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村ゆかば草生すばかめ

死霊


死者の霊魂、思うところがあって世界に留まり冥界に行けぬさまよい人。

多く見られるのが死亡時の痛み苦しみなどに囚われた者で彼等はその苦しみから解放されたと知れば冥界の導きに従い其処へと向かう。

少数派になるが生前の恨み悔恨等を抱えた死霊はその原因が解決されたり、強制的に冥界送りにされない限り基本的に彷徨い場合によっては人を害する事を続けるのである。


その存在は大体死亡時の姿をとることが多く、年代身分性別等々は色々だが姿は透けて見えることが多く基本的に物理的な手段で干渉する事は生者・死霊双方共に不可能である。この状態について諸説あるが死霊は生物が肉体(物質)という皮を剥がして精神若しくは霊魂の状態で存在しているから肉体(物質)に干渉できないという説が主流である。




冥界神殿弔い手育成講座より一部抜粋

「やーん☆」

「おおっ!これは人魚さんの服を引っ掛けたか!」


勇者(笑)の垂れた釣り針には人魚の衣服が引っかかって人魚が羞恥の叫びを挙げる。

でも残念ながら人魚さん800歳の老婆なのである。


「ちがーう!俺が望んでいるのはぴちぴちの人魚娘さんのドキドキ☆ラッキースケベなんだぁぁぁぁ!」

「皮も剥けてない様な若造が何を言ってやがる。現実にそんな都合よく行くわけないだろう!さっさと服を返しな。」

「ごめんなさい。」


勇者(笑)は引っ掛けた服を人魚さん800歳に返す。


「河川神様に頼まれてきたのになんだいその扱いは若い子がいいとか贅沢な・・・・・・・・・・・ブツブツ」


人魚さん800歳はブツクサ言いながら川に帰っていった。そもそも人族連合の領域内では人外達の存在がないはずだったのだが・・・・・・・・・・・・



ふむ、その質問には我が答えよう。其処の無礼な異世界人が人魚の服を剥ぎ取るラッキー☆スケベを望んでいたから我なりに応じてやったまでだ。因みに人魚ちゃん800歳は極東から来た人魚族の長老格だぞ。(by河川神)



つまりは河川神様がネタを仕込んで・・・・・・・・・仕掛け人として人魚さん800歳を呼びつけたと・・・・・・・・・・人魚さん800歳も悪乗りしすぎであろう。


他にも鯛系魚人娘さん14歳とか烏賊娘ちゃん6ちゃいとか・・・・・・(by河川神)


えっと、どこから突っ込みいれたらというかここ淡水!海水系の種族入れたらかわいそうでしょうが!!


突っ込みそっち!?(by河川神)


「えっと、地の文さんに河川神様。話が進まないのですが・・・・・・・・・」


勇者(笑)地の文に(略)

「それ以前に地の文が掛け合いするものじゃないでしょうが!そのうちに節制神様が突っ込みにきますよ。」


出てくる前に言うのは止めてほしい。って、言うかお前等自重しやがれ!(by節制神)



グダグダが続きそうなので節制神様は河川神様を連れて神域に還られる。勇者(笑)は三度釣り糸を垂れるのである。

あたりはあるのだが、釣り上げるまでには行かない。ここらの魚はすれているのだろう。


死霊っ子達は退屈しだしたのかフユフユとそこらの探索に出かけたり川の上から魚影を探したりしている。川の流れは穏やかで時折川舟が通り過ぎる以外何もない風景である。


一時ほど過ぎたのであろうか、夕闇が空を覆い隠し星星が愛のささやきを交わそうとしている頃に勇者(笑)の竿に手ごたえを感じる。上手くあたりをあわせて引き上げると釣り上げられたのは死霊っ子よりもやや年上なのだろう少年の死霊なのであった。


「えっと、これは喰えないよなぁ・・・・・・ リリース。」

勇者(笑)は死霊少年にひっかかった針をはずすともう一度イモネリをつけて川に放り込む。

死霊少年はイモネリを物欲しそうに見ている。


「なんで、兄さん。あんな旨いもんをえさにするのさ?」

「うまいもんって・・・・・・・・・お前川の中でえさとっていやがったんかい!」

「いやぁ、川の中って食いもんがなくてようまそうだったからつい・・・・・・・・・って、ちょイタイイタイイタイイタイ!」


今まで釣れていなかったのは死霊少年のせいだったらしい。餌をとられた恨みを晴らすべく勇者(笑)は死霊少年の頭を思い切り握りつぶしている。


「イタイイタイイタイイタイ!ゴメンゴメンえさとったのは悪かったから許して・・・・・・・・・・・ゆるしてください!」


ある程度甚振って満足したのか謝罪の言葉でこれ以上やるのが大人気ないと判断したのかわからないが死霊少年から手を離す。


「なんてぇ、馬鹿力だい!って、言うか死霊の頭を持ち上げるなんて普通出来ないぞ。」


それは勇者パワーの力(意味不明)です。

頭をさすりながら死霊少年がぼやく、それに対して勇者(笑)は


「神様が釣れるは、婆人魚の服が釣れるは最後には死霊だろ。この川には魚がいないんか?」


ぼやきで返す。竿にあたりがあったようだ。引いてみると手長蝦が・・・・・・・・

「兄さんやるじゃない。これ塩焼きで旨いんだよなぁ・・・・・」


地元の者らしく取れる魚(蝦です)に説明を加える。その後もイモネリに蝦ばかりついてくるのは疑問に思えるのだが釣れているだけで勇者(笑)の機嫌が良くなる。

脇で死霊少年がイモネリをつまんでいるのはご愛嬌だ。製作過程でも死霊っ子がつまみ食いしていたし・・・・・・・・盗賊神も参加していたのは言わないで置いておこう。


あのイモネリは甘かった。(by盗賊神)


原料の芋が約五キロ(メートル・グラム表記換算)、イモネリ約800グラム(メートル・グラム表記換算)どれだけつまみ食いされていたのかが良く判るものだ。勇者(笑)自体もできばえを味見していたから強いこといえない。


そうして手長蝦ばかり釣り上げてバケツに一杯の蝦がうぞうぞとはみ出る頃、死霊っ子達が

「おにーちゃん、小僧っ子のにーちゃがご飯だって。」

「今日は蕪のスープだって。いい匂いだったよ。」

「卵もついているから早く早く!!」

「そっか戻るか・・・・・・・・・じゃぁな、少年。残りのイモネリはやるから早く冥界に行くんだぞ。」

「兄さん悪いね・・・・・・・所で冥界ってどう行けばいいんだ?」

「「「「そっちっ!」」」」


死霊少年の発言に死霊っ子達の驚きの声がハモる。何でこの死霊常識知らないのという声で・・・・・・・・・

そういうお前らこそ何時までもほっつき歩いて死霊の常識から


「地の文のおじちゃん、そういう突っ込みはいらないの!」


おじちゃんって・・・・・・・・地の文に突っ込みを(略)は兎も角、私地の文におじちゃんと・・・・・・・・・





地の文が精神的ダメージを受けたので今回の話はここらで切らさせていただきます。(by記録神)

酒が切れたのでこれまで、飲んでから続きつづります。

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