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23.不本意ながら求婚されました



 ギンレイへの御挨拶は、1週間後と決まった。

 第二王女様の回復を待つということと、今度はがっつり国賓待遇での御呼ばれなので支度が大変なのだ。

 

 私はもうすでに行きたくない。


 グレイシア様のソフィアローズ家でも大騒ぎになっているらしい。

 最初はグレイシア様だけの同行だったが、転移ですぐに行けると言うことで母君も行くことになったらしい。

 

 しかも、ハルト兄様まで同行することになった。

 うーん、ハルト兄様が国外に行くとなると、置いていく正妃さまがちょっと心配。

 まぁ、エド兄様もいるし…… エド兄様も……


 うん、誰か別に護衛を手配しよう。

 で、一応ハルト兄様の不在の間の護衛体制を、クラリス様がちょうどおられたので聞いてみた。


「その間は魔術師団長が対魔結界を張ってくださるそうです。それとご子息のディーン様が索敵用の魔法陣を作ってくださると聞いています」


 と言うことだった。

 それは安心…… だけど、本当にどうしたんだろうディーン様。キモオタはホントに更生したのだろうか。

 ハルト兄様は一泊で帰る予定なので、そこまで心配しなくて良いかな?





 そして、もう一件問題が。





 せっかくミスリル・オリハルコンの関税撤廃をしてくれると言うなら、宣伝しない手は無いと言って、ハルト兄様はミスリルで甲冑を作らせたのだ。

 しかも自分で着るのではなく、行列の先頭でばーちゃんに乗ったロディに着ろと言う。


 ロディは抵抗した。

 何といってもミスリルは銀色にも虹色にも輝く美しい金属である。

 それで鎧なんて作ったら----。


 うん。私じゃなくて良かった。


 ちなみにシーザー様はオリハルコンで要所を飾った甲冑を着ることになった。

 さすがに全身オリハルコンだと重くて動けないらしい。

 シーザー様は喜んでいた。

 ------人の趣味にどうこうは言うまい。


 ばーちゃんにもオリハルコンの兜や胴衣など、動きを妨げない程度の鎧を着せるらしい。

 それに乗るミスリルの甲冑のロディ。


 --------御愁傷様だ。





 私の方は、まぁ着飾らされるけど、それはまぁ普通のことだ。

 侍女団もついてきてくれるということなので、お任せしよう。

 国賓で、第二王女の命の恩人だ。どこまで持ち上げられるか分からない。

 覚悟はしていかなければいけないだろう。


 まぁグレイシア様が一緒なので、そのあたりは安心だ。



 そんな感じで一週間が過ぎた。

 私はドレスを新調され、お飾り系も一新されている。

 ……そこまで気合を入れなくても良いのに。

 

 移動は私の転移魔法陣で行うけど、私はハルト兄様とグレイシア様、グレイシア様の母君のレーナ様と御一緒に王家の紋章の入った6頭立ての馬車での移動となる。


 ………転移で行くのに6頭立ての馬車って、兄様何処まで行く気ですか??

 しかもこの馬車、屋根のないパレード仕様のものですよね?

 嫌な予感しかしません。

 

 しかも馬車は一台ではない。

 先頭はばーちゃんに乗ったロディ。

 その左右にオリハルコンで武装したシーザー様とも一人の騎士団員。

 

 その後に王家の馬車が続き、その後は歩兵・騎馬隊・荷物を積んだ馬車と並ぶ。


 も、ホントに何処に何しに行くんだって感じですよ。

 

 私も王女の正装で、さすがに煌びやかな… ミスリルをイメージしたとかで、見る角度によっては虹色に見える布をメインに、襟や肩、ドレスの裾なんかはオリハルコンの色で纏められていた。


 いくら干物とはいえ、綺麗な格好は嬉しい物です。


 何しろいつもはジャージ…… じゃない、魔術師のローブですからね。

 アレはアレで楽でいいのになぁ……





「今日はミスリル色の衣装ですのねリディアルナ様」

 とグレイシア様と母君、レーナ様が入って来られた。

 お二人とも綺麗な黒髪を結いあげて、---アレはかんざし?の様な物で飾っている。

 そして二人とも着物だ!


