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Invitation to MI6  作者: 徳田新之助
第一章 この世界の理
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三つ巴の戦場





プロメテウスが両手を広げ、ゾンビ化した男たちに命令を下した瞬間、教会の壁がけたたましい音を立てて崩れ落ちた。


「プロメテウス!これ以上、好きにはさせんぞ!」


瓦礫の山を乗り越え、長官がMI6の特殊部隊を率いて教会に突入してきた。彼らは、高性能な銃器を構え、プロメテウスとその部下たちに狙いを定めた。


「MI6…邪魔をするな」


プロメテウスは、長官に冷たい視線を向けた。


「我々の『正義』は、君のようなテロリストを排除し、世界の秩序を守ることだ」


長官の言葉に、プロメテウスは嘲笑した。


「秩序?お前たちの『正義』は、自分たちの都合の良い『物語』を維持するための、偽りの正義に過ぎない。私は、この世界の真実を、お前たちの手から取り戻す」


その言葉と同時に、プロメテウスは右手を振り上げた。すると、彼の周囲にいたゾンビたちが、唸り声を上げながら、MI6の特殊部隊に向かって襲いかかってきた。


「応戦しろ!だが、なるべく殺すな!」


長官は、部隊に命令を下した。特殊部隊の隊員たちは、ゾンビの動きを避けながら、非殺傷弾を使って彼らを無力化しようと試みた。


その混乱の中、リリアンは私に言った。


「彼は、あなたを狙っている。あなたの『物語』を、この世界から消し去ろうとしているのよ!」


プロメテウスの視線は、ただ私だけに向けられていた。彼の『正義』は、MI6の『正義』を否定し、私の『物語』を破壊することにある。


「逃げて、ジョナサン!彼は、あなたの『存在』そのものを消そうとしている!」


リリアンがそう叫ぶと、プロメテウスは、まるで操り人形を操るかのように、一人のゾンビに命令を下した。


そのゾンビは、私に向かって一直線に駆け寄ってきた。その腕には、鋭い刃物が取り付けられていた。


「グルルルル…」


私は、この状況を打開するため、頭の中で、僕が元いた世界の知識を必死に検索した。


「今、この状況で、僕にできることは…」


三つ巴の戦いが、教会の中で繰り広げられた。MI6、ヘリオン、そして私とリリアン。それぞれの『正義』が、激しくぶつかり合っていた。



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