【プロットタイプ】辛酸は舐めたくない
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
ちょっとした頓着という奴で。
五臓六腑までカフェイン染み込ませたら、自律神経に異常が出た人がお送りします。
甘いもの、旨み、しょっぱいものを好み、辛味、酸味を極端過ぎるまでに嫌う。だからこそ、激辛、酢の物は勿論、檸檬を基本とした物も苦手である。けれども例外的に苦味、渋味は好む。基本は子供舌。辛酸など舐めたくない。
鏡花が明後日の予定を立てている。明後日はどうやら会社の有給推奨日であるらしい。その為、『良ければ……』という事で俺と諭羅にも連絡を回し、合わせて三人揃って休みを取った。
床に座り込んで立膝を突き、タッチペン片手にスマホを弄る様を見ていると、喫煙者がスマホ片手に調べ物をしている様に思える。
そこに何時もの無邪気さはなく、何処か草臥れた大人の様だった。
「どうしたん、瑠衣たん。最初の喫茶店は平日ケーキ数量限定だけん、早めに行くよ」
「あぁ……」
其れは何時も通り、お前に合わせる。だが、俺が思ったのはそこではなく。
「お前、煙草の匂いは好きだが、喫煙者では無いんだよな」
何を言っているのか。共に暮らしていても、煙草に手を付ける事は見たことが無かったろうに。
「吸ってるように見える?」
その悪戯っ子を連想させる顔付きに、思わず頷き掛けた。慌てて首を止めるが、目敏い此奴は全てを見抜いた様に話を続けた。
「隠さなくて良いよ。会社の人にも『ほほほ。意外と吸ってそう』って言われたし。ある意味私にとっては褒め言葉だし」
鏡花の感性が人と異なる事は、俺が言えた義理ではないが、言うまでもなく。かなり変わっている。だから人から受けた皮肉に対しても、悪口に対しても快く受け取る事がある。
「私はとても子供っぽくて、味覚までも子供舌、だからまぁ気怠い人に憧れがある。煙草吸ってる人って気怠い大人のイメージあるから褒め言葉。君が知っての通り、ストライクゾーンは人より広い方だかんね」
子供舌……何故その言葉が今出てきたのかは分からない。ただ喫茶店のメニューを漁って居たからこそ、その発想になったのだろう。だがしかし。
「お前、苦いの好きだろ」
「薬の苦さは嫌いだけどね。何、あれは慣れだよ、慣れ。苦渋の経験が多い程、慣れてしまうもんだろ。辛酸は舐めなくないけどね」
本人なりの頓着を効かせ、舌なめずりをした。矢張り喫煙者の様だった。
同業の方からよく言われる事。
『ほほほ。秋暁さん、意外と煙草吸ってそう〜』
『真面目に見えて、意外とヘビースモーカー』
ふふふふふふ。大歓迎です。
タッチペン片手に文字を打たないと、腱鞘炎になるので、常にタッチペン必須。
両親曰く、『常に愛想悪く、ガン飛ばして街を歩く』という事なので、傍から見たらガラの悪い輩が煙草吸ってそうに見えそうだな。
良いね。気怠い、目つき悪ぃ人好きだから。
まぁここまで歓迎する理由として、煙草の匂いが好きなんですよ。吸ってる人も好きです。
ずっと一緒に居るとなると話が変わって来るのですが。
だからオール喫煙席の純喫茶寄って、肺を副流煙で満たします。吸いたい時に死ぬ程吸って帰ります。
でもその考えになる理由って、言動、味覚共に子供っぽいからかなと。
今も昔も、大人な言動に憧れてる。
五大味覚に囚われずに答えると、辛いのと酸っぱいの駄目。
苦いのと渋いのは慣れました。
あれは続けていけば自然と耐えられる様になる。
辛いのと酸っぱいのは、慣れようとさえしないけど。
だから、苦渋に苛まれるのは良いけれど、辛酸は舐めたくない。洒落とか頓智です。
とある有名な方の曲を聞いて書いてます。
この曲はマイナーなのかな。
充たしたいのよ。から始まる曲。
五臓六腑までカフェインが染み渡ったら、自律神経ぶっ壊れました。