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魔王の俺が召喚されたのは異世界でした  作者: 三剣 シン
第一章 異世界にきた
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#4 ギルド登録と新たなる決意

第四話です、いろいろ思考錯誤しながらやっています。

それでは今回もお付き合いお願いします。


ギルドマスターが出た言った部屋には重苦しい空気が流れていた。


「すいませんマサトさん、私のせいで」


そうやってティーナが誤ってくる。

今回の件に関してティーナは一切悪くないと思う。

元はといえば俺が喧嘩を買ったのが原因だ。

あのときつい頭に血が上っていたが、あそこで反撃する必要は全くなかった。


「いや、ティーナは悪くないよ」

「でも」

「今回は完全に俺が悪い」

「ありがとうございます」


そういってティーナが笑った瞬間部屋に流れていた重苦しい空気がなくなった気がした。


「そろそろ行きましょうか」


そういってティーナが立ち上がりドアを開けて部屋を出ていく。

もちろん俺もそれに続く。


「そういえばマサトさんはギルド登録しないんですか?」

「ギルド登録?」


名前から意味は大体想像できるが一応聞いておく。


「冒険者になるのなら、ギルドに登録が必要ですよ」

「へー、そうなんだ」


まあ、そうだろうとは思ったが予想通りだった。


「じゃあ、私はクエストの報告に行ってきます」


そういってティーナがギルドの受付に行ったので俺も空いている受付に行く。


「いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件でしょうか?」


受付の人が聞いてくる。


「ギルド登録をしたいんですけど」

「はい、登録ですね、こちらにお名前の記入をお願いします。無料で代筆をすることも可能ですが」


  そういわれ差し出された紙をみるが何が書かれているのかわからない。

 やっぱり文字が読めない不便だな。後で、ティーナに教えてもらおう。


「すいません、代筆をお願いします」

「はい、わかりました、お名前をお願いします」

「宇都宮 正人です」

「宇都宮 正人様ですね、わかりました、ギルドの依頼やランク等の説明は必要ですか?」


  へー、説明してもらえるんだ、これはありがたい。まあ、俺はこの世界についてはど素人で何もわからないけど。


「はい、お願いします」

「わかりました、では説明させて頂きます、まず、ギルドの依頼ですがランクによって受けられるクエストが違います。ランクが高いほうが強いモンスターの討伐依頼などが受けられ報酬も高いです。ランクはパーティーランクと個人ランクがあり、一般的にランクといわれる場合は個人ランクをさします。個人ランクは一から九まであり数字が小さい方がランクが上という事になります。つぎにパーティーランクですがパーティを組むときに大まかな目安となるランクです。そのパーティーの平均と思っていただければ結構です。質問はございますか?」


結構詳しく説明してくれた。

もう質問はないと伝えると、


「以上で説明を終わります。ギルドカードをお受けとり下さい」


 ギルドカードを受け取り受付を離れる。ギルドカードは黒色で、おそらく名前、ランクが書いてあるその下に何か書いてある。


「ねえ、ティーナ、これは何て書いてあるの?」

「これですか。これは称号です」

「今、俺って称号あるの?」

「はい、ちょっと待ってください」

「うん」

「え、なにこれ?」


 ティーナは驚愕の表情をする。何かあったんだろうか?


「どうしたの?」

「称号の欄に魔王って書いてあるんです。こんな称号知りません」

「え、そうなの、ギルドの人に聞いてみよう」


  魔王って言ったらオロスピアで俺の称号だよな、この世界にも反映されてるんだ。ティーナが受付の人を呼びいったので待っておく。


「お待たせしました。ギルドカードを確認させていただきます」


  ギルドの人が来てギルドカードを確認し、これまた驚愕の表情をする。え、そんなに信じられないことなの?


「確かに称号に魔王というのがありますね。あいにくギルドマスターが今さっき出掛けたばかりでかえって来るのは二日後なんですよ。二日間待っていただけますか?」

「わかりました、二日後にまた来ます」


 ギルドの人に一礼して、外へ出ようとすると、ティーナが袖をチョンチョンと引っ張ってくる。


「マサトさん、始めての依頼受けませんか?」

「そうだね、お金もないし簡単なモンスター討伐でも受けよっか」


 そういいながらクエストがはってある掲示板のまえまでいく。


「これなんかどうでしょうか?」

「これは?」

「オークの討伐依頼で報酬は銅貨十五枚です。ランク十の依頼としてはいいほうだと思いますよ」


  この世界のお金は金貨等の考え方みたいだ。


「お金の価値がわかないんだけど、銅貨十五枚ってどれくらいなの?」

「えっと、小銅貨百枚で銅貨一枚。銅貨百枚で銀貨一枚。銀貨十枚で金貨一枚。あと他に白貨、王金貨がありますが普通は手に入りません」


  小銅貨一枚を一円とするとだいたい千五百円位か、それでいいほうってどういうことだよ。

 まあ、初めてのだしそのクエスト受けてみるか。


「じゃあ、そのクエスト受けてみるか」

「はい、じゃあ、受付にいって申請してきますね」


  ティーナが受付に行ってる間に、今の装備を確認する。まあ、装備といっても武器のオロスピアしかないが。オロスピアはゲームの中では、攻撃力、魔力、防御力、防魔力、の大幅アップだけど、この世界では、どうなんだろう?

 そうこうしているうちにクエストの申請を終えたティーナが戻ってきた。


「マサトさん、お待たせしました。今日はもう遅いですし、一回宿をとりましょう」

「うん、でもお金ないからどうしよう」

「お金なら一日位なら私が払いますから」

「悪いね」

「いえ、好きでやっていることですから。さあ、いきましょう」


  ギルド出て、ティーナとともに宿へ向かう。空はほんのり赤みがかかっていて、とてもきれいだった。

 この世界にきた理由も神様と出会った理由も魔王の称号についてもわからないことだらけだ。

 でも、せっかく始まった第二の人生だ。楽しんでいこうと決めた。

 

結構変更しました。

今後思いついたら変更する可能性もあります。

ご了承ください。

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