神々の祝福といってもろくでもない
文芸神殿
文学者や作家等が信奉する文芸神とその従属神を祭る教団。
古今東西のありとあらゆる物語や記録、伝説を集める図書館としての意味合いも持つ。(技術書とか理論書の関係だと知識神の教団が収集している。)
誤解を解くために追記すると信徒達は全部腐って(文芸的意味合いで)いるわけではなく大半はごくごく普通の者である。
聖騎士が到着して数日後、勇者(笑)と対話することとなる。
神殿協会の一室、数人しか入れないそこに聖騎士と聖女と議長がいる。
勇者(笑)も死霊っ子達をふゆふゆと漂わせながら
「お初にお目にかかる私は聖騎士と申す、長らく狭間の国にて大使の任についていたのだが君が召喚されたということで急いで確認に来たのだよ。」
「こちらこそはじめまして。異世界人です。勇者(笑)と呼ばれたくないのですがそこの糞聖女が・・・・・・・・・・・・・・」
「ああ、君も犠牲者か。そういえばあのド腐れクッキーの作者が君と聞いておるが。何であんなえげつないものを作ったのかね?」
「俺は無実だ。クッキーを焼いたのは確かに俺だが、そのクッキーを描いたのは第一公爵令嬢の一派だ!ちなみに聖女はカップリングが違うことを知らずに送ったらしい。」
「カップリングって・・・・・・・・・・・なんて腐った用語を、大体分かった。」
「カップリングぐらい普通に使うと思うが・・・・・・・・・」
つかいません。
えっ、家畜や花卉の交配とかで使うだろう。(by作者)
作者様紛れて来ない様に、それは生産者側の業界用語でしょうが!
「一対のという意味だろう。男女関係で使うことも多いけど・・・・・・・・・」
勇者(笑)は普通に語源で説明する。
「なるほどなるほど、カップリングとは【一対の】を語源として男女の恋愛から男男へと変化するのね・・・・・・・・・」
一人薀蓄を深めている腐った乙女がいるけど気にしてはいけない。
「うおっほん!勇者(笑)殿それで問題があったのは話に聞いておるかね?」
議長が話を元に戻そうとする。ちなみに聖女は無視だ。死霊っ子達はあきてきたのかふゆふゆと外に出て行ってしまっている。
「えっと、【兄弟派】【弟兄派】【二人は総受派】が互いに論争してかみそり入りの手紙を送りつけたりとか・・・・・・・・・・戦争を吹っかけそうになったりとか?何でも霜降国の文芸神殿と雨水候国の芸術神殿がいがみ合っているとか聞いているけど。」
「・・・・・・・・・・・・・・・それを煽っているのが聖徒王国のドアホ女三人臭なんだよなぁ・・・・・・・・・・すまんなぁ・・・・・・聖騎士、わしには押さえ切れなかった。」
「議長、貴方がいながら!!」
「聖騎士さん、議長さんを責めては・・・・・・・・・・・神様自体が腐っているのに議長さんに何ができるというのですか!」
「それでも、それでも・・・・・・・・・・・あの腐れ女だけは何とかならなかったのですか!!」
馬鹿な事実の責任を押し付けあう男たちに対して
「議長が責められ・・・・・・・・・・・」
聖女は腐った妄想が紙の上にたたきつけられる。
誰かこれにつける薬を・・・・・・・・
びゅん(匙を投げる音)
そうか、つける薬がないのか。療養神殿はどこだろう?
どたどた(療養神殿が逃げた音)
ここに建てた療養神殿が逃げただと!!物理的にありえないだろう。
比喩表現だ。(by療養神)
どたどた・・・・・・・・・(療養神殿の職員が逃げた音)
うん、我が癒し手達も関わりたくないと逃げることもあるな。(by療養神)
どっちにしてもひどい、それ以前にどういう危機感知能力なんだろう?
神殿協会お前等の聖女だろう何とかしろ!!
「「無理だ!」」
議長に聖騎士、無駄に声をそろえて言うことか?
それに地の文に(略)
略された!
