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プロローグ

 深夜の王宮。


 「何者だ!」

 「私はお前を殺し、次の王となる者」


 暗闇で殺されそうになる男性は逃げまとうが、一向に助けてくれそうな人は見付からない。

 王宮に駐在する近衛騎士団団員ですら。


 「何故、誰も居ないのだ!」

 「皆には寝てもらった」

 「寝るにしろ、これは可笑しすぎる!」


 暗闇でよく見えにくいが、殺そうとする男性の不適な笑みが月光を照す。それは、仮面の気味が悪い笑みだった。

 そして―――――。


 深夜の王宮で男性は仮面の男性に殺された。


***


 勇者達が日本に帰ってから一週間が経った。

 時が過ぎるのが本当に早く感じる程に、流れが早かった。

 今も、メルヴェルの自宅に住んでいるが、一日、一日が本当に暇で暇でしょうがない。

 毎日、メルヴェルは仕事に出ている。魔法師団関連の仕事が溜まっているのだとか。


 「アヴィルくんー、願い事の二つ目は決まらないのー?」


 そう言えば、メルヴェルの自宅に住む住居人が増えたんだった。

 目の前の女性―召喚の女神カロサモンティスが新しい住居人。俺がメルヴェルに滅茶頼んだ結果である。


 「願い事は特に無い。カロサ、俺、ちょっと王宮に行ってくる」


 カロサと言うのは召喚の女神カロサモンティスのニックネーム的なもの。カロサモンティスと言うのが長ったらしいと思って、勝手に略した結果、メルヴェルも呼ぶようになり、本人公認のニックネームとなった。


 「え、あ、アヴィルくん!?ちょっと友達の家に遊びに行ってくる感覚で王宮に行くの!?」

 「て言うか、事実だろ?友達の家が王宮なのは」

 「そ、そうだった…わね?」

 「じゃ」


 俺はこのメルヴェルの自宅にカロサ一人を留守番にし、王宮へと向かった。

 因みに服装は魔法師団の制服ではなくて、普通の私服である。

 本当に暇で仕方無かったから、取り敢えず行くみたいな感じである。




 「のう、アヴィル!久しいな!」


 王宮に入るや否や直ぐに人に声を掛けられた。俺に声を掛けたのは、三十路過ぎの幼j…王宮筆頭魔法師のナシェリア・ランドゥルフだった。

 幼女体型が禁句だったのを忘れてた…。


 「最近、よく見掛けないが、元気だったか?」

 「メルヴェルの自宅でゴロゴロしてただけだったしな。まあ、元気だ」

 「そうか、そうか。良かった、良かった。じゃあ、妾はもう行くぞ。何せ、今日は王宮中がバタついているのでな!」


 走ってナシェリアは何処かへ言ってしまった。

 ナシェリアが言うように、何か王宮中が騒がしい。何が起きたのだろうか。

 魔王の襲撃?

 そんな筈は有り得ない。俺が魔王をこの手で討伐したから。

 また、この世界に脅威と言うものが訪れるような、そう言う予感がした。

ここまで読んでくださり有り難うございます。

誤字脱字の指摘、感想、ブックマーク、評価、レビューをくれると幸いです。

***

次の更新は12月29日です。

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