上がる2人をよそに、パーティー唯一の女性で治癒師マキナさんは苦笑い。


「せっかくオーレンがヒントを出してくれてるのに鈍いよねぇ~」


 マキナさんはウイカ達と仲がいいから意中の男性がいることを知ってる。俺がなぜ引き止めてるのかも気付いてくれてるな。


「アイツらは2人の気持ちを純粋に喜びます。無理には止められませんよ」

「でも、遅かれ早かれ知ることになるなら早い方がいいと思うの。だって上手くいく可能性が絶望的じゃない?」


 マキナさんは好きな人がいることは知ってるだろうけど、まさか同一人物とは思ってないだろうな。


「マキナさんからモスさん達に伝えてもらえますか?」

「う~ん……そうだねぇ…」


 年甲斐もなくはしゃぐモスさんとドミスさんを見る。20代半ばに差し掛かった男2人が、若い女性に買ったプレゼントを「俺の方が喜んでもらえる!」と言い争っていた。


「…ほっとこう!楽しそうだし!」



 ★

 


 ウォルトは思案していた。


 帰ってこないオーレンを探しに行くべきか。冒険でなにか起こったのかもしれない。


「気になるから探しに行ってくるよ」

「大丈夫です。緊急事態が起こるとギルドが教えてくれるので。一緒に行ったパーティーからも連絡がないのは無事だからです」

「オーレンは帰ってこないかもしれないです!打ち上げのあと泊まってくる可能性大ですね!」

「よく泊まってくるんです」

「そうなると、この家に泊まるのは無理だね」


 森の住み家ならいいけど、姉妹しかいない家に泊まるのはさすがによくない。明日、早くにまた訪ねてくることにしよう。


「気にする必要ないですよ!」

「ウォルトさんは私達に気を使ってるんですよね?魔が差しちゃいけないって」

「そうなんだけど」


 姉妹は満面の笑みを見せる。


「だったら3人で寝ましょう」

「いいですよね!」

「う~ん…。ダメじゃないかな」

「ウォルトさん的には2人きりがマズいんですよね?」

「3人なら魔が差すこともないし安心です!」

「そうだけど…ボクはオーレンの部屋を借りて寝るよ」


 姉妹は頬を膨らませてムッとする。そして、口調と匂いが変わった。


「執事たる者、この程度で動揺してどうするのですか?私達の寝姿を見守るのも執事の務めです」

「執事による添い寝も立派なお祝いなの!貴方に拒否権などなくてよ!オホホホッ!」

「そんなこと言うお嬢様はいないと思うけど…」


 …とはいえ、今日と明日は2人の誕生日。要望に応えてあげたいし、ボクが気を確かに保てばいいだけの話。男として意識されてないのはよく知ってる。


「かしこまりました。喜んで添い寝させて頂きます」

「「やったぁ!」」


 お風呂を借りたあと、毛皮を乾かして持参した貫頭衣に着替えて姉妹の部屋に向かう。そっとドアを開けて中を覗くと、ベッドを並べて仲良く眠っていた。


 昼間に冒険でクエストをこなしてお酒も入ってる。疲れてて当然だ。起こしちゃ悪いから…。

 内心ではホッとしてオーレンの部屋に向かおうとしたけど、ガバッと起き上がった姉妹に捕まってベッドに連行された。


「ひどい!ウォルトさんが噓ついた!1日執事なのにっ!」

「罰として、真ん中で寝るの刑に処す!」

「ゴメン…。起こしちゃ悪いと思って…」

「言い訳は認めません!」

「男らしくない!」


 すったもんだの結果、並んで寝ることになった。


「ウォルトさん。今日も『幻視』をお願いしていいですか?」

「いいよ。前回は夜空だったから…」


 仰向けのまま天井に手を翳して『幻視』を詠唱する。


「「ふわぁ~~!」」


 視界一杯に映し出したのは、空のように澄んだ水中の光景。水面は陽の光に反射し、色とりどりの魚や生き物が悠々と泳いでいる。川の底に寝転んでいるかのよう。

 魚達は、ウイカやアニカの傍に集まって手や身体をツンツンと口で突く。


「可愛いです…。すごく癒されます」

「部屋が水の中になるなんて想像できませんでした!」

「水に浸かれなかったボクが、アニカ達と出会ったから見れた光景なんだ」

「何度見ても不思議ですね…。『幻視』って、どんな魔力と発動の方法なんでしょうか?」

「私も知りたいです!」

「『幻視』は普通の魔法と少し違うんだけど…」


 ゆっくり魔法について語り合う。


 ボクにとって、魔法について2人と語るのは楽しくて有意義な時間。アニカやウイカは発想が柔軟で、思いもつかない角度からの意見をくれることが多い。その度にやっぱり凄いと再認識する。


 その後、誰からともなく自然な眠りにつくまで魔法の水の中で語り続けた。

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