仕事とどっちが大事なの!
勢いで書いてしまったものです。
かるーい感じで楽しんでもらえたら嬉しいです。
え?
どっちって言われてもそんな全く違うものを比較するのもちょっと…
とは思ったが、怒り心頭の彼女にそんなことは言えなかった。
「どっちが大事なの!」
「どっちも大事だよ。」
おっと、この返答は彼女の気に触ってしまったようだ。
「なんでそんなこと言うの!?」
「なんでって、生活に必要なのはお金だろう?
僕がもっと稼がないと生活水準あげられないよ。」
「だからって倒れそうになるまで働かなくてもいいじゃない!
私だって働いてるんだから、あなたが倒れない程度にはたらいても健康で文化的な生活はおくれるでしょう!」
「いや、僕は健康で文化的な生活の水準を高めようと…」
と、ここまで話していたら彼女の目に涙が溜まってきた。
「私は健康なあなたと一緒に文化的な生活を送りたいの!」
そう叫んで、泣き出してしまった彼女に向かって「これはプロポーズですか」なんて聞けなかったのでとりあえず「ありがとう」と言って彼女を抱きしめた。