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北の人

極北連合


人族連合の北、北部沿岸諸国と極北島(氷に閉ざされているが実際には群島である)を所有する国家連合、極北島においては其々の部族が緩やかな戦士文化を基にした統治を行っている。人族連合の人族と起源を別にするが一応人族、黒から金銀までの様々な髪で色素の薄い肌、瞳を持つ。他にも狼系・熊系獣人や氷竜族、人魚族なども少数存在する。

信仰は其々の部族神の他に極北神、極光神の夫婦神を柱とする極北諸神群が崇めら得ている。その点で言えば人族連合からすれば異教の地とも言えるだろう、事実魔王勇者戦争時に彼らの教化を行い進軍路として利用しようとすた話もある。(他の人外達とそれなりに共存してきた彼らはその話を一蹴するのだが)


産業は人族大陸沿岸部においては農業や細工物、極北島においては魚類の加工品、馴鹿・毛長牛の毛・皮肉等の加工品、氷竜の鱗等が輸出されている。逆に穀類や乾燥野菜が輸入されている。



厨房神殿の一角は勇者(笑)の巣と化している。浮浪児達と共に作りこんだものを市場で売っていたりで賃料と食費は稼いでいるので文句を言われる筋合いはないのだが・・・・・・・・


「【菓子作る神官】殿、何時まで居座られるので?」

「にーちゃん、旅に行かないからおいらにまで苦情が来ているんだけど。」

「神官様には我が国への訪問の約束がありましたでしょう!」


上から厨房神殿神殿長、小僧っ子、狭間の国の外交官である。普通に生活する事には文句は付かないのだが【狭間の国】で無害宣言する件については大問題であった。




「そりゃ、4ヶ月もここで住み着いていればおこるよねぇ。」

「ここまで着くのに半年以上かかっているし・・・・・・・・・」

「所で神職のおじちゃん、せいとおーこくからハザマのみやこまでどれくらいでいけるの?」

「そうだねぇ・・・・・寄り道しなければ二月くらいで・・・・・・・・・・因みにここまでも一月で着くぞ。」

「なるほどー、如何考えても待ちくたびれて怒るわけだね。」

「そういうことだ。」

「なぁなぁ、おっちゃん。ちょっと味見てくれねぇ?」

「どれどれ? うん、よく出来ているじゃないか。好みで言えば針生姜でも添えたいところだな。」

「それは、まぁ・・・・・・・好みに合わせてその場で加えるさ。」

「お前も腕を上げたな。」

「うへへ・・・・・・・・・・・」


その背後では死霊っ子が通りすがりの神職のおっちゃんを捕まえて地理の質問をしたり、更に便乗した浮浪児が味見をさせて確認を取ったりしている。この世界的にもありえる光景かどうかを除けば平和のものである。そんな浮浪児達の作品をつまみ食いしようとしている影が・・・・・・・・・・・


がつっ!


ぐえっ!


色々責め立てられている勇者(笑)がそれに気がついて軍用菓子(固焼き)を不埒者にたたきつける。

打撃音と悲鳴に気がついて皆そっちを見ると側頭部から煙を出してうずくまっている小太りの貴族が・・・・・・・


「貴様!この私が処暑候の三子と知っての所業か!」

「いや、知らないし。しってる?」

「知らないって・・・・・・・・・・・この国有数の大貴族の末裔であるこの私を!国王陛下の従兄弟でもあるんだぞ!」

「はいはい、すごいすごい!で、それがつまみ食いと如何関係するのだ?」

「下賎な異世界人にわかるように答えよう。それはなこんな美味しそうな匂いをさせては食べたくなるのは道理ではないか、そんな罪深いものを世の中に出させるわけには行かないから私の腹の中に・・・・・・・・・」

「ようは、匂いにつられて食べたくなったと・・・・・・・・・・」

「そうとも言う!」

胸を張って断言する三子殿に勇者(笑)は


「偉そうな事を言ってただのつまみぐいではないかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

と叫びながら突っ込みの菓子投擲をご馳走するのであった。





どここここここここっ!





ぶしゅー・・・・・・・・・






「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なぁ、貴族さんよぉ。これって普通問題にならねぇか?いくらにーちゃんが神官様だとは言え・・・・・・・・・・」

「口の悪いガキだな。確かにこれは問題だな・・・・・・・・・・って、いうか私もこの異世界人に対する報告書を書き換えなければならないようだが・・・・・・・・」

「でも聖徒でも同じことしていたよ。とーなんもんのししゃくさまとかめがみさまとか・・・・・・・」

「なんと言うか、我が国にも同じような連中がいたけど同類が他国にでもいるとはなぁ・・・・・・」

「えっと、狭間の外務官。そこで我が厨房神殿を同類みたいに見るのは止めていただきたく。」

「でも、この若様前にもつまみ食いしていた気が・・・・・・・・・・・」

「あん時は鍋一つ平らげてたよね。」

「処暑三子様・・・・・・・・・・・・・・一応は王族でしょうが・・・・・・・・・」

「神殿長のおっちゃん。胃薬あるよ。」

「悪い。水もくれ・・・・・・・・・」

「あいよ!」


その後国王陛下に泣きついた処暑候の三子は「何馬鹿なことで訴え起こしているんだ!」と陛下に切り捨てられ、他の貴族(主につまみ食い仲間)を巻き込んで訴えたりするのだが・・・・・

