表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
59/152

つまみぐい

美食家


食べる事に身命賭ける道楽者。主に厨房神殿の信者によく見られる。

彼等は道楽に総てを賭けているけどその結果については無頓着である者が多い。

美味なる物に対する情報を曝け出し分かち合おうとする。

それは美味を一人で食べる虚しさを感じ取っているからかもしれない。


もっともそれが遠因で滅びを迎える命も多いのだが

【狭間の国】がヤキモキして【魔王領】が待ちくたびれている間、勇者(笑)が何をしているかといえば路上の浮浪児達を仕込んでいるのであった。

先の国王陛下に献上した【お菓子のお城】が予想以上に好評だったので注文がそこそこ来ているのである。

子供達自身も戸惑いながらも依頼を片付けるために小さい体なりにがんばるのである。さすがにそれを尻目にしながら旅立つというのは・・・・・・・・・・・・・・・勇者(笑)としても見過ごすことができないのだろう。


その依頼料で年下の子達の面倒を見たり、街角で朽ち果てかけている子達を保護する糧とするのだからこの子達の器量の大きさを示すのであろう。そして助けたは良いけど後に続かないのは注意するとしても否定してはいけないことである。


「お菓子の神官様、稼ぎたいけど何か良いのある?」

「また拾ってきたのか?いい加減にしろよ。」

「だって、だって・・・・・・・・・おなかすかせているのに・・・・・・・・・・かわいそうじゃない。」

「おにーちゃーん」

「わかったわかった、そこで泣きそうな顔するな。まるで俺が悪者みたいじゃないか。」


勇者(笑)は子供たちの泣き顔に弱かった。



最初に保護した浮浪児達と別な浮浪児達がいろいろ集まっているのを見て、市場でいろいろ作業させて小銭稼がせたり屋台料理に使えそうなものをでっち上げて売り子をさせたり・・・・・・・・・・

簡単なものならば仕込んで・・・・・・・・・・・・

その辺で既存の料理屋台からずるいとかという声もあるが、競合を避けるメニューを教えたり・・・・・・・

仕込んだ子供たちを貸し出したり・・・・・・・・・・・



「あれ?俺なんでここに数ヶ月もいるんだろ?」

「おにーちゃん、旅の目的忘れてない?」

「えっと、魔王領との戦争を避けるために話し合いにいくんだっけ?」

「聖騎士さんも神官様も【狭間の国】に先にいっているよ。」

「説明お願いすればいいか。」

「そういう問題じゃないでしょ!神官様おなか抑えてたよ。」

死霊っ子に注意されているのは問題だろう。自分の問題なのに・・・・・・・

ちなみに胃痛に悩まされているのは神官や聖騎士ばかりではなく【狭間の国】から派遣された外交官も何時になったら来るのかと頭を抱えているのである。ある意味母国のみならず、その背後でせっついている【魔王領】からの依頼を受けざるを得ない彼が一番の被害者であろう。


ちなみに西方平原国側としては戦争は好みませんよと言う姿勢を崩さず、勇者(笑)の行動は彼の善意に基づいているものであって、一言ですむ外交のために動くよりも助けを求めている子供達の面倒を見るほうが大事だと・・・・・・・・・・・


「なぁ、俺が一人だけ悪者にされてないか?」

「それで済めば御の字ですから。」





そんなやり取りはさておき、保護された浮浪児達に色々教えていくのである。

読み書き計算、料理の方法・・・・・・・・・・・・職人技能は教えられないのでそれはそれぞれのやる気に・・・・・

神殿に出入りしている壁画(フラスコ画)の職人の仕事を見続けて職人が根負けして弟子入りを許したのが・・・・・・・・弱すぎだぞ職人。


「ふんっ!怒鳴られてもじっと見て、技を盗んでいこうとするのを見ては職人冥利に尽きるだろう。」


壁画職人さん地の文に(略)


その後根気強い子供は弟子入りして神殿の壁画を一生かけて製作するのだが別の話。

まぁ、食い扶持は保障されているし悪い事できないからいいのだろう。







浮浪児達も食い扶持を稼ごうとしている姿勢を見せているのが嬉しいから色々仕込んでみたりする勇者(笑)、そこで教えたことで子供達に悲劇が起ころうとは・・・・・・・・・


「お菓子のにーちゃんよ、今日は肉料理か?珍しいな。」

「生意気言う口はどの口かな?」

「この口だ、悪いか?」

「そのくらいならば気にする必要もないが、気にするのがいるから少しは考えな。」

「おにーちゃん、なにつくるの?」

「久々に肉うどん食いたくなったからそのための具だ。肉の甘煮を作るぞ。他にもうどん打ったり、出汁を引いたりするから手伝えよ。」


「はーい!」



牛肉二キロを火にかけながら脂を溶かすように暖め酒400ミリリットル、砂糖を二百グラムを足して半ば火を通したらしょうゆを200ミリリットル・・・・・・・・・・肉に火が通ったら肉を上げてたれを煮詰めてカラメル状にして肉に絡める・・・・・・・・・・・



うまい座布団一枚(by演芸神)

誰がうまいことを(by厨房神)



美味く出来ればなべに焦げがついていないんだが・・・・・・・・・・いい感じだ。

そして絡めて肉を少し風乾して・・・・・・・・・・・


その間に出汁とか麺を作るのである。





数刻後、肉を見ると・・・・・・・・・・・・なくなっている。

崩れ落ちる勇者(笑)、楽しみにしていた肉がなくなって心折れていく子供達。

出汁汁や麺は残っているのに・・・・・・・






それの犯人をと見張っていると・・・・・・・・・・・

半数が内部の調理人、あとは外部から来た美食家だの神々・・・・・・・・・・・・・

ふむ、つける薬がない。






パソコン壊れてでっち上げです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