「はい。兄様が宣伝するのだと張り切っていて」

「次に里帰りする時は町中がミスリル色になっているかもしれませんね」

 と、レーナ様が優しげに笑う。

 うーん。良いのかそれは。



「気がついたと思いますが、ギンレイはしっかり和風です」

 と、グレイシア様。 アレで気がつかなかったら転生者じゃないよ。


「ギンレイは『銀嶺』。国の中央にある富士に似た神の山にあやかって付けられたという言い伝えがあるそうです。それにあの国の民は漢字表記のできる名前を選ぶようですね。母は『玲奈』です」

 

「それはちょっと羨ましいですね……」

「リディアルナ様は、日本がお懐かしいですか?」

「そうですね---。懐かしくないと言えば嘘になります。でもこの国で出会った人たちと、もう離れることは出来ないでしょう」

 と、ちょっと笑う。


「私もそうですわ…… でもその方が良い事だと思っております。---ちょっと乙女ゲームの主役が脱線しようと、それはそれで楽しいですよね」

「-------グレイシア様、ほめてませんよね」



「本当に仲良うやっているのですね」

 と、母君が感慨深げに言った。

「私は先ほどの話の通り銀嶺から嫁いできました。と言っても側室の第二王女です。国内のそこそこの貴族に降嫁するのだと思っていたら、ソフィアローズ公爵様が是非にと申しこんできて下さって……」

「そうだったんですね。---そのおかげで今回、第二王女殿下が助かったのですから、良かったですよ」

 とにっこり笑う。

 玲奈様も笑ってくださった。

 

 


 そんな話をしているうちに出発の時間が近づいてきた。

 みんなで馬車に乗る。

 先頭は、何が嬉しいのか張り切っているばーちゃんと、顔が見えない甲冑をわざわざ注文に行ったロディである。

 ロディ、かっこいいからミスリルの鎧だって良さそうなんだけどな。

 でもまぁ、これは本人の問題だ。 


 私の『命の女神』呼ばわりはまだ改善されていない。ロディは別にいいんじゃないかって言うけど本人は恥ずかしいんだ!

 と言う訳で、ロディは派手な恰好が苦手なんだろうな。

 御愁傷様。

 今回は助けられないよ、ばーちゃんはもう、ロディか私しか乗せないもん。シーザー様は振り落とされました。ば-ちゃん的なランクがあるみたい。

 私がミスリルの甲冑を着るわけに訳には行かないしねー

 




 最後にハルト兄様が正装で乗ってくる。

「リディア、良いぞ」


 その言葉を合図に、一行全体に聞こえるよう拡声の魔法をつかって、出発の合図をする。

 さぁ転移だ!


 かなりの大人数だったが、難なく銀嶺の首都、真珠の正門前に出た。

 ここに転移することは、事前に通告済みだったためか、今度は案内の騎士団が挨拶に出てくる。


 ハルト兄様と少し話して、すぐに出発となった。




 首都、『真珠』はオンディーナ程ではないが大きな街だ。

 産業は主に海産物と林業。そして魔道具などの加工品が多いのだ。魔石の産出が多いわけではないが、銀嶺の魔道具は他と一線を画している。それほど効果に違いが出る。

 ……何だかますます日本に似てるね。


 真珠の正門をくぐったとたん、大きな歓声が------

 歓声って言うかもう、何これすっごい騒ぎ。

 お祭り?もしや暴動ですか?ってくらい大騒ぎです。


 人々が何を言っているのか、すでに判断がつかない。

 時々竜騎士様ーー!とロディを呼ぶ声が聞こえる。それに紅竜の主様ーという声もかかる。そうか、そんな名が付いたか。


 頑張れ宣伝塔! ミスリルを売り込むのだ!


 中には「命の女神様ー」と言う声も聞こえる。

 これはあえて無視する。

 私はそんな名では無い。

 