大多数の比較的良心的な貴族達から「つまみ食いしないで金払って買い取ればよいではないか」だの「お前らだけで美味を喰らうとはけしからん」だの「何故そこにワシを連れて行かなかったのだ」と言う声で撃沈するのであった。

その話を後日聞いた勇者(笑)は


「大丈夫かあの国」

といったかどうかは記録に残されていない。





そんなやり取りもしつつもゆるりと日々を過ごす勇者(笑)、屋台の売り上げは多少の固定客も付いて子供達の食い扶持くらいは稼げるようになっている。勇者(笑)と小僧っ子は其々他の収入があったり神殿の説法で小銭を稼いだりしているので気にもしていない。

そんな説法日のある日、何時も通りに勇者(笑)が信者やら見物の衆やらの前で説法をしている。


「・・・・・・・・・・・・・・・・さて、調理をする前に手を洗うのは清潔であると言う意味だけではなく食べ物の味を他の食べ物にうつさない為でもあります。例えばウンコを触った手で調理すればウンコ味のカレーが・・・・・・・・・というのは冗談にしても苦菜を切った刃で他の物を切ると味が移ることがあるでしょう。そうすると食べ物の味が濁って美味が一段減るのであります。他にも密造酒を造るのに汚れた手で作るなと言われませんでしたでしょうか・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・神官様密造酒はこの国では犯罪だべ?」

「そこの聴衆その一。この国で作っていないのでいくら暴露しても大丈夫なのですよ。捕まえに来る官憲がここまで来るわけないですしね。」

「そしゃそうかい。」

「まぁ、話がそれましたが手を洗うことの大切さはこのくらいにして、実際に色々作ってみるとしましょう。まずここに肉がありまして薄く刻みます・・・・・・・・・・・小僧っ子(スティ○ブ)!」

「すてーぶってだれだよ?にーちゃん、刻んだのをここにおいて置くよ。」

「刻んだ肉を鍋に入れて・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



「・・・・・・・・・・・・・・出来上がったのがこちらの戸棚に・・・・・・・・・・・・」


「なぁ、如何して上の棚に締まったのが下の棚から出てくるんだべ?」

「何でも、神官様のふるさとで料理を教えるときのお約束とかいうわけのわからねぇしきたりらしいだでよ。」

ひそひそ・・・・・・・・・・



流石に(番組名削除)は色々問題あるだろ。(by厨房神)

スティー○を表に出すのはちがうだろ。(by境界神)



そんで出来た物を聴衆に振舞うのである。そこで浮浪児達が配膳したり、ちょっとした薄焼き生地(クレープ)等を作って食べやすく包んだりするのである。因みに本日の品目は【肉の甘煮クレープ包み】である。因みにこれは浮浪児達の屋台での人気の品の一つで神殿内で仕込んでも出来上がりが半分以下になる品である。(原因はつまみ食いにあるのが明白なのだが)



どきっ!(by厨房神殿神職某)

ぎくっ!(by豊穣神殿神職某)

ぐえっ!(by西方平原神殿神職某)

げえっ!(by処暑候三子)

ごきゅ!(by処暑神)



えっと、あなた方は何をしているのですか!


そんなつまみ食い軍団は兎も角、聴衆に料理が振舞われる。

「ふむ、美味だな。」

「これはいけるな!ちびっ子酒はあるか?」

「え、えっと・・・・・・・・・・・・・それは酒場で・・・・・・・・・・・・・」

「なぁにすごんでいるんだよ!ちっこいのが可哀想だろうが、ガハハハハ!」

「そりゃそうか!悪いな、ちびっ子!で、お代わりはあるんか?」

「い、いえ・・・・・・・・・・・・・まずは皆さんにいきわ、渡らせないと・・・・・・・・・・・・・・」

「これこれ、極北の子供を脅かすではない。ただでさえおぬしらはでかくて怖い見た目なのに・・・・・・・・・子供よ、このでかいのは大丈夫だから他の者に行き渡らせなさい。」

「は、はい!これは市場であたち達が売っているんでよかったら・・・・・・・・・・」

「ふむ、寄らせて貰うぞ。」


神殿の説法室(調理場と如何違うのだろうか?)の一角に終雷伯に連れられている毛皮の大男達と皮服の蟹股な男達が屯しているのである。



彼等の来訪が勇者(笑)の旅を再び進める事になるのだが未だ彼は知らない。





さてと、パソコンを騙し騙し使いながら・・・・・・投稿。

さて、酒だ酒だ酒だ!

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