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最近筆が乗らないって感じですね。

現在217話まで書いていて、4月分までは予約投稿完了してるんでまだ問題ないんですけど、なんかこう、モチベーションとかいうものがなんとなく湧かないというか。

腹がスカスカに空いてるのに40キロのランニングをしなくてはいけないみたいな、そんな気分というか。

前書きでここまで書いたの初めてですよね。

「はぁ?護衛依頼?」


 今日は曇天。それは俺の今の気持ちを良い感じに表しているように感じる。

模擬戦のあと、突如学園長に呼ばれた俺は、いつものように学園長室に赴いていた。


「俺達が魔技大会を控えているのは分かっていますよね?」

「私も急な事で困惑している。皇女を護衛しアド王国へ連れて行き、そのまま10日間滞在後、また護衛して帰ってくるという訳のわからないスケジュールを強要された。」


 皇女、ということは、皇帝の娘。

クラスメイトに貴族出身が多く、そいつらに罵詈雑言を浴びせスパルタ教育を受けさせている俺でも、すこし躊躇する相手だ。


「それで?何故それを俺に言うので?」

「今の学園内には碌な生徒がいない。高等部は私達の世代以降、優秀な生徒とそうでない生徒での両極化が進み、非常に扱い辛い状態となっている。そして、優秀な生徒の多くは現在実践形式の実習に出ており、残っている生徒を今回の護衛に回しているが、数は3人と少ない、あとちょっとだけ安心感が欲しい。」

「俺のたった一人で安心感なんて得られる訳無いだろQED。」

「いやいやいやいや、君にそれだけ信頼を置いているということだよ。」


 なんか胡散臭いと感じるのは、俺が卑屈だからだと考えよう。

しかしながら、そんな理由で俺が選出されるのは如何せん。


「というか、何故学生の護衛なんですか?帝都には冒険者含め、大量の実力者がいるはずですよ。」

「それなんだが、何故か護衛される皇女本人からの希望があってな。歳の近い者というだけなのだが、皇女は現在で5歳。近しい者での実力者というのは非常に数が少ないのだ。」


 クッソめんどくせェ。

なにか、なにか回避する手立てはないのか。


「学園長、アド王国には俺の『魔力車』でも10日は掛かります。普通の馬車ならその倍、つまり、往復と滞在で2ヶ月弱はかかるでしょう。私は魔技大会に参加できませんよ。」

「ああ、申し訳ないがそうなる。大丈夫だ。代わりに彼らSクラスの面倒は私直々に見よう。君は出られないが、成績は『良』でつけさせてもらう。それではダメか?」

「かぁ~。もう良いですよ。受けます受けます。」


 なんかめんどくさくて、不貞腐れるように承諾してしまった。

だが、タダでは終わらねェ!


「ハクの同行も許可してください。」

「ん?良いとも。彼女にも声をかける予定だったが、君と一緒に行くと言えばスムーズに事が運びそうだったから君に先に話したが、君からハク君に言ってくれるならそれが良い。」


 思春期の難しい年頃の子供が聞いたら複雑な心境になるような事をペラペラと言いやがって。

しかしながら、それならハクにはちゃんとした礼儀作法なんかを教えてやりたい。

 というか、その流れで俺にも教えてほしい。


「皇女殿下の名前はラスティーナ・コロン。第二皇女だ。自由奔放で傍若無人、聡明だとは伝え聞くが、第一皇女と比べられて育った分、それをコンプレックスにしている。そのため、我儘が多く気が強い。」

「典型的なタイプだな。扱いが難しそうだ。」

「あと、君には言いたくないが、【無能】迫害主義者だ。家庭教師の影響らしい。」

「うーわ。良くそれに俺を紹介できるな。」


 安請負してしまったのが悔やまれる。

巻き込まれ体質なラノベの主人公よりはまだマシだが、これはいわゆる『優等生が教師から仕事を押し付けられる現象』みたいなものだな。


「予定日は。」

「明日だ。」

「了解しました。」


◆◇◆


 エルフの集落。

ポストルをダークエルフと間違えたエルフの集団と、ダークエルフ達が一人の人間を拾った。

 十と少しの歳の少年。

川を流され気を失っていたその少年を助け介抱していた。


「この子は、アド王国か帝国の孤児か?」

「人間で間違いないな。」

「人間であっても何も変わらない。百年前じゃないんだ、今の我々にはエルフもダークエルフも獣人も人間も関係無い。この子の容体はどうだ?」

「お、おかしい事ばかりだ。川を流れ、肺に水が入っている筈なのに、それがまるでない。脈拍も、体温も異常が無い。本当に溺れておったのか?」

「間違いない。見動きも取れず、何日流され続けていたのか、水が服に染み込み、草や藻が大量にへばりついていた。」

「おい、目を覚ますぞ。」


 もぞもぞと動き始め瞼を開けると、そこには金色の双眸が映し出されており、黒い髪と相まって、夜空と月の様な印象を見せた。

 

「ああ、ソウとツルキィ、仲違いはやめたのか?」

「そ、ソウ?私の名前はミナだ。ソウは、祖父の名だ。もう1400年前に死んでいる。」

「ツルキィは私の母だ。それも、750年近く前に死んだ。」


 意識か記憶が混濁しているのか、少年の知り合いと自分達を見間違えたと考えたが、それにしてもできずぎている。エルフやダークエルフは美形が多いが、顔が特徴的で肌の色も極端に違う。

 仮に少年の知り合いが、エルフとダークエルフだとして、仲違いをしていたということは何百年も前のエルフ達か、もしくはずっと辺境のエルフということになる。

 しかし、北の王国によって迫害が続いた結果、北部には獣人もエルフもダークエルフもドワーフもいない。南部のエルフの集落は全て把握し、情報共有はしていたが、こんな少年の事は聞いた事も無い。


「そうか。もうそんなに経つのか。」

「君はいったい何者なのだね?」

「俺か?俺は『アンデッドシステム』の『ナギ』」


感想とか、欲しいですけど、「下の☆☆☆☆☆を★★★★★にしてください!」とか「評価、レビュー、感想、お願いします!」とか、コピペでもいいけどあとがきに書くと思うと鼻の奥がへんにムズムズするんですよね。

それに今回みたいに長々と愚痴を垂れると、後で消したいと思った時にどの話か忘れるからあまり書けないし。

リアルであった話とかしても、なんかネットとか怖いからラインが分かんないんですよね。


てことで☆☆☆☆☆を★★★★★にしてください!

評価、レビュー、感想、おねがいします!



……ムズムズ

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