 それ以外はにこやかに手を振り、時々子供が花束などを渡してくれるのをお礼を言って受け取る。

 イージスは常時展開している。怪しい物を渡される心配はない。


 グレイシア様も母君もすごい人気だ。

 母君。きっとこの国にいる間も人気があったんだろうなぁ。



 宮城が近くなる。

 宮城の門の前に、何と国王陛下と王妃殿下が御待ちだった。


「これはギンレイ国王陛下。わざわざのお迎え、痛み入ります」

 すかさずハルト兄様が挨拶する。

 うん、これは私は楽だ。


「とんでもございません、第二王女、莉乃(リノ)をお助けいただき、何と感謝の言葉を述べれば良いか……」

 国王陛下は涙ぐんでいるようだ。

 さっさと宮に入ってしまいましょう。


「ごきげんよう国王陛下、王妃殿下。リディアルナでございます。その後、第二王女様はいかがでございましょうか?」

「殿下! 本当に殿下には何とお礼を言っていいかーーー」

 王妃殿下が私に縋るように泣きだす。


 グレイシア様と母君に何とかしてくれと視線を送ると、母君は王妃殿下の肩を抱いて宮に入って行った。

 そうか。グレイシア様の母君とは異母姉妹だ。



 その後何とか落ち着いて、長い一行は宮に入り、指定された部屋に案内された。


 うわ--- 和室だ! 障子だ! 障子を開けると見事な日本庭園。

 これだけでも来た甲斐はあるね。

 お茶が出され(これも日本茶!)しばらく休んで下さいと言うこと。

 ----でも転移しただけだから、誰も疲れてはいないと思うけどな。


 見事な日本庭園を眺めていると、王妃殿下と第二王女様が入って来られた。


「お元気になられたんですね…… 本当に良かったです」

「めがみさま、ありがとうございます!」

 小さい王女様が無邪気に言う。うん、ここで怒るほど、さすがに心はせまくないと思うよ。


「うーん、莉乃様?私は女神じゃないんですよ。ただの魔術師です。たまたま莉乃様の病気を知っていただけで、治せない病気だってたくさんあるんですよ」

 そうです。女神はホント、止めてください。


「すみません、莉乃はすっかり殿下を女神様だと---」

 と、王妃殿下。この人ですね、間違った情報を教えたのは。


「その辺の修正はお願いしますね。----莉乃様?もうお身体は大丈夫でしょうか?」

「はい! 女神様の言うとおりたくさん食べてたくさん眠っています。とっても元気になりました」

「それは良うございました」

 この女神呼ばわりは修正できるのだろうか。



「もう二人とも来ておったか」 

 と、国王陛下登場。

 あ、後ろにハルト兄様がいる!何だかもう安心。


「リディアルナ殿下、並びにリディアルナ殿下を派遣して下さったラインハルト王太子殿下には感謝の言葉も無い。我が国のできることなら何でも言ってほしい」

 うん、これは兄様の出番ですね。


 しばらく兄様と国王陛下とで関税がどうの港の使用料がどうの、海産物の関税がどうのといろんな話をしていたが、いい加減あきてきた。

 王妃殿下がそれを察したのか、宮城の案内を申し出てくれた。

 もちろん一も二も無く飛びついた。

 兄様は、苦笑しながら見送ってくれた。




 王妃殿下と莉乃様、グレイシア様と母君の5人で宮の中を観光して回る。

 グレイシア様は、母の生まれた国と言うことでも感慨深そうだ。


「それにしても王妃殿下、我が国とはずいぶん違った御召物ですね」

「ええ、これは着物と言って特殊な織り方をした布地を使うのです…… リディアルナ様も着て見られませんか?」

「え?良いんですか?」

 わーい、着物だ!


「急なことなので、私の娘時代のものしか無いのですが…… もしお気に召されたら、御似合いになりそうなものを仕立てて御国にお送りいたしますよ」

「----大変うれしいのですが、着方が難しそうですね…… もしよかったら布地だけ送ってもらえば、うちの国のデザイナーにアレンジしてもらおうかと思います」

「もちろん、かまいませんわ。お気に召すものがあると良いのですが」


 そう言って私はしっかりと着物を着つけていただいた。

 ドレス、持って来なくてもよかったじゃん。 




 そして豪華な晩餐会。


 真っ先にハルト兄様に着物を見せに行く。

「兄様見てください! 王妃殿下が着せてくださったのですよ」

 そう言ってくるりと回ってみせる。


「キモノだな。良く似合うじゃないか。帰りに仕立ててくると良い。布地だけでも良いかもな」

「ありがとう兄様!」

 この着物、ホントに日本風で生地の色が単色で無く銀や蒼も入っているものもあり、髪の色とかにも合わせやすそうです。嬉しいなー。



 そしてグレイシア様と一緒に山海の珍味を大喜びでいただいていると、やっとミスリルの甲冑から解放されたロディが疲れた顔でばーちゃんを抱いてやっ来た。


「お疲れ様、ミスリルの人気はどうだった?」

「ミスリルよりばーちゃんのほうがすごかったよ。俺、あんなカッコした意味あるのかな?」

 さすがにぐったりしている。

 さっさと抜け出しましょうかね。

 あ、ロディに食べさせなきゃ。こんなおいしい海の幸、うちの国じゃ食べられない。

 何しろお米があるのだ。醤油も!グレイシア様に聞いたらソフィアローズ家では普通に使っているらしい。なんて羨ましい…… 今度城にも分けてもらおう。


 そう思ってロディに私セレクトのおいしい和食をお皿にいろいろ盛っていたら。


「リディアルナ殿下ではありませんか?」

 と、後ろから声がかかった。



「私はこの国の第一王子、(カイ)と申します。妹を助けていただき、本当にありがとうございました」

「いえ、本当に偶然私の治せる病だっただけですわ」

 と、社交辞令用のにっこり。いい加減、これもう疲れた。

 第一王子は確か16歳だったな。結構立派な立ち振る舞いだ。



「リディアルナ殿下--- 魔術も素晴らしうえにこの美しさ。さぞや御国では婚約者争いが絶えないのでしょう。それとも、ラインハルト殿下が何処かの大国の正妃にとお考えなのか---」

