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悪役に恋して  作者: 冷凍みかん
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班分けはざっくりと②

今回文字数通常よりもさらに短いです!日も空いてしまって大反省会。

『まさかリザリーと離れる日が来るなんて…。』


目の前の絶望を受け入れられず、目を瞑り呟く。


『知り合ってまだ1週間もたっていないじゃない。』


『あぁ、冷たい。冷たいよ。』


そう人と人との付き合いは年月の長さで決まるわけではない。知りあってからの密度こそがきっと大事なのである。


『という訳でロロちゃんとチェンジで。』


『なんでそうなるのかな。』


ばらけたつもりが人数の都合上、結局一緒の組になってしまった男の子の名前を挙げトレードの玉として提案する。名前を挙げられた張本人はいささか不満そうではあるが、大事の前の小事。夢にも希望にも犠牲が必要なのである。



『まぁいいじゃねぇか。知らない奴らの所に放り込まれるよりはマシだろ。なぁ。』


最後のジャンケンで無事敗北を喫したらしいカインが、適当な事を言ってくれる。そもそも、この行事はクラスの懇親的な意味合いを持っているだろうことからして、顔見知り同士で固まってしまったら趣旨からずれてしまうことを何もわかっていない。


まぁそれを言ってしまうと、真っ先にリザリーの所へと向かった俺も、趣旨を完全に無視してしまっていることになるのだが。これは仕方がない。大事の前の、以下略である。



『えっ。そうですね。少しほっとしたかもしれません。』


ロイにカイン、そこにベル君に俺、なんとも新鮮味のない編成になったものである。



『そもそもこの組だけ男女比がおかしいと思う。他はきれいに男女それぞれの班で分かれたてたり、半々だったりで良いバランスなのに。』


『それはクラスの男女比的にもしかたがないんじゃないかな。』


『ロイをぼこせるくらいなんだから、気にすることじゃねぇだろ。』


『…なんか余り物が固まって結局5組になっちゃったし。』


『ちょうど余ったやつらが知り合いだったから。丸く収まったな。』


『フォルス先生め…。』


そうなのである。もともとは4組で分かれるはずが、クラス代表で最後まで残っていたロイと俺、そしてジャンケンで負けてはじき出されたカインとベル、それぞれがちょうど顔見知りであることに気付いたフォルス先生の『ちょうど良いですし5組にしてしまいましょうか。』という鶴の一声で急遽5組目が誕生したのである。悲しいかな余り物の末路である。



『人数も結局凸凹になっちゃったしなぁ。』


『そういう割にはわりと適当に決めてたじゃねぇか。』


『そんなことないよ。丁寧だった。ねぇベル君。』


『そうですね。ん、いや、そうでもなかったような…。』


カインの言う通り、リザリーと組めなかった時点で、もうどうでも良かったので、別に構わないのだが、それを認めるかは別問題、クラス代表としてのプライドである。



『では、班も決まったところで紙を1枚お渡します。そこにメンバーを書いてリーダーが提出してください。リーダーといっても1日だけですので適当に決めてくださって構いませんよ。』



『リーダーだってよどうする。』


『じゃあロロちゃんで。』


『了解了解。丸付けとくぜ。』


『別に構わないけど。なんでそんな適当なかんじなのかな!』


だって先生が適当にとおっしゃっていますので。


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