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着陸
前回のあらすじ。機体を操縦!?
第20話「着陸」
僕は操縦管を握った。
「お、落ちないよな...?」
「ああ。お前なら大丈夫だ。」
そう言うと友達は自動操縦を切った。
機体が大きく揺れた。
「ま、マジで大丈夫か!?」
「ああ。大丈夫だって。」
スイスのジュネーブ。
「ほら、あそこに灯りが見えるだろ?」
「そこに合わせて、機体を水平にして降りろ。」
「雨で滑ったらどうすんだよ!?」
小雨が降っていた。
「滑走路にタイヤを勢い良くつけろ。」
「そんなことしたら摩擦で...」
「バカか、その摩擦を利用するんだよ。」
200m.
150m.
100m.
50m.
25m.
機体が少しだけ揺れた。
キキーっと言うタイヤの音。
ブレーキをゆっくりとかける。
機体が止まった。
「無事に着陸できたな...」
「な、お前なら出来るって言っただろ?」
「何で摩擦させるんだよ...」
「お前、飛行機にこれ以外で乗ったことあるだろ?」
「ああ。」
「この時みたいに雨は降ってたか?」
「ああ。」
「それで少しだけ着陸の時に機体揺れたろ?」
「まぁな...」
「それはな、機長がヘマをしてるんじゃなく、雨で滑らないようにわざとタイヤを擦ってるんだよ...」
「なるほど。怖がってごめん...」
「ああ。ジュネーブへようこそ。」




