ここ、どこ?
これは一部だけロシア語が入っていますが、それ以外は日本語で書きます。
家や食べ物はあくまで妄想です。
僕は高校1年生の森山和正。僕は部活の試合があって、海外まで飛行機で行ってたんだ。だけど突然飛行機が墜落して、気がついたらロシアにいたんだ。
「ここ、何処?」
僕はスマホで目の前の店を翻訳。その店は、ロシア語でラーメンと書いてあった。
最初は夢かと思い、頬をつねる。痛い。
夢じゃない!本当にロシアへ来てしまった。周りの日本人は僕しかいない。
そんな時、1人の女性に声をかけられた。
「カクディラ?」
(どうしましたか?)
「書く?」
僕は何と言ったか分からなかったが、スマホで翻訳。僕は事情を話した。
「なるほどね」
女性は分かってくれた様だ。そして周りの人に事情を話し、日本に帰れるまで此処に住ませて貰う事になった。
「そう言えば、紹介が遅れましたね。私はメルです」
「僕は和正です」
「よろしくね、和正君。嫌じゃなければだけど、今日から私の家で暮らしてね」
「嫌じゃありません。ありがとうございます」
「ゆっくりして行って」
「はい」
それから僕は家に案内された。その家の一軒には、4つの玄関がある。そこの1つだ。
「どうぞ」
「お邪魔します」
入ると、暖炉にジュータン、ソファーなどが置かれていて、過ごしやすそうだ。
「夕飯は7時からよ。それまでには帰って来てね。私の寝る時間は11時ぐらいだけど、それで良い?」
「はい」
僕は変事を返すと、早速2階へ向かう。2階もちゃんと掃除が行き渡っている。僕は今日から借りる部屋の扉を開けると、1つの大きなベッドに、1人分の机が置かれている。僕は早速ベッドに座る。自分の家の部屋のベッドよりふかふかだ。
「どうなる事かと思ったけど、一軒落着だ」
僕はベッドの上で伸びをした。
「和正君、ご飯だよ」
「はい」
階段を降りると、ご飯の良い匂いがした。机の上を見ると、沢山の料理が並んでいた。
「ご馳走ですね」
「遠慮せず、沢山食べてね」
「はい。では、いただきます」
「召し上がれ」
僕は早速、大きな肉にかぶりつく。肉汁と風味が混ざり合って、とても美味しい。
まるで、天国にいる様だ。
「美味しいです!」
「それは良かった。私、こう見えて料理人だったのよ」
「凄い!売り上げNo. 1ですね」
「もし良かったら、日本に帰る前に私の店に寄ってって」
「はい。いつでも行きます」
僕にとってメルさんはお母さんの様な存在だった。
ロシアに来てから2ヶ月が過ぎたある日。僕はメルさんと外出している途中、防具の様なものを型男性が僕の前にやって来た。
「ついに飛行機墜落事故の原因が判明したぞ」
「本当ですか!?」
「ああ、本当だ。良いか、よく聞け。事故が起きたのは、操縦士が体調不良になってしまい、もう1人の操縦士が操縦した所、バランスを崩し、墜落してしまったのだ」
「飛行機に乗っていた人達はどうなったのですか?」
「それが悲しい事に、皆んな行方不明になってしまった」
「そんな・・・。行方不明になった人達は見つかるんですよね?」
「分からない」
男性は、ただ首を振るだけだった。同じ飛行機に乗っていた人は皆んな他人だが、放ってはいられない。何故なら、出会った人達は皆んな大切な仲間だから。
「僕が頑張って探し出します」
「出来るのか?」
「事故現場まで行けば、何か分かるはずです」
「確かにそうだな。よし、探しに行こう」
男性はそう言うと、僕を連れて事故現場へ行った。行ってみると、散乱した飛行機の部品があった。部品を見て、ふと疑問が浮かんだ。
(どうして僕はロシアの街の目の前にいたんだろう?普通ならここにいるのに、何で?)
そんな時、男性が話しかけて来た。
「どうした?」
「普通、飛行機が墜落したら僕は此処にいるはずです。なのに、目が覚めたら、僕は街の目の前にいたんです」
「誰かが君を運んできたのか?」
「その可能性が高いですね」
「続きはまた明日にしよう。もう暗くなるし、メルさんが心配してしまう」
僕はもう?と思って空を見上げると、夕焼けの真っ赤な空が夜空に変わろうとしていた。かなり長い間調査をしていたのだ。
「そうですね、また明日もお願いします」
僕はメルさんの家に帰った。
「どうだった?」
「まだ、完全には分からないんですけど、1つだけ分かった事があります」
「分かった事?」
「はい、僕は誰かに此処に運んだんです」
「でも、どうして和正君しか運ばなかったんだろう?」
「そう言われれば、そうですね」
僕はその疑問と共に、調査をした。調査後から1か月。行方不明になった人が発見された。話によると、乗っていた飛行機の操縦士が自分の家に泊めていた様だ。泊めていたのは、僕がロシアにいると知る為だったそうだ。操縦士が電話をかけ、もうすぐ飛行機が到着すると言われた。僕は全力で走り、メルさんの所へ行った。
「メルさん。僕、日本に帰れる事になりました」
「良かったね」
メルさんの表情はとても悲しそうだった。
「約束します。近い内に、メルさんに必ず会いに行きます。そして、連絡もします」
「お願い。私も和正君に会いに行くね」
「行くよー」
飛行機の乗客が叫ぶ。
「はい。そろそろ出発だ。それでは皆さん、また会いましょう」
僕は飛行機の窓から見えなくなるまで、ロシア民に大きく手を振った。
「また会う日まで、さよなら」
和正が日本に帰ってから数日後。僕は飛行機に乗って、ロシアにやって来た。僕はメルさんを探す。すると買い物をしている様で、商品を選んでいた。
「メルさん」
僕はメルさんに声をかけた。
「和正君、3日ぶりだね」
「会いた過ぎて、早く来ました」
「会えて嬉しい!私も日本で会いに行くね」
「はい」
墜落事故が起きてから6年後。墜落事故は今でも街中に知り渡っている。今では日本でメルさんと夫婦になり、毎日を楽しく暮らしている。
もう、僕の様に飛行機に乗っていて、墜落してしまう人がいません様に。
完
飛行機が墜落するのは、滅多にないので安心して下さい。




