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 なんやかんや色々あって、かれこれ三年の月日が流れた。

俺とハクは晴れて八歳。日々成長を続け、遂に今日は学校の受験にやってきた。


 前世の日本での制度であれば、既に小学校二年生か三年生ほどである年齢だが、この世界、およびこの国ではそこから学業が始まる。

 八歳から六年を掛けて初等部の卒業、高等部も同様六年とのこと。

そして、二十歳となると成人と、ここまではある意味前世と同じだが、何故か中等部が存在しないのが気になる。


 そして、俺の九つ上の姉であり、現在十七歳になるイキシア・オドトンは、何故か四年前の時点で高等部を卒業し、近衛騎士団の所属となり、四年のキャリアを積んで現在第四師団の副団長に任命されているらしい。


 我が姉ながらかなりヤバい経歴だろう。

もちろん良い意味で。


 ちなみに、三つ下の妹のアスタは、現在ではかなり成長して、時折俺とハクの訓練を見物していたりする。

流石に参加はさせられないが、それで泣かれたこともあるし、かなり譲歩して見学までということを確約した。


 話を戻して受験の日、の前日である。


今日にはこの村を出て、都まで寄り道をせずに行く。

 そうすればちょうど受験会場に着くはずだ。


 しかしながら、世界柄というのか、やはり治安が良いとはお世辞にも言えず、野盗や魔物などの脅威が多分にある。


 そんな中に、俺とハクはギルマスの推薦した護衛を同伴という超VIP待遇を受けている。


早々問題なんて起きないだろう。


◇◆◇


 フラグは現実に作用しない。

そんな風に考えてた時期が俺にもありました。


「GYAGYAGYA!!」

「くっ!!ゴブリン・アーミーだ!囲まれている!気を付けろ!!」


 まさかの登場。

数十体に及ぶゴブリンの群れは、さながら俺とハクの修行に付き合わされて無残にも死んでいったゴブリン達の累計数を上回る程である。


 厳密に言うと、レベル制度の無いこの世界では、魔物を狩るという修行は悪手。

その為、俺もハクも称号を得る為だけにその手段を取っただけで、そこまで狩ることはなかった。


 しかしそれでも、ゴブリンの大軍程度に遅れを取る訳も無く。


「そっちに行ったぞー!」

「ああ!」


 軍隊というだけあって、かなりの量がいたものの、中心部への強襲と撹乱で指揮系統を麻痺させ、その隙に範囲魔法や範囲攻撃を繰り出すだけで片付けることができた。


「ひぇ~、護衛の意味が無ぇじゃねぇか。」

「あ、ああ、そうだな。とはいえ、任された依頼分は働くぞ。」


 護衛の二人は驚きながらもちゃんとゴブリン達を倒してくれているので、思ったよりも早く片付いた。


「GYAAAAA!!!」

「これで最後!!」

「よし、先を急ぐか。」


 ゴブリン達をそのまま『ボックス』の中に突っ込むと、受験会場までの道を急いだ。



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