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アヤメ  作者: 魔天光殺法
プロローグ
1/4

生物

 生物は、生と死の狭間に存在している。


 とても平穏に見えて、本当は今にも契れそうなほど極端に細い糸の上に、片足の爪先で立っているようなもの。


 この世に存在する生物はとても器用だ。

 どちらかに偏ることはあれども、そう簡単に落ちることはない。


 死を望んだ者ですら、“偏るだけ”なのだから。


 困ったものだ。

 最期の一押しというのが、どれほどまでに困難で、抱えきれないほどの後悔を担うのか知りもせずに。


 それ故に、これほどまでに快感で、抱えきれないほどの喜楽を得るのか知る由もない。

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