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7話 私と彼と魔法の関係2

ありがとうございます!

しばらく、スカーレット目線です。

「おはよう〜!クロ君!」

「…おはよう。」


私はクロトといつもの挨拶を交わした。

基本、クロトと私の接点はこの時間しかない、私にとって大切な時間だ。


「さあ、今日も練習練習〜!頑張りましょう〜!」

「昨日これのせいで1日台無しだったんだけどな〜。」


クロトは自分の右目の周りの青い輪っか…ぷくくっ…を指で指しながら変なコトをいう。

…なんのコトだか記憶にないわ。


「KOされて、ほったらかしにされて、目が覚めたら昼回ってたなんて酷くね?」

「貴方のその顔…ステキよ☆」

「完全に無関係を決め込む気かい!まあ、時間の無駄だし練習するか…。」

「そ〜そ〜♪」


クロトは、まだ何かいいたそうな顔をしていたけど、何も言わずに戦闘服に手をかけた。…もちろん私のじゃあないわ。

上半身裸になった彼の胸には魔法陣が描かれていた。

…見ただけじゃどういう魔法陣かわからないけど?


「封印神よ…使徒の願いに応えたまえ…封印よ退け!」


<<願事受理返還汝魔闘力>>


胸の魔法陣が消えて…クロトから何かの力を感じる⁉


「へへ、僕が冒険者時代に手に入れた超古代神との契約魔法だよ。

僕は冒険者としての経験値とスキル…すべて封印していた。

…過去の忘れるためにね。」

「何故そんなコトを?…あっ!

ごめんなさい!やっぱり言わなくていいよ…。」


苦しそうなクロトの顔を見て、私は慌てて質問を否定した。

冒険者時代ののすべてを封印するなんて…よほどのコトがあったにちがいない。


「過去に囚われるより、未来をつかむコトにしたんだ。

だからさ、大丈夫、そうだね…魔術大会のあとにでも話すよ。」

「うん…」

「さあ、まずはどのくらいやりあえるかバトルしてみない?言っとくけど、今の僕にスカーレットは勝てないよ。プチるよ。」

「ムカ〜!その言葉、後で後悔しても知らないわよ〜!」


お互いに練習場のはじに移動する。

そして、お互いに壁に埋め込まれている水晶に手をかけた…同時に身体が薄っすらと光る。

防護魔法がかかりバトルがスタートした。


「リフレクター!エナジーブレード!」


私は左手に魔術反射を、剣に魔法攻撃力を、それぞれ付与する。

接近して剣で決めるのが私の戦い方!

学園の生徒の戦い方は、私と同じ剣術を絡めた補助魔法タイプと、直接に魔法を攻撃に使う直接魔法攻撃タイプの二つに別れる。

昨日までのクロトは補助魔法タイプだったが…。


「ファイヤーミサイル!ファイヤーボール!」


クロトは、その場から移動せずに直接攻撃魔法を撃って来た。

ファイヤーミサイルは炎系の単発魔法でスピードは速いけどかわすことが出来る。

…しかし、これをかわすと体勢が崩れて足が止まる。そうしたらファイヤーボールをまともに食らって!後退させられて近づけない。

だから、弾く!


バチン!


ファイヤーミサイルを左手のリフレクターでうまく弾く!


後続のファイヤーボールは広範囲攻撃魔法でリフレクターでは弾けない特性がある。

剣で切ったりしても爆発してアウトだ!


だからこそ!

あえてかわしながら左手で弾く!

弾いた一瞬後に爆発した!

私はその爆風を逆に利用して一気に距離を詰める!


「普通よけるだろそれ?爆風利用ってありか?」


そんなコトをのたまうクロトを攻撃圏内に捉えた!

いける!

クロ君じゃ私の剣を交わせないよ!


「【翡翠かわせみ】!」


鎧を着込む剣術大会でと違い、魔術大会はスピード勝負とも言える。

戦闘服に防御力はほとんどないから突きでも効果は十分に高い!


「ファイヤースネーク!」


私が突き出した剣を炎の蛇が飲み込む!

咄嗟に剣を手放して、ころがってよける!

さっきまで私がいた空間を炎の蛇はばくっと噛んだ!危ない!


「エナジーソードおおおお!」


魔力で作った剣を一閃!蛇の首をはねて、返す刀でクロトに斬りつける!


スカッ⁉

いない!


「ファイヤースネークロープ!はい終わり!」

「くううっ!」


いつのまにか背後に回っていたクロトに魔法で捉えられて締め付けられて…身動き取れない、その上、炎のダメージが!

身体が赤く光って防護魔法が限界になったコトを知らせた。

クロトが縛めを解いて…私はペタンと座り込んだ。

…そんな…クロ君如きに。


「如きって、…僕の位置どんだけ低いの⁉」


どうやら、口にしていたみたい。

まあ、クロ君如きは如きだから変えようがないけど。


その後、3回バトルして3回とも負けた。

真面目に悔しい!

それにしても…動きが昨日までと段違いだ。

学生レベルの動きではないと思う。

最後のバトルの後、クロ君が手を差し伸べてくれた…私は地べたに這いつくばっていた、ううっ‼…それをとって立ち上がる。

悔しがる私とは裏腹に、クロ君は浮かない顔をしている。


「はぁ、当分、大剣の練習はできないなあ。スカーレットは魔術の戦術の幅が狭すぎだよ。明日から魔術大会まで練習しよう。」

「…まあ、剣の方では私が3ヶ月も面倒見てあげたんだから、魔術大会までの2ヶ月間、クロ君が私の面倒を見るのは当然よね!

…でしょ?」

「そう来たか、…いいよ。それよりスカーレット…」

「ん?」

「頑張れよ!せめて僕にプチられないようにね。」









プチッ






翌日、流石に詫びた…。

ぷくくっ…パンダさん(笑)。

毎回このパターンになりそう(笑)。

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