「えーと。カイ殿下、私の婚約者など、話も出ませんわ。それに御存知かと思いますが、私は王家の血を引いておりません。大国の正妃など兄様も考えてもいないでしょう」


 カイ殿下は一瞬茫然とされた。知らなかったのかな?別に秘密でも何でもないんだけどな。

「しかし、それではまだ婚約者などの話は全く?」

「はい全く」


「信じられない。-------ではリディアルナ殿下。私があなたに求婚してもよいだろうか」




「「「------は??」」」




 しばらく石化していたら、グレイシア様が助けに入ってくださった。

「殿下、リディアルナ様はお慕いしている人がおられるのですわ。なので、殿下、申し訳ありませんが……」


「グレイシア嬢--- 従妹殿、出来れば本人から聞かねば諦めがつかない。こんなに美しい人を見たのは私は生まれて初めてだ」


「え、と。殿下…… きっと、始めて銀髪を見たのでは…?」

「そんな見た目だけの話ではない。何の見返りも無く人の病を治し、比類なき魔術の才を持ちながら、それをひけらかすわけでもない---。もちろんブルーローゼスが貴女を簡単に手放すとは思っていない。でも私は諦められない……」


 そう言って殿下は。私の手をとって手の甲にキスをした。


 ちなみに私はまだ固まっている。



「ラインハルト殿下にも話をしてみる。どうか、考えてほしい。……ああ、この銀糸のような髪、極上のサファイヤの瞳、日の光にあたったことがないような白い肌…… 何もかも美しい」



 この時、現実逃避に気絶しなかった事を褒めてほしい。

 うっわーーーーー!

 何この人、ディーン様の親戚?!

 それとも目が悪いの?!


 

「あの、カイ殿下、うちのリディアルナ殿下はあまり殿方に褒められたことがないのでびっくりしているのだと思います。とりあえずその話はラインハルト殿下にしていただけると……」

 と、ロディがひっくり返りそうな私を支えてるれる。


「---------君は?なぜ君は殿下に触れることが許されている?」

 そうロディを睨むカイ。


「自分はリディアルナ殿下の護衛騎士です。最初に訪問させていただいた時、姫と一緒にドラゴンに乗っていたものです」

「む… あの時の紅竜の主か。---では仕方ないな。ラインハルト殿下に話すとしよう」


 そう言ってカイ殿下は会場を出て行った。


「お姫、大丈夫?……じゃなさそうだね」

「あ、や、大丈夫---っでも食べてないよね、紅竜の主サマ」

 私はいきなりプロポーズされた衝撃と、紅竜の主の名前に笑っていいのか驚いたらいいのかでもう、---笑うの我慢するのに苦労したよ。


「お姫--- 喜んでる場合じゃないでしょう。俺の分は後で部屋に届けてもらいます。もう帰ろう」


「その方がよろしいでしょうね。先ほどの会話をこの国の貴族がしっかり聞いておりましたわ。リディアルナ様を取り込むことが出来れば、国家としての利益ははかり知れません。面倒なことになる前に脱出してください、紅竜の主様。私はお母様ともう少しここにいます」

「-------分かりましたグレイシア様。そのように」


 そう言ってロディは私をエスコートして会場を出た。

 一応主役なんだけど、抜けちゃっていいのかな?


「でもその顔で、会場にいるわけにはいかないでしょう?真っ赤だよ」

「う―――― あの王子があんなこと言うから…… 後は笑うのを我慢してただけだよ」

「あのドラゴンの主はお姫です。絶対撤回させる!」

 ロディ、そんなに怒ることないのになー まぁ、こればかりは人事だ。

 しかし、人事じゃない厄介事の方が大問題。


 私は自分の髪を見る。銀糸? ……ただの金髪になりそこなった灰色だよ。サファイヤの目?ドレスの色を合わせるのに苦労するどぎつい色だよ。肌が白いのは魔術塔に籠ってばかりだからで……

 



 部屋に帰っていたのは良いけど、一人じゃ着物が脱げない。

 仕方なくそのまま、ロディの食事と私のお茶を持ってきてもらうよう侍女にお願いする。



「お姫、そんなに照れなくても良いのに」

「は? あのディーン様の親戚みたいな過剰評価を?」

「---ディーン様とは全然違うよ。第一王子は真剣だった。だからお姫も、きちんと考えて返事をしなきゃだめだよ」


 え?

 

 真剣に考えて、そしてどうするの?

 私の結婚は、私の意思で決められることは無い。

 私は人を好きになっちゃいけない。





 -----そんな私が、いったい何を考えるの? 















 そもそも攻略対象じゃないって時点でアウトなんだけどね。

 攻略対象外は考える必要があるのかなあ。


 私は人を好きになっちゃ、いけないのに。



ロディの「紅竜の主」の二つ名は杉やん様命名です。いつもありがとうございます。

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