それ以前に如何して地の文に突込みが入れられるのか疑問だ。
「それは彼らに【地の文感知】と【つっこみ】技能があるからだ。」
ありがとうございますって、勇者(笑)貴方も地の文に(略)
「・・・・・・・・・・・議長が地の文に世界改変攻撃で動けなくされたところを地味に言葉攻めで・・・・・・・・・・ぼくわっ!」
どういう妄想をしていたのか知りたくもないが己の劣情を紙に叩きつけている聖女に対して勇者(笑)が固焼き菓子を叩きつける。一応女性なんだから・・・・・・・・
「いたた、負けて負けてたまるものですか!世界中にいる我が姉妹達のために理不尽を超えて大理不尽を超えて自由なる表現の世界を築き上げるのよ!神よ、神々よ!我が生き様を御照覧在れ!!信仰のみにて空虚だった我が魂を震わし熱き焔で満たしてくれた我が魂の姉、忌々しき異世界人等と蔑ずまれ目の敵にされているが彼女の齎してくれた我が姉妹達の連帯は世界にどれだけの光明を齎しているか知らないくせに馬鹿にするな!切り捨てるな!くだらない?くだらない事に懸命になることのほうが、剣を持て世界に痛みもたらす男達のあり方が高尚というならば私は喜んで低俗でくだらないという評価を受けよう!魂の姉妹達よ!世界のあり方に抗う女達よ、私たちは世界を愛で包もう。全ての在り方を受け入れて愛でもって受け入れて共に喜びを分かち合う世界を作るのよ!!」
一息で言い切る聖女、その力強い宣誓に室内であるというのに光が降りてくる。
二つの光が形になって神々が顕現する。
この世界の神々は本気で立つものが大好きだ。たとえどうしようもなく捻じ曲がった道であっても。
ああ、光の聖女。貴女の在り方は神である私の存在ですら振るわせる。(by文芸神)
芸術とは幸いへと繋がる道でありたいと願うその心、一人立つ気概、世界を描く者として嬉しく思う。(by芸術神)
故に我等が祝福を受けて、君の姉妹達と歓びに満ちた世界を目指すがよい(by文芸神)
願わくば君達の娘達が皆を楽しませることができるように。(by芸術神)
「ああ、神々よ。誓いを見届けてくださいまして感謝いたします。私は・・・・・・・・・・私は・・・・・・・・・・」
顕現した神々の祝福に拝謁し感涙する聖女。
その聖女の体に柔らかな光が降り注ぎ一際輝く光が聖女の手元で一つの形になる。
さぁ、私が与えるのは【不滅のネタ帳】貴女が思い浮かんだネタを自動的に記すメモ帳である。これで浮かんでは消えていく貴女の中の様々な世界が残される。(by文芸神)
これ欲しいと思うのは多いだろうな。っと、いうのは置いといて。
私からは【画才】を・・・・・・・・・浮かんだ世界を世界に送り出せるように(by芸術神)
「神々よ感謝いたします。」
ひれ伏し感謝を顕にする聖女、一見感動的な光景に取り残されてしまった男達。
一瞬惚けてしまった勇者(笑)は両の手の指の間に固焼き菓子を握り締め体を弓のように逆反らせて神々に対して菓子を叩きつける!!
「こんの糞神どもがぁぁぁぁぁぁぁ!!聖女に祝福与える暇があるならばお前等ん所のいさかいをなんとかしやがれぇぇぇぇぇぇ!!!!」
ずがががががあがががががががががががががっ!!!!
そういえば霜降国と雨水候国で諍いあったな。カップリング論争は色々酷い事が多いから何が平和だと突込みが出てくる。それはなんとかしないと、文芸神と芸術神の信徒達だし・・・・・・・・・・・・・
って、いうか芸術神に文芸神の信徒ってそういう連中ばかりなのかと思うととても嫌になる。
ずがががががががががががががっ!
勇者(笑)の菓子弾幕はまだまだ続き駄目神達がアガガガガだのアババババだのいいながら打撃を食らっている。外れるのがないのがすごいとしか言いようがない。
「そんなんだと話がすすまねぇだろぉぉぉぉぉぉぉ!!」
勇者(笑)が最後の一投を叩きつけると女神達は窓の外にたたき出されて光となる。
きらっ!
いい仕事をしたとばかりに額の汗をぬぐう勇者(笑)。
自らが信ずる神がたたき出されたのを見て唖然とする聖女。間違えた聖女が信奉するのは聖徒王国地方担当地方神と光明神だった。でも、自らに近しい位置にいる神々であるから間違いないか・・・・・・・・・
その肩をつかむのは議長
「聖女様、人で楽しい想像するのは譲るとしても形にしようとするのはいただけませんなぁ・・・・・わしにも守るべき尊厳とか色々ありますのでな・・・・・・・・・・」
「あははははっ・・・・・・・・・・議長、大丈夫ですわ。世界中で我が姉妹達の大人気に・・・・・・・・・・」
「そんな人気いらんわぁぁぁぁぁ!!」
聖女から【不滅のネタ帳】を奪い取ると懐にしまい、聖女に書類の山を押し付けて
「すばらしい世界を願っているんですよねぇ・・・・・では、この書類を処理して下々の平和を守ってください。」
とイイ笑顔で命令する。
どこから書類が出てきたのかというのは気にしてはいけないのだろう、どうせ部屋の隅にでもまとめられていたにちがいないのだから・・・・・・・・・・・・・
聖女は泣きながら書類を片付け始める。
「ううっ、私は私の作った物語で幸せな笑顔作りたいのに・・・・・・・・・・」
「ああ、神職君。聖女様にどんどん仕事割り振ってあげて、彼女善い世界を願っているから。紛争案件とかの難易度の高いものだと嬉しがるだろう。我等は彼女の意思を尊重して手伝ってあげようではないか。」
うわぁ、イイ笑顔だなぁ・・・・・・・・・・
議長と聖女はほっといて聖騎士と勇者(笑)に話を戻そう。書類仕事だけの描写なんて誰も望んでいないだろうし。
「異世界人、話を戻すけど。君は狭間の国まで旅をする気はないかね?」
お付き合いくださる方々に感謝を
なんか最近タイトルと内容があっていない気がする。
気にしたら負けなのだろうか?
酒飲んでごまかそう。秋イカの塩辛でも仕込みながら。




