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 ゴブリン・キング打倒から、2年が過ぎた。


着実にステータスは伸び、俺は今日、10歳の誕生日を迎える。


『ステータス強制更新。【称号】が解放されます。』


 驚きはしない。

一応だが、事前にパルエラから教わっている。


 待望の日がやってきたわけだ。

きっと、これからの人生で、これほどまでの解放感を味わう事は、もう出来ないだろう。


 ◇ ◆ ◇


『解放後素ステータス』

HP:4200/4200

筋力:2500

魔力:7800

敏捷:3400

忍耐:4500

知力:6200

幸運:200


 ◇ ◆ ◇

『解放【称号】』

進化系列

【上級拳闘士】筋力が1.4倍、敏捷が1.7倍

【上級斧術士】筋力が1.9倍

【上級剣士】筋力が1.5倍、敏捷が1.4倍

【上級斥侯】敏捷が1.7倍

【上級投擲術士】視力が2倍 筋力が1.3倍

【上級棍棒使い】筋力が1.8倍

【上級槍士】筋力が1.6倍

【上級短剣術】敏捷が1.6倍

【上級鑑定士】知力が1.7倍

【上級縫合士】HPが1.3倍 知力が1.4倍 忍耐が1.6倍

【上級治療士】HPが1.4倍 魔力が1.3倍

【超ゴブリンキラー】ゴブリン系統に対するダメージが3倍

【盗賊狩り】称号【盗賊】持ちに対してダメージ3倍

【一騎当千】1000人以上を相手にした場合、敵に対するダメージ5倍

【上級魔法使い】魔力が1.8倍

【上級魔導師】魔力が1.9倍

【上級無属性魔導師】魔力が1.9倍

【上級無魔法使い】魔力が1.8倍



新習得

【外道】蔑称系の総合形態。総成長率が300%アップ

【コレクター】収集に関わる【称号】を得やすくなる

【狂人】一定条件を満たすごとに、知力の1/2を犠牲に他ステータス1.5倍

【バグ】相反する要素が併発するようになる。

【ウルフキラー】ウルフ系統に対するダメージが3倍

【ミミズキラー】ミミズ系統に対するダメージが3倍

【被虐体質】忍耐が2倍

【メンヘラ】忍耐が1/2倍

【魔改造士】####

【キング殺し】キング系との遭遇率5%アップ


 ◇ ◆ ◇


『上昇率』


HP:4200/4200×1.82+3200

筋力:2500×138.24

魔力:7800×30.29+1500

敏捷:3400×22.84

忍耐:4500×24

知力:6200×10.01


 ◇ ◆ ◇


『総ステータス数値』


HP:10844

筋力:345600

魔力:237762

敏捷:77656

忍耐:108000

知力:62062

幸運:200


 ◇ ◆ ◇


「......はは」


 数字の羅列に目眩がする。

ルルロラルもキクスも持っていなかった6桁の大台。

 あ、いや、一応HPと魔力は6桁だっけか?


 とにかく、ステータス的に圧倒的な力を手に入れた。

とてつもない解放感と、圧倒的な快感が俺を包む。


 筋力の倍率に至っては3桁を越えた。

0を数え間違えているのではないかと思ってしまう様な膨大な数字。


 大量の【称号】と、【幼児】称号による人為的な大器晩成により、俺は更に強くなった。


今なら、イキシア姉や、あの生徒会長にすら勝てるかもしれない。


 そんな万能感が全身を包む。


 しかしながら、なんともまあ、難儀なことで。


「次は8桁だな。」


 なんて、頬を緩める自分がいるわけで。


◇◆◇


 俺は二年間、トレーニングと探索を含め、様々な事を行った。

しかし、一番重要な『目立つ』という行為は全面的に拒否し続けた。


 理由は簡単、【幼児】が外れ、ステータスが大幅な増加をした後でないと、明らかにパンチが微妙だからだ。


 そして、こっちはついでの理由なのだが、

俺の調査した『冒険者』は、基本的に異常な存在だった。


 10歳以上が加入できる『冒険者ギルド』にて、複数のランクで区別され、それぞれが様々な仕事をするというあの『冒険者』


 その存在自体は、前世から知っている。


しかし、実際は認知していた情報を上回るイカレ集団だった。


 以前あったAランク集団どもが、如何に良心的だったか。

キクスに退治させ、調子に乗っていたわけだが、相手が実力行使に出なくて幸いだった。


 とはいえ、彼らは俺個人調査の平均の中でも、最下位なので、まあ当時のゴブリン・キングくらいの脅威だろう。


 つまり、A~SSSには、俺以上が割とゴロゴロいる。

なんなら、上位の魔物は全部俺より強い。


 え?ゴブリン・キングに単体で勝ったのに?

いやいや、集団の王様とか、集団率いてナンボだし、なにより最弱の代名詞であるゴブリンの、それの王とか、そう強い訳無い。


 各種モンスターにキングがいるとして、ゴブリン・キングは最下位だよ。



ということで、更なる強化方法を探した結果、俺は現在、バンディッド大砂海の南部にあるそれなりに大きな国、アド王国へと来ていた。


次回、説明回




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