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さまざまな短編集

嫌な異世界に飛ばされた様です

作者: にゃのです☆

 異世界って?

 ぶっちゃけ何でもいい。

 実際、無い方がいいという世界程深すぎて書けないのが現状だったりする。

 異世界に転生させるのも主人公に合っているから飛ばされるわけで。

 今、自分がいる世界ではありえない。

 周りを見たら原生林の真っただ中。

 人の手は全く入っていないような雑草、木が茂っている。

 目的も何も聞かされていなければ、ここがどこかも全く分からない。

 つい一分前までは都会のど真ん中にいた。しかも駅のホームで電車を待っていたのだ。

 それが……原生林のど真ん中。

 原生林といえるのかもわからない。でもどうでもいい。原生林だ。


「動くか……? 動かないか……」


 来てしまったのは仕方ない。

 来たんなら帰れる方法がある。

 なかったら死ぬ!

 とりあえず動いていいのか? 動いたら不味いか?

 そんなところから疑問でしょうがない。


「はは、異世界に行った主人公たちスゲぇよ」


 俺は一歩も動けずにいた。

 風で派が揺れる音も聞こえる。

 小鳥のさえずりも……。


「普通の森でいいんだよな……なんか、マダガスカルの大自然で聞くような鳥の鳴き声とかしているし」


 足元に何か埋まっているとか。

 話したら爆発するとか。

 過去の最終兵器が埋まっていて自分がいることで制止が保てているとか。

 考えすぎか……?

 と、とりあえず。一歩を踏み出せば……。


「ぐっ……できねぇ……!」


 異世界に行ってこんなに一歩が重いなんてそんなのありなのか?

 でも……足を少しずらすと、何か突起物にあたっているそんな感じもある。

 地雷か? Sマインか?

 新種の兵器か?

 いや、道の生物の触角という可能性も……。


「ダメだ……身動きがとれねぇ」


 ヘタレな主人公だ。俺。


「動かないと話にならないよね! よ、よし、右だけ上げて――」


 ――カツン。


 何か今、はまる金属音が聞こえた……。

 今度は左と思ったが、動くことがさらにできなくなってしまった!

 おまけに右足は浮きっぱなし……。

 片足立ちは辛い。

 長くこんな姿になったことがない。

 バランスが崩れる。

 必然的に右足を一歩踏み出して足を突いてしまう。


 ――カチリ。


 地雷を踏む感覚ってこんな感じなのでしょう。

 初めて味わう死の恐怖。

 どちらの足も地雷とみてほぼ間違いない。

 明らかに金属の感触だ。

 下手に動かないほうがいい。

 そして、地雷を避けようとしたいところだが。

 手持ちの荷物にはそんなことを避けられて進めるような道具は無い。

 あってもカッターナイフだけだ。しかも、紙を切るだけだから細いカッターだ。


「でも、背に腹は代えられん。確か映画で探って踏んだやつはおもしを置いて起爆を防いでいた」


 近くに転がっていた石を拾い上げようと屈んだ瞬間。

 近くの草がブチっとちぎれて目の前に落ちる。その瞬間――ピーッ、ピッ、ピッ。

 また何かわからない作動音が聞こえてきた。

 ここら一帯はなんかの軍事施設ですか――!

 声を出した瞬間に他にも作動するんじゃないかと思って声も出せなくなる。

 こんな異世界嫌だ!


 帰る方法を見つけるとかのレベルじゃねぇ!

 今、この場所が大変なことになっています!

 ダレカオレヲタスケテクレ!!


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