第2話 ・・・召喚されたのに周りが冷たいぞ?
異世界の国・アストリア王国にて勇者として召喚された俺なのだが・・・、
何故か周りから好かれてはいない様子。
「・・・・・何でだろう?」
話しかけても、スルーされるかちょっと対応が遅れたりする。
メイドの人に話かけようとしたのだが、
会話の狭間で「・・・」と沈黙が絶対ある。
しかも・・・愛想笑い。
メイドって地球だとメイド喫茶とかでしか見たことないからな(しかもテレビであり、実際に見たわけではない)。ちょっと物珍しさで見ていたのを卑しい感じと間違えられたのかな?
・・・それとも、俺が生理的に受け付けないとかな!?(泣)
王国を守る騎士団の人たちもそうだ。
剣を教えてもらいたいと思って話してみるんだが・・・全く対応されていない。
ガチで塩対応されている。
だから、俺は端っこで準備運動をして、軽く訓練場で走ってから木刀を振る毎日だ。
・・・正直めっちゃ寂しい。
そして、魔法団。
異世界と言えば魔法だよね。
異世界から召喚された勇者はとんでもない魔力量があるらしく、
俺も結構な魔力を持っているらしい。
・・・が、いまだに魔法について勉強中だ。まだ、どんな魔法が撃てるかが分からない。
魔法団の魔導士に教えてもらおうとするのだが、
「すいません。忙しいので」
と言われて断られてしまう。
どうして!?
さすがに・・・心にクルものがあるよ。
「勇者召喚は定期的に行われるって話だったけど・・・これは本当かね?」
王様曰く、
魔王は自然災害みたいなものであり、周期的に発生する。
その時の世界は人同士の争いも相まって疲弊していた。
その中で、ある女性が女神に祈りをささげた結果、女神が異世界から勇者を召喚させたとのこと。
これが初代勇者と初代聖女の始まりなんだとか。
その後も、女神の信仰の名のもとに魔王が誕生すると勇者を召喚するという式ができたんだと。
この世界の人の誰かが勇者になれないのかと聞いてみたら、
勇者にとって必須の剣である聖剣はこの世界の人たちが使える性能をしていないらしい。
この世界の人が聖剣を使っても、1回しか技が撃てない。
異世界から召喚された勇者ならこれを何発も撃てるんだとか。
チート過ぎないかな?
「だけど・・・魔王討伐の旅とかしても、この感じだとソロで挑むことになりそうでつらい」
どうしてここまで周りの人たちの反応が冷たいのだろうな?
と考えていたら、ノックの音が聞こえてきた。
誰か来たのか・・・ってか初めてじゃないかな?朝起こしに来たり、食事を持ってきてくれるメイドさん以外できたのは。
「誰ですか?」
「私です。リーンディアでございます」
「えっ!?」
待って!?この国の王女様が来たんだけど!?
次回、王女様から語られる真実
そして、大翔の選択
・・・ここ数話はちょっと短いかもしれないのと、
話がちょっとフワフワしてご都合主義なところがあると思いますが、
これからも読んでくださると嬉しいです。
更新も不定期になるかもしれませんが、よろしくお願いします!!




