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〖仲間〗そして出発

一日で二話目の投稿見ていただけると幸いです。

冒険者生活が始まったと言ってもお金を稼がなければ生活も何も無い。


ということで早速依頼を受けることにした。しかし、単体Eランク、Eランクは冒険者としては最低ランク。しかも魔術練度も低い俺では何も出来ない。


そこでパーティーを組んでくれる人を探すことにした。冒険者ギルドの後ろの方には依頼書のリストや、人員募集の紙が貼ってある。


ちょうど2ヶ月前にできたEランクパーティー〖夜明けの光明〗で、後衛の魔術師1人を探しているとの事だったので、応募してみることにした。


しばらくギルドのソファで待っていると〖夜明けの光明〗の人達であろう剣を刺した男の人1人とローブを着た女の人と鎧を着た女の人が近づいてきた。


「じゃ早速面接を始めるよ。」


真ん中のローブを着た女性が口を開いた。状況的にこの人がリーダーなのだろう。


「君、なぜ応募してきたんだい。」

「お金が欲しいからです。同情を誘う訳では無いですが先日家を追い出されてもうお金もつきそうになってきています。」


ハッキリと現状を伝える。


「はっきり言うねぇ!?」


まぁたしかにこの年でお金が無いと、堂々と言い切られると言われた側も言った側もなんだか居た堪れない気持ちになるが,,,この後いくつかの質問に答えたあと数分、


「ん〜まぁいっか!採用!」

「ちょっ、リーダー!そんな適当に決めていいんか!?」


剣使いの男の人がツッこむ。

確かに俺もそう思うよ。でもね。こういう時は場に流されるのが1番だからね、


「ありがとうございます!!、ただ俺まだ魔術の熟練度が低くて上手くいかないかもしれないんですけどいいです?」


「あぁ、そんなこと気にしないで、どうせまだ2週間あるし私達もそんなにめちゃくちゃ強い人を探してたわけじゃないからさ。あともう君はメンバーなんだからタメ口でいいからね。」


パーティーのメンバーは俺を含めずに3人。


〖前衛〗のアレンさん。炎魔術による自己身体能力の強化が持ち味だ。この人がチームのツッコミ役


同じく〖前衛〗のリッカさん。岩魔術で防御しながら剣で戦う魔剣士だ。ちょっとシャイな人だが、なれると喋りやすそうな人だ。だってアレンさんとよく喋ってるからね。


そして〖後衛〗のリデルさん。光魔術のヒーラーとしてチームを支える大黒柱のリーダーだ。かなり回復系は強い。いいなぁ。


これで俺は〖夜明けの光明〗のレイノとなった。


しかし、Eランクパーティーができる依頼なんてほぼ三択だ。

1つ目、スライムの核回収


2つ目、街の人のお使い


そして3つ目がDランクに上がるための昇級試験、

〖七色のアネモネ〗を取ってきてギルドに提出すること。


この3つができる依頼だが、まだ3つ目をやるには早く、2つ目をやるのはちょっと冒険者として、、、ね?


ということで〖夜明けの光明〗は二ヶ月間スライムを来る日も来る日も倒し続けたらしい。


そこに後衛の俺が入ったため、バランスはかなり均等になっていると思われる。そこであと2週間したら「アネモネ」を取りに行く、ということで話は纏まった。


ただし俺は魔術をほとんど使用していなかったためまだ魔術の熟練度が低い。


そこで2週間みっちり訓練してから向かうことになった。そして俺の氷魔術にできることは大きくふたつ。


1つ目が[氷の操作]、そして2つ目が[氷の生成]だ。


しかし1つ目は2つ目が出来ないとほぼ役に立たない。


ということで[氷生成]の練度をひたすらに上げていく。


2週間で何が変わるのかと思うかもしれないが、これは結構いいのだ。


空っぽになるまで使い、回復し、を繰り返す。俺の魔力容量はかなり低いため市販の最も安い【魔力回復薬】でも簡単に最高点まで戻る。


しかしこれは一つ難点がある。


それは俺がひたすら辛い、、、辛いのだ。魔術を何度も繰り返し使うと頭がものすごくぼんやりして倒れそうになる。


これは所謂〖魔力欠乏〗だ。


これまで説明していなかったが、この世界では、魔力というエネルギーを使用することで魔術を使うことが出来る。魔力は自分のエネルギーと直結しているため使えば使ったほど体力と同じように上昇するし、辛い。込める魔力量によって魔術が大規模魔術、天災魔術、などにもなる。


まぁ俺の魔力量ではそんな魔術は使うことが出来ないんだがね。


そして10日目がすぎた時やっと俺の氷魔術に変化が出た。今までは足止め程度の氷しか出なかったのが大人の膝の丈くらいまでのが出るようになったのだ。

これは大きな変化だ!めっちゃリデルさんに褒められた。フフフ。


そしてあっという間にあとの4日はすぎ、ついに出発となった。


〖七色のアネモネ〗が咲くのはギルドからちょうど北に10キロほど移動した「氷河山脈」の中腹あたりである。


そこまでは特に魔物らしい魔物は出ない。ただ、アネモネの周りにはアイススライムという街の近くの森に住むスライムのおよそ3倍くらいの大きさのスライムが居る。


こいつを倒すのも目標のひとつとなっている。ということで早速向かうとしますか!

感想お待ちしております。

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