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西方市場

極北戦士


極北連合において上位階級に属する集団。基本的には戦闘力で判断され、彼等のうちから其々の部族の長とかが決まる。戦闘力において一人で何を狩れるかで決まり基本敵に最高位は熊討ち(熊を格闘戦で打ちのめすことができる。)

過去には竜討ち、神討ち等がいるが伝説としての誇張とされる。


基本的な役割は部族政治の補助や外的の排除、稀に傭兵として派遣されて外貨を稼ぐ事もある。最も政治面については年長の有識者からなる長老衆が補助しているので戦士としての敬意と義務以外に他の民と変わるところはなかったりする。


でも酔っ払い。(この一文は落書きです)



【極北文化を知る為に】より抜粋

市場にて浮浪児達の屋台に極北戦士達が屯している。


「ふむ、神殿で食べた肉包みよりも薬味とかで工夫している分だけ美味だ。」

「甘じょっぱくではなくて、辛味と香味を基本としているのか。南方風だな、それに酸味のきいたたれと野菜で味を和らげているのは面白い。」

「こっちのは、果物の砂糖煮(ジャム)乳酪(チーズ)か・・・・・・・・・これはこれで・・・・・・・・・・女子衆が喜びそうだ。」

「そういいながら何個目だ?この甘党めが!」

「甘党で悪いか?美味ならばそれでよい!」


屋台の前を陣取り食べ続けている極北の男達、彼等には悪気はない。旅路の間で美味なる物があったから賞味しているだけである。屋台に対しても一人頭数個は最低でも注文しているので営業妨害ではない。

ただ、考えてみよう。異国の民、それも荒事に長けているのが目に見えてわかる大男達が集団で小さな子の屋台に屯している図は・・・・・・・・・・・・・

しかも手には酒の入ったつぼ、焼いても焼いても追いつかない状況で・・・・・・・・・・子供達は必死である。



どう見ても店に居座る悪党です。ありがとうございました。

大事な事なのでもう一度言うと彼等には悪意はなくお気に入りの店で楽しんでいるだけである。


「おじちゃんたち次は何?」

「ふむ、蜂蜜と乳脂。」

「クリームにりんごの果実酒煮。」

「肉に乳酪!」

以下略・・・・・・・・・・


まだまだ食べるようだ。

その姿に常連達は少々遠巻きにして諦め顔だし少ない小遣いを握り締めた小さな兄弟は強面の大男を前にして涙目である。


大男達に饗している浮浪児の一人は様子を伺う幼い兄弟の顔を見て

「よう!おまえらはなんにするね?」

と声をかける。


「え、えっと・・・・・・・・・グズリのジャム。」

「・・・・・・・・・・チーズと蜜。」

声をかけられておっかなびっくりとだけど注文をする幼い兄弟。

「大丈夫だって、このおっちゃん達大きくて怖いけど苛めたりしないから。」

「おいおい、俺たちはまだ【おにいさん】だぞ。ひでぇじゃないか!」

「そうだそうだ!」

「うるさい!俺たちくらいの子供がいそうな年なのに何を言っている!」

「ぐはっ!」(×複数)


浮浪児の一言は極北戦士たちに大ダメージだ!

心無い一言に崩れ落ちた極北戦士たちは置いといて・・・・・・・・・


「じゃあ、二つで銅貨4枚な。」

「はいっ・・・・・・・・・・・・えっと、」

「どうしたのにーちゃ?」

「ごめん、僕の分はなしで・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・?」

「どうした?」

「銅貨3枚しかなかった・・・・・・・・・」

この世の終わりみたいな顔をして落ち込む子供。

それを見て悪いことをしたみたいな顔をしている弟。


クレープ焼きの子供は仕方ないという顔をして

「しかたねぇなぁ、半分づつにして注文の味にしてやるからそんなしょげた顔してんじゃねぇよ!」

と手を動かす。


「「いいの!」」

とおもわず声をそろえて言う兄弟、それに鼻で笑いながら

「ふっ!この店では俺がルールだ。問題ない!」


と、他の客が聞いたら大問題なことをいながら焼き上げたクレープを半分に切って其々の味を塗りつけて巻きつける。その割には使っているジャムとか一人前にやや足りない量というのは心憎いものである。

出来上がった物を幼い兄弟に渡して

「ほらっ!これで銅貨二枚だ。落とすんじゃねぇぞ!」

「うんっ!おにーちゃんありがとう!」

「ありがと・・・・」

銅貨と引き換えに菓子を受け取った幼い兄弟は礼を言って少し離れたところでむしゃぶりつくのである。




「よぅ、なかなか粋なことをするじゃねぇか!」

「うるさいやい!」

「俺にも半分づつので頼まぁ!」

「おじさんは金あるだろ!二つ買いやがれ!」

「ひいきだ!」

「うるさい!俺がルールだ・・・・・・・・・いてっ!何だよ神官のにーちゃん!」

「おまえな、客相手に俺がルールだ等とかましているんじゃない!お客様は金を払ってくれる限り大事にするもんだ!」

「だってよ!このでかぶつ共、金があるのに二つかわねぇで半分づつ違う味とか抜かしやがるんだ!酷いとおもわねぇか?」

「あのなぁ、いくら店を占拠して通行の邪魔であっても客なんだから用件くらい聞いてやればいいだろ。ついでに追加料金で儲けるんだよ。ばかだなぁ。」

「なるほどその手があったか!にーちゃん、あったまいいぃ!」

「でも、あの兄弟にしたのは良かったぞ。ああいう無形の気遣い(サービス)は客の心をつかむんだ、そしてまた来てくれるようになるからな。」

「おおっ!おれってちゃんとやれたんだ!」

「しかも、ただで品物をくれてやるのではなくお互いに益になる提案も出来たろう、教えるまでもなく出来たのはえらいぞ。」

「えへへ・・・・・・・・・・・・」


極北のデカブツの注文をぶった切ったクレープ焼きの少年を叱りながらも幼い兄弟に対する気遣いを褒める勇者(笑)、彼もまた近くの店で買い食いしていたのであった。


「せいかくにはてきじょうしさつだって。」

「でも、おにーちゃんとくれーぷやきとのかいわきいているとさぎのてぐちみたい。」

「そだねー。」

「うるさいぞ死霊っ子共!」


「話はまとまったようだな。じゃあ作ってくれ。」

「って、後ろで常連さん達がいるからそっち先ね。おじちゃん達たっぷり食べたろ。」

「むむぅ。」

「おねーちゃん今日は何するの?」




浮浪児達のクレープ屋今日は繁盛している。

「いつも繁盛しているといいんだけど。」

売り子の子気持ちはわかるが地の文に(以下略





そのころの荒野の民の騎馬戦士達は・・・・・・・・・

「ふむ、野菜の類が安くてよいな。」

「俺は果物が豊富なのが嬉しいぞ。」

「果実酒の類も少し仕入れておいてくれ。」

「主、そこの梨をひとつくれ・・・・・・・・・銅貨一枚か、うむ。」


しゃくっ!


「・・・・・・・・・・・美味だな。主この梨はどれくらい持つ?」

「そうですねぇ・・・・・日のあたらなくて風通しの良いところでしたら一節(15日)くらいはいけますぜ。異国の旦那。旅のお供ですかい?だったら籠ごと買っていかねぇか?」

「ふむ、ならば全部貰おうか。如何程だ?」

「籠の代金含めて銅貨20枚で・・・・・・・・・」

「判った。後、そっちの林檎もくれ。」

「まいどっ!」



市場巡りをしながら補給物資を仕入れていた。

ちなみに梨に林檎は彼等の馬達に強奪されてしまうのだが、この時点では知る由もないことである。



もちろん勇者(笑)も旅の準備をしているので浮浪児達の屋台群を指導しながらこれといったものを手に入れていたりしているのである。鍋に調理道具に包丁に・・・・・・・・・・・・

「なぁ、にーちゃん調理道具買いこんでどうするんだい?」

「どう考えてもあの連中食事に気をかけないと思うぞ、多少自衛しないと・・・・・・・・小僧っ子お前の道具とかは大丈夫か?」

「大丈夫だ、問題ない!」

「なんか妙に不安になる答えだが・・・・・・・・・・・」


「おにーちゃん、食べ物はいいの?」

「それは大丈夫だろ、途中の農家から買い取ったり市とか立つだろ。それよりも道具類と調味料だな。金物なんかはすぐに手に入るとは限らないし包丁なんかは好みとかあるからな。」

「にーちゃん!金貸してくれ!」

「どうした小僧っ子?」

「あっちの店の仕込み包丁の使い具合が良くって・・・・・・・・・・」

「お前給金渡してるだろ?」

「かーちゃんに仕送ったら・・・・・・・・ちょっと足りなくて。」

「で、いくらだ?」

「えっと銀貨3枚・・・・・・・・」

「ほらっ!くれてやるから仕事で返せよ!」

「にーちゃんありがと!」


とたとたとたとた・・・・・・・・・・・

小僧っ子は一目散に駆け出した。いとしの仕込み包丁の元に。

まるで作者だな。



うるさい!(by作者)



その後勇者(笑)は南方料理の店に調合済みの香辛料を買い込むのである。

「イロイロワリアイカエテノチョウゴウ、ミセデモヒカクネ?」

「いやいや、旅に出るから素材にあわせて使い分けようかと。」

「おにーちゃんからくないのでおねがい。」

「オチビチャンタチイルカラ、カラミハベツニワケテオクネ。」

「悪いね料理人。」

「コノクライハカンタンヨ。アトタンピンデモテカナイカ?」

「単品だと胡椒と肉桂、ナツメグなんかあれば・・・・・・・・」

「チョウジモアルトベンリヨ。オマケシトクネ。」

「あと、あれあるかな?細かくする道具。」

「コレカ?」

「・・・・・・・・・・・なんと石の薬研!」

「イシノガイチバンオイシクデキルネ。テツダトクサクナルシ・・・・・・・」

「・・・・・・・・貰おうか。」

「これって療養神殿で見たね。」「薬作っていたね。」

「チビチャンタチクスリモタベモノモイッショネ。」

「エー!くすりにがいじゃんたべものおいしいのに。」

「オイシイクスリモアルネ。ココノクスリシキチガイバカリネ。」


うっさい!(by療養神)

「タベモノデフセゲルビョウキアルカラソレハクスリイエルネ。」

「ふーん」

死霊っ子は判ったような判らないような顔をしている。

「タトエバネフナノリノヤマイアルケドアレハ・・・・・・・・・・・・・・・」

南方料理人の薀蓄は続く。




「ふーむ、この手ごたえなんともいえないな。」

ごりごり・・・・・・・・


勇者(笑)は薬研の手ごたえにはまっていた。


ごりごり・・・・・・・・・・・





後は挨拶回りとかしたりして・・・・・・・・・・旅路に



ああ、酒が飲みたい